JIS K 0306:2004 空気中の揮発性有機化合物の検知管による測定方法

JIS K 0306:2004 規格概要

この規格 K0306は、空気中の揮発性有機化合物の内,トリクロロエチレン(トリクロロエテン)及びテトラクロロエチレン(テトラクロロエテン)の濃度を長時間用測長形検知管を用いて測定する方法について規定。

JISK0306 規格全文情報

規格番号
JIS K0306 
規格名称
空気中の揮発性有機化合物の検知管による測定方法
規格名称英語訳
Measuring method for volatile organic compounds in airborne by gas detector tube
制定年月日
2004年5月20日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.040.20, 71.040.40, 71.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021
改訂:履歴
2004-05-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS K 0306:2004 PDF [10]
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まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
この規格の一部が、技術的性質をもつ特許権、出願公開後の特許出願、実用新案権、又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は、
このような技術的性質を持つ特許権、出願公開後の特許出願、実用新案権、又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について、責任はもたない。
JIS K 0306には,次に示す附属書がある。
附属書(規定)検知管の性能試験方法

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 0306 pdf 1] ―――――

K 0306 : 2004

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 測定方法の概要・・・・[1]
  •  5. 種類・・・・[2]
  •  6. 器具及び装置・・・・[2]
  •  7. 測定手順・・・・[4]
  •  附属書(規定)検知管の性能試験方法・・・・[6]
  •  1 検知管の性能試験方法・・・・[6]
  •  2. 検知管の表示事項・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 0306 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                         JIS
K 0306 : 2004

空気中の揮発性有機化合物の検知管による測定方法

        measuring method for volatile organic compounds in airborme by gas
detector tube

序文

 揮発性有機化合物を取扱う際の環境管理を行うために,近傍の空気中濃度の測定が必要なことが多
い。この規格は,これらの測定を簡易に行えるよう作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1. 適用範囲

 この規格は空気中の揮発性有機化合物の内,トリクロロエチレン(トリクロロエテン)及
びテトラクロロエチレン(テトラクロロエテン)の濃度を長時間用測長形検知管を用いて測定する方法に
ついて規定する。また,この規格は測定対象物質の濃度が数 10 から数 100 μg/m3 及びその前後で,検
知管に対する妨害物質の影響が無視できる場合に適用する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7516 金属製直尺
JIS K 0804 検知管式ガス測定器
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 9015 計数値検査に対する抜取検査手順
JIS Z 9010 計量値検査のための逐次抜取方式(不適合品パーセント,標準偏差既知)

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 検知剤 試料空気中の測定対象物質と速やかに反応して,反応部分と未反応部分が明確に区別できる
試薬を担体粒子に添着したもの。
b) 測長形検知管 透明な管に検知剤を充てんしたもので,着色層の長さにより測定対象物質濃度を測定
する検知管。
c) 長時間用検知管 数 10 分間の平均物質濃度測定を目的とする検知管。
d) 前処理管 除湿剤又は分解反応剤など試料空気の前処理剤を充てんした管で,検知管の前段に接続し
て用いるもの。
e) 試料空気採取装置 前処理管及び検知管を接続し,試料空気を一定の通気速度で検知管等を通して,
測定対象物質(トリクロロエチレン及びテトラクロロエチレン)を採取する装置。

4. 測定方法の概要

 測定方法は, 測定対象物質用の検知管を通して試料空気を電動ポンプにて連続的に
吸引する方式とし,測定対象物質と検知剤との反応により生じた変色先端の濃度目盛から,測定対象物質
濃度を求める。

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K 0306 : 2004

5. 種類

 測定対象物質による検知管の種類は,表1の測定対象物質の名称をそれぞれ付けて表す。
表 1 測定対象物質による検知管の種類
測定対象物質
N0 検知管の名称 化学式
1 トリクロロエチレン Cl2C=CHCl
2 テトラクロロエチレン Cl2C=CCl2

6. 器具及び装置

6.1   試料空気採取装置
6.1.1 概要 前処理管,検知管と接続した試料空気採取装置の例を,図1に示す。試料空気採取装置は検
知管取付口,吸引ポンプ,吸引流量の調整部及び表示部を備え,連続的に試料空気を吸引できる構造のも
のとする。
図 1
図 2 前処理管,検知管を接続した試料空気採取装置の例(破線の部分が一体となったものでもよい)
6.1.2 性能 試料空気採取装置の品質及び性能は, 次のとおりとする。
a) 安定性 吸引ポンプは,前処理管及び検知管を接続した状態で,検知管の使用条件を満足する吸引量
で吸引でき,脈動が無く ±5% 以内の安定した流速で吸引できること。
b) 再現性 設定流量は ±5% 以内で再現性があること。
6.1.3 試験
a) 安定性試験 図1の例に示すように,試料空気採取装置に前処理管及び検知管を接続し,さらに前処
理管の前段に石鹸膜流量計を接続した状態で装置を連続運転し,10 分ごとに石鹸膜流量計の指示値を
3 回以上記録する。
b) 再現性試験 6.1.3 a) の試験について,いったん電源を切り再度電源を投入して3回繰り返す。
6.2 検知管及び前処理管

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6.2.1 構造 前処理管及び検知管は,内径が均一で全長がそろったガラス管などの透明な管に一定量の前
処理剤又は検知剤を充てんし,これが緩まないように栓などを当て,さらに管の両端を密閉したものとす
る。検知管の濃度目盛は,容易に消えないものとする。
6.2.2 品質及び性能 検知管の品質及び性能は,表2のとおりとする。試験方法は附属書に示す。
表 2 検知管(1)の品質及び性能
項目 品質及び性能
外観 ピンホール, き裂, きずなどが無く, 目盛は鮮明であること。
測定下限 トリクロロエチレン 30μg/m3 以下であること。
テトラクロロエチレン 30μg/m3 以下であること。
測定上限 トリクロロエチレン 300μg/m3 以上であること。
テトラクロロエチレン 300μg/m3 以上であること。
指示精度 目盛範囲の1/3以上の試験用ガス濃度に対する誤差
検知管の指示値 25% 以内
指示値の平均値 15% 以内
目盛範囲の1/3以下の試験用ガス濃度に対する誤差
検知管の指示値 35% 以内
指示値の平均値 25% 以内
変色先端面の傾斜 図2に示す L/Mの値 20% 以内
温度による影響 温度 10±2(℃) 及び 30±2(℃) において,指示精度を満足すること。
湿度による影響 相対湿度 20±10(%) 及び 80±10(%) において,指示精度を満足すること。
ガス入口側検知剤 図3に示す lの値 2mm 以内
端面の傾斜
注(1)ここで検知管と表記してあるのは,前処理管を含んだ性能である。

――――― [JIS K 0306 pdf 5] ―――――

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