JIS H 2150:2017 マグネシウム地金

JIS H 2150:2017 規格概要

この規格 H2150は、熱還元法又は電解法によって製造された,溶解原料,金属精錬用などに使用するマグネシウム地金について規定。

JISH2150 規格全文情報

規格番号
JIS H2150 
規格名称
マグネシウム地金
規格名称英語訳
Magnesium ingots
制定年月日
1961年3月1日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 8287:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

77.150.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
1961-03-01 制定日, 1964-12-01 確認日, 1968-01-01 確認日, 1971-02-01 確認日, 1974-01-01 確認日, 1977-01-01 確認日, 1980-02-01 確認日, 1986-02-01 確認日, 1991-08-01 確認日, 1996-06-01 確認日, 1998-11-20 改正日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2017-03-21 改正
ページ
JIS H 2150:2017 PDF [8]
                                                                                   H 2150 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験・・・・[3]
  •  7 検査・・・・[3]
  •  8 表示・・・・[3]
  •  9 報告・・・・[3]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 2150 pdf 1] ―――――

H 2150 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
マグネシウム協会(JMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
これによって,JIS H 2150:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS H 2150 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 2150 : 2017

マグネシウム地金

Magnesium ingots

序文

  この規格は,2011年に第3版として発行されたISO 8287を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,熱還元法又は電解法によって製造された,溶解原料,金属精錬用などに使用するマグネシ
ウム地金(以下,地金という。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8287:2011,Magnesium and magnesium alloys−Unalloyed magnesium−Chemical composition
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 1322 マグネシウム及びマグネシウム合金−スパーク放電発光分光分析方法
JIS H 1332 マグネシウム及びマグネシウム合金中のアルミニウム定量方法
JIS H 1333 マグネシウム及びマグネシウム合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1334 マグネシウム及びマグネシウム合金中のマンガン定量方法
JIS H 1335 マグネシウム及びマグネシウム合金中のけい素定量方法
JIS H 1336 マグネシウム及びマグネシウム合金中の銅定量方法
JIS H 1337 マグネシウム及びマグネシウム合金中のニッケル定量方法
JIS H 1338 マグネシウム及びマグネシウム合金中の鉄定量方法
JIS H 1341 マグネシウム合金中のカルシウム定量方法
JIS H 1342 マグネシウム及びマグネシウム合金中のすず定量方法
JIS H 1343 マグネシウム及びマグネシウム合金中の鉛定量方法
JIS H 1344 マグネシウム及びマグネシウム合金中のカドミウム定量方法

――――― [JIS H 2150 pdf 3] ―――――

2
H 2150 : 2017

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
純マグネシウム(unalloyed magnesium)
意図的に他の元素を添加することなく,マグネシウム成分が99.0 %(質量分率)以上含まれるもの。
3.2
マグネシウム地金(cast unalloyed magnesium)
各種形状の鋳塊に鋳造された純マグネシウム。
3.3
熱還元法(the thermal reduction method)
酸化マグネシウムに還元剤を添加して高温加熱し,純マグネシウムを製造する方法。
3.4
電解法(the electrolytic method)
塩化マグネシウムを電気分解し,純マグネシウムを製造する方法。

4 種類

  地金の種類は,9種類とし,その種類の記号は表1による。
表1−地金の記号
種類の ISO 8287 JIS H 2150:2006(旧規格)
JIS H 2150:2006(旧規格)
記号 による記号 による種類 による記号
(参考) (参考) (参考)
Mg9980A ISO Mg 99.80A マグネシウム地金3種A MI3A
Mg9980B ISO Mg 99.80B マグネシウム地金3種B MI3B
Mg9980C ISO Mg 99.80C − −
Mg9990A ISO Mg 99.90 − −
Mg9990B − マグネシウム地金2種 MI2
Mg9995A ISO Mg 99.95A マグネシウム地金1種A MI1A
Mg9995B ISO Mg 99.95B マグネシウム地金1種B MI1B
Mg9998 ISO Mg 99.98 − −
Mg9999 ISO Mg 99.99 − −

