この規格ページの目次
JIS H 8679-2:2013 規格概要
この規格 H8679-2は、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した陽極酸化皮膜のグリッド方法による孔食の評価方法について規定。
JISH8679-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS H8679-2
- 規格名称
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜に発生した孔食の評価方法―第2部 : グリッド方法
- 規格名称英語訳
- Anodizing of aluminium and its alloys -- Rating system for the evaluation of pitting corrosion -- Part 2:Grid method
- 制定年月日
- 1999年8月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8994:2011(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.220.20, 77.060, 77.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 金属表面処理 2021
- 改訂:履歴
- 1999-08-20 制定日, 2004-01-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS H 8679-2:2013 PDF [8]
H 8679-2 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 評価方法・・・・[2]
- 4.1 試験片の調製・・・・[2]
- 4.2 観察環境・・・・[3]
- 4.3 グリッドレイティングナンバ(GRN)の評価・・・・[3]
- 5 試験結果の表し方・・・・[3]
- 6 試験報告書・・・・[3]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS H 8679-2 pdf 1] ―――――
H 8679-2 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人軽金
属製品協会(JAPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS H 8679-2:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS H 8679の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS H 8679-1 第1部 : レイティングナンバ方法
JIS H 8679-2 第2部 : グリッド方法
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS H 8679-2 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
H 8679-2 : 2013
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜に発生した孔食の評価方法−第2部 : グリッド方法
Anodizing of aluminium and its alloys- Rating system for the evaluation of pitting corrosion-Part 2: Grid method
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたISO 8994を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金の製品(以下,製品という。)に施した陽極酸化皮膜(以
下,皮膜という。)のグリッド方法による孔食の評価方法について規定する。
この評価方法は,腐食試験及び屋外暴露試験の試験片,並びに実際の環境で使用された製品に生じた孔
食の程度を,グリッドレイティングナンバ(GRN)又は欠陥格子の発生比率(%)で評価する。
この規格は,皮膜を貫通し,金属素地に達した孔食だけに適用する。
注記1 グリッド方法は,自動車産業で用いられるような比較的薄い皮膜に対する短期の腐食試験の
評価方法として用いられる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8994:2011,Anodizing of aluminium and its alloys−Rating system for the evaluation of pitting
corrosion−Grid method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0201 アルミニウム表面処理用語
JIS H 8688 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の単位面積当たりの質量測定方法
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
――――― [JIS H 8679-2 pdf 3] ―――――
2
H 8679-2 : 2013
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8720 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
JIS Z 9112 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS H 0201による。
3.1
