JIS K 0042:1996 高精度二酸化炭素標準ガス | ページ 2

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K 0042-1996
附属書 二酸化炭素一次標準ガスの調製方法
1. 適用範囲 この附属書は,二酸化炭素一次標準ガスの調製方法について規定する。
2. 原料ガス 二酸化炭素一次標準ガスの原料は,本体表2の成分ガス及び本体表3の希釈ガスとする。
3. 高圧ガス容器及び弁 高圧ガス容器及び弁は,高圧ガス取締法に定められた圧縮ガスを充てんするた
めのもので次による。
(1) 高圧ガス容器 高圧ガス容器は,JIS B 8241に規定する次の(a)のもの,JIS H 4140に規定する合金番
号6061と同一の化学成分のものを原料として製造した(b)のもので,充てんする二酸化炭素一次標準
ガスが濃度変化を生じないように内面処理を施したもの。
(a) マンガン鋼製高圧ガス容器
(b) アルミニウム合金製高圧ガス容器
(2) 高圧ガス容器用弁 高圧ガス容器用弁は,JIS B 8246に規定され,かつ,二酸化炭素一次標準ガスの
濃度に対する影響が小さいもの。
4. 調製及び充てん方法 二酸化炭素一次標準ガスは,3.(1)の高圧ガス容器と2.の原料ガスを用いて質量
比混合法によって調製する。
(1) 高圧ガス容器の前処理 二酸化炭素一次標準ガスの調製に用いる高圧ガス容器には,あらかじめ容器
内面の汚染物質の除去,清浄化及び不活性化のための加熱真空排気及びガス処理を行う。加熱真空排
気及びガス処理の条件例を下記に示す。
マンガン鋼製高圧ガス容器の加熱真空排気及びガス処理の条件例
加熱温度 150℃
真空度 6.5Pa [{5×10-2Torr}] 以下
排気時間 4時間
冷却 窒素ガスを大気圧より若干高めの圧力で充てんし,放置する。
処理ガスの充てん 4 000volppmの二酸化炭素混合ガスを0.2MPa程度充てんする。
放置期間 10日間程度放置する。
(2) 二酸化炭素一次標準ガスの調製方法 二酸化炭素一次標準ガスは,質量比混合法で調製する。調製手
順例を下記に示す。
(a) 5vol%二酸化炭素混合ガスの調製 2.の成分ガス及び希釈ガスを原料に,質量比混合法で二酸化炭
素濃度が5vol%になるように調製する。その後,高圧ガス容器内で成分ガスと希釈ガスが均一に混
合されるように操作を施す。
(b) 4 000volppm二酸化炭素混合ガスの調製 (a)の5vol%中間原料及び2.の希釈ガスを原料に,質量比
混合法で二酸化炭素濃度が4 000volppmになるように調製する。その後,高圧ガス容器内で成分ガ
スと希釈ガスが均一に混合されるように操作を施す。
(c) 二酸化炭素一次標準ガスの調製 (b)の4 000volppm中間原料及び2.の希釈ガスを原料に,質量比混

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合法で本体表1の高精度二酸化炭素標準ガスの値付けに必要な濃度の二酸化炭素一次標準ガスを調
製する。その後,高圧ガス容器内で成分ガスと希釈ガスが均一に混合されるように操作を施す。
高精度二酸化炭素標準ガス日本工業規格(日本産業規格)新規原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員会) 荒 木 峻 東京都立大学名誉教授
○ 地 崎 修 工業技術院標準部
津 田 博 通商産業省計量行政室
◎ 指 宿 堯 嗣 工業技術院資源環境技術総合研究所
○ 内 川 恵三郎 工業技術院計量研究所
○ 加 藤 健 次 工業技術院物質工学工業技術研究所
○ 平 野 耕一郎 横浜市環境科学研究所
川 村 周 三 社団法人日本電気計測器工業会(横河電気
株式会社)
中 田 章 社団法人日本分析機器工業会(株式会社島
○ 津製作所)
○ 三 笠 元 株式会社堀場製作所
○ 奈 島 伴 治 特殊ガス工業会(住友精化株式会社)
宮 崎 雅 嗣 大陽酸素株式会社
○ 宇都宮 良 明 日本酸素株式会社
早 瀬 敏 克 高千穂化学工業株式会社
○ 加 山 英 男 財団法人日本規格協会
○ 飯 島 弘 淳 財団法人化学品検査協会
(事務局) 野 村 杉 哉 財団法人化学品検査協会
備考 ◎印は,分科会長も兼ねる。○印は,分科会委員も兼ね
る。

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