5 品質

  地金の品質は,次による。
a) 地金は,実用上有害な表面の汚れ及び品質に影響を与えるような混入物を含んではならない。表面の
汚れ及び混入物の有無の確認は,地金表面について目視で行い,その判定基準は,受渡当事者間の協
定による。
b) 地金の化学成分は,箇条6によって試験し,表2による。

――――― [JIS H 2150 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
H 2150 : 2017
表2−化学成分
単位 %
種類の Mg b) Al Mn Zn Si Cu Fe Ni Pb c) n c) a c) a c) その他
記号 の元素a)
下限値 上限値
Mg9980A 99.80 0.05 0.05 0.05 0.05 0.02 0.05 0.001 0.02 0.01 0.003 0.003 0.05
Mg9980B 99.80 0.05 0.05 0.05 0.05 0.02 0.05 0.002 0.02 0.01 − − 0.05
Mg9980C 99.80 0.05 0.1 − 0.02 0.005 0.004 0.001 − − − − 0.01
Mg9990A 99.90 0.02 0.03 − 0.03 0.004 0.04 0.001 − − − − 0.01
Mg9990B 99.90 0.01 0.01 0.05 0.01 0.005 0.04 0.001 0.01 0.01 − − 0.01
Mg9995A 99.95 0.01 0.006 0.005 0.006 0.005 0.003 0.001 0.005 0.005 0.003 0.003 0.005
Mg9995B 99.95 0.015 0.015 0.01 0.015 0.005 0.005 0.001 0.005 0.005 − − 0.005
Mg9998 99.98 0.004 0.002 0.004 0.003 0.000 5 0.002 0.000 5 0.001 0.004 − − 0.005
Mg9999 99.99 0.002 0.002 0.003 0.003 0.000 3 0.002 0.000 3 0.002 0.002 − − 0.003
注a) その他の元素のうち,Cd,Hg,As及びCrの合計は,0.01 %以下とし,その分析試験の実施は受渡当事者間の
規定による。また,注文者より食品分野及び医療分野で使用する旨の指定があった場合は,必ず分析試験の結
果を提出するものとする。
b) マグネシウムの含有率は,この表で規定しているマグネシウム以外の元素並びに注文者の要求及び/又は受渡
当事者間の協定によって分析を行う元素の含有率合計を,100から減じた値とする。
c) これらの元素は,注文者の要求があった場合にのみ分析し,表の該当する規定値を適用する。注文者の要求が
ない場合及び規定値が“−”の場合には,分析対象として扱わないものとする。

6 試験

  地金の試験は,次による。
a) 化学成分の分析試験は,次のいずれかによる。ただし,規定のない成分の分析試験は,受渡当事者間
の協定による。
JIS H 1322,JIS H 1332,JIS H 1333,JIS H 1334,JIS H 1335,JIS H 1336,JIS H 1337,JIS H 1338,
JIS H 1341,JIS H 1342,JIS H 1343,JIS H 1344
b) 分析試験の試料は,受渡当事者間の協定による場合を除き,溶湯中から採取する試料による。

7 検査

  地金の検査は,同一溶解による鋳造ごとに行い,次による。
a) 表面の汚れ及び混入物については,箇条5のa)に適合しなければならない。
b) 化学成分は,箇条5のb)に適合しなければならない。

8 表示

  地金は,1包装ごとに,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類の記号
b) 同一溶解による鋳造ごとの番号
c) 製造業者名又はその略号
d) 1包装ごとの質量

9 報告

  化学成分の分析試験の成績表は,注文者の要求があった場合には提出しなければならない。

――――― [JIS H 2150 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS H 2150:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8287:2011(MOD)

JIS H 2150:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 2150:2017の関連規格と引用規格一覧