有効面(significant surface)
製品の表面に施した皮膜が用途に適合する品質を満たすことが不可欠な面。試験片の端部は,有効面に
は含めない。
3.2
孔食(corrosion pit)
局部腐食が金属内部に向かって孔状に進行する腐食。
3.3
欠陥格子(lattice defect)
有効面を縦横各5 mm間隔のグリッドで区切ったとき,短径が0.1 mm以上,かつ,1個以上の孔食が発
生している格子。
3.4
グリッドレイティングナンバ(GRN)(grid rating number)
製品に発生した孔食の程度を,欠陥格子の発生比率で表した数値。
4 評価方法
4.1 試験片の調製
試験片上の有効面は,5 000 mm2以上の大きさであることが望ましい。孔食の状態を明確にするため,
試験片の腐食生成物,水あかなどの汚れは,次に示すa) d)のうちのいずれかの方法によって除去する。
なお,d)に示す方法は,皮膜を溶解してアルミニウム素地に達している孔食を評価する場合に用いる。
a) 適切な研削材を含む液に浸した柔らかい布を用いて試験片をぬぐい,腐食生成物を除去し,清浄な水
で水洗して風乾する。
b) 5 ℃35 ℃の室内で,JIS K 8180に規定する塩酸[約35 %(質量分率)]体積1に対して体積10の
水を加えた溶液に浸したナイロンブラシなどで試験片の腐食生成物を除去し,清浄な水で水洗して風
乾する。
c) 5 ℃35 ℃の室内で,JIS K 8541に規定する硝酸[約60 %(質量分率)]体積1に対して体積1の水
を加えた溶液に試験片を510分間浸せきし,ナイロンブラシなどで試験片の腐食生成物を除去し,
清浄な水で水洗して風乾する。
d) 95 ℃100 ℃に加熱したJIS H 8688に規定する試験液[りん酸−酸化クロム(VI)混合溶液]中に
約10分間浸せきし,試験片の腐食生成物及び皮膜を溶解し,清浄な水で水洗して風乾する。
注記 この方法は,濃色の皮膜に対して特に有効である。
警告 この試験溶液に含まれる六価クロムは,毒性があり,正しく取り扱わなければならない。
六価クロムを含む水溶液は,環境及び水域に著しい影響を与える。
――――― [JIS H 8679-2 pdf 4] ―――――
3
H 8679-2 : 2013
4.2 観察環境
グリッドレイティングナンバ(GRN)の評価は,拡散昼光1)の下,又は人工光源の下で行う。観察場所
の明るさは,照度が600 Lx以上とし,人工光源を用いる場合は,JIS Z 8720の5.3(常用光源)に規定す
る常用光源D65又はJIS Z 9112に規定する高演色形の蛍光ランプ(演色AAA)の光源の下で行う。
注1) 拡散昼光とは,日の出3時間後から日の入り3時間前までの間の直射を避けた,北窓からの光
をいう。
4.3 グリッドレイティングナンバ(GRN)の評価
皮膜を貫通していない変色などの表面欠陥及び試験片の端面に生じた腐食は,評価の対象としない。
縦横各5 mm間隔で,0.1 mmの線幅を刻印した透明なフィルムの碁盤目状のグリッドを少なくとも5 000
mm2の試験片上の有効面に置き,欠陥格子の数を数える。この場合,1個の格子の中に存在する孔食の数
は,問わない。1個及び複数の孔食が格子の境界線に重なった場合は,孔食の面積の占める割合が大きい
格子で数える。
次に,表1と対比して,グリッドレイティングナンバ(GRN)として評価するか,又は式(1)によって,
欠陥格子の数と有効面に対応する格子全数との比率によって,欠陥格子の発生比率(%)を求める。発生
比率(%)は,JIS Z 8401の規則Aによって,小数点以下1桁に丸める。
Ds= N 100 (1)
Nt
ここに, Ds : 欠陥格子の発生比率(%)
N : 欠陥格子の数
Nt : 格子の全数
表1−グリッドレイティングナンバ(GRN)と欠陥格子の発生比率との関係
グリッドレイティング 欠陥格子の発生比率 欠陥格子の数(N)
ナンバ(GRN) Ds(%) Nt=200の場合
0 0.0 0
1 0.0を超え 0.5以下 1
2 0.5を超え 1以下 2
3 1を超え 2以下 3又は4
6 2を超え 4以下 5以上 8以下
12 4を超え 8以下 9以上 16以下
25 8を超え 16以下 17以上 32以下
50 16を超え 32以下 33以上 64以下
100 32を超え 64以下 65以上 128以下
200 64を超え 129以上
5 試験結果の表し方
試験結果は,グリッドレイティングナンバ(GRN),及び/又は式(1)で求めた欠陥格子の発生比率(%)
で表す。
6 試験報告書
試験報告書には,次の事項を含めなければならない。
a) この規格の番号 : JIS H 8679-2
――――― [JIS H 8679-2 pdf 5] ―――――
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JIS H 8679-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8994:2011(MOD)
JIS H 8679-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.10 : アルミニウム及びアルミニウム合金
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS H 8679-2:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0201:1998
- アルミニウム表面処理用語
- JISH8688:2013
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の単位面積当たりの質量測定方法
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
- JISZ9112:2019
- 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分