JIS K 0069:1992 化学製品のふるい分け試験方法 | ページ 2

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K 0069-1992
図1 積算分布による表示の一例
6.2 湿式ふるい分け試験方法
6.2.1 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
(1) ふるい JIS Z 8801に規定する網ふるいで,ふるい枠の内径の寸法が75mm。
(2) はかり(天びん) 6.1.1(3)による。
(3) 乾燥器 6.1.1(4)による。
(4) デシケーター 6.1.1(5)による。
(5) ビーカー JIS R 3503に規定する呼び容量100ml又は200ml。
(6) はけ 幅15mmの平ばけで,穂の長さが約25mmで毛のしなやかなもの。
(7) 蒸発皿 JIS R 1302に規定する直径120mmの平底形。
6.2.2 試薬 試薬は,次のとおりとする。
(1) 水 浮遊物を認めない清澄なもの。上水道水を用いてもよい。
(2) 湿潤剤 JIS K 8102に規定するエタノール (95)。エタノールに溶解する試料の場合は,用いる湿潤剤
を別に規定する。
6.2.3 試料の採取 5.による。
6.2.4 操作 操作は,必要なふるい1個ずつについて,次のとおり行う。
(a) ふるいを105±2℃に保った乾燥器で30分間加熱し,デシケーター中で放冷した後,質量を1mgの
けたまで量る。
(b) さらに,15分間乾燥し,デシケーター中で放冷した後,質量を1mgのけたまで量る。
(c) (b)を繰り返して,質量の変化が1mg以下になったときの質量を記録する。
(d) あらかじめほぐした試料を1mg(5)のけたまで量り取り,ビーカーに入れる。
注(5) 試料の大きさによって最小の読み取り量を別に規定してもよい。
(e) 試料が十分にぬれる程度の湿潤剤を加えて潤し,ガラス棒で軽く圧して塊を崩す。
(f) 水(6)を加えて十分にかき混ぜた後,液中に浮遊する部分をビーカーに載せたふるい網の上に移す。
ふるい網の両面はあらかじめ湿潤剤で潤しておく。
注(6) 試料が水に溶解するか又は浮遊する場合は,用いる液体を別に規定する。
(g) 水を残りの試料に加え,同様にふるい網の上に移す。この操作を繰り返して,すべての試料をふる
い網の上に移す。

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(h) 水を少量ずつ注ぎかけながら,ふるいを揺り動かして試料の大部分を通す。
(i) そのふるいを蒸発皿の中に入れ,ふるい網の上15mmになるまで水を入れる。
(j) はけを用いて軽くふるい網の上を掃く。掃く速さは毎秒1回とし,20回ごとにふるいを蒸発皿から
引き上げ,水をふるい目から流し出し,40回ごとに蒸発皿の中の水を取り替える。
(k) これを繰り返して,蒸発皿の中の水に試料を,目視によって認めなくなった後,はけに付着した固
形物を水でふるい網の上に洗い落とし,ふるいを湿潤剤でよく洗う。
(l) (a)(c)によって,質量の変化が1mg以下になったときの質量から初めに記録したふるいの質量を
差し引いて,ふるい上の質量を求める。
6.2.5 計算 ふるい残分及び粒子径分布は,次の式によって算出し,小数点以下第1位に丸める。
(1) ふるい残分
A 100
ここに, A : ふるい残分 (%)
B : ふるい上の質量 (g)
S : 試料の質量 (g)
(2) 粒子径分布 粒子径範囲に対応するふるい残分を求める。試験結果を積算分布で表す場合は,粒子径
範囲の大きい順にふるい残分を求めた後,ふるい残分を積算して粒子径範囲に対応する積算百分率を
求める。
6.2.6 結果の表示 6.1.7による。
7. 化学製品を取り扱うときの注意事項 化学製品を取り扱うときには,まずその物質の名称を確認し,
その安全性について確認する。その物質の物性など情報が不十分で安全性の確認ができないときは,事前
に調査を行い,十分な安全性の対策を施したうえで取り扱う。
危険性,有害性,放射性などに関し法規上の規制があるものについては,十分な準備と対策を施した後,
関連する法令・規則によって取り扱わなければならない。
付表1 引用規格
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 8102 エタノール (95) [エチルアルコール (95)](試薬)
JIS M 8100 粉塊混合物−サンプリング方法通則
JIS R 1302 化学分析用磁器蒸発ざら
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8801 標準ふるい
JIS Z 8815 ふるい分け試験方法通則

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K 0069-1992
化学製品一般試験方法JIS改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属 JIS 小 第3
委員会 委員会 分科会
(委員長) 荒 木 峻 東京都立大学 ○
細 川 幹 夫 工業技術院標準部 ○
寺 西 大三郎 通商産業省基礎産業局 ○
三 井 清 人 通商産業省計量研究所 ○ ○
川 瀬 晃 通商産業省化学技術研究所 ○ ○
主査
平 井 信 次 通商産業省通商産業検査所 ○ ○ ○
武 田 寧 厚生省国立衛生試験所 ○
栗 原 力 財団法人化学品検査協会 ○
石 見 妙 晴 社団法人日本化学会 ○
(旭化成工業株式会社)
大 森 道 昭 日本科学機器団体連合会 ○ ○
(株式会社離合社)
加 藤 幸 雄 日本理化学硝子機器工業会 ○
(柴田科学器械工業株式会社)
坂 田 衞 日本分析機器工業会 ○
(株式会社島津製作所)
辻 洋 典 石油化学工業協会 ○
猪 瀬 太 郎 社団法人日本芳香族工業会 ○ ○
竹 内 幸 夫 日本試薬連合会 ○ ○ ○
(和光純薬工業株式会社)
池 田 順 一 財団法人日本規格協会 ○
西 川 光 一 社団法人日本化学工業協会 ○
幹事
桑 田 真 一 三菱化成株式会社総合研究所 ○ ○ ○
前 川 正 和 株式会社住化分析センター ○ ○
幹事
鈴 木 正 儀 昭和電工株式会社川崎工場 ○ ○ ○
三 浦 一 清 三井東圧化学株式会社総合研究所 ○ ○
川 村 隆 宏 昭和電工株式会社 ○
丸 山 博 京都電子工業株式会社 ○
山 下 憲 一 社団法人日本粉体工業技術協会 ○
田 坂 勝 芳 工業技術院標準部 ○ ○
(事務局) 吉 田 千 秋 社団法人日本化学工業協会 ○ ○

JIS K 0069:1992の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 0069:1992の関連規格と引用規格一覧