JIS K 0307:2008 ポリアクリル酸系高吸水性樹脂の空中浮遊量測定方法―原子吸光分光法

JIS K 0307:2008 規格概要

この規格 K0307は、原子吸光分光法を用いてナトリウム(Na)を測定することによって,空中浮遊粉じん(塵)中のポリアクリル酸系高吸水性樹脂粉じん(PA粉じん)のパーソナル法について規定。

JISK0307 規格全文情報

規格番号
JIS K0307 
規格名称
ポリアクリル酸系高吸水性樹脂の空中浮遊量測定方法―原子吸光分光法
規格名称英語訳
Urine-absorbing aids for incontinence -- Measurement of airborne respirable polyacrylate superabsorbent materials -- Determination of dust in collection cassettes by sodium atomic absorption spectrometry
制定年月日
2008年5月20日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17191:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

11.180, 71.040.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-05-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 0307:2008 PDF [19]
                                                                                   K 0307 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 原理・・・・[2]
  •  4 試薬・・・・[2]
  •  5 装置・・・・[3]
  •  6 方法・・・・[3]
  •  6.1 サンプルの準備及び注意事項・・・・[3]
  •  6.2 ナトリウム測定・・・・[9]
  •  7 計算・・・・[9]
  •  8 試験報告書・・・・[10]
  •  附属書A(規定)ISO形カセット・・・・[12]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 0307 pdf 1] ―――――

K 0307 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本衛生材料工業連合会 (JHPIA) 及
び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 0307 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 0307 : 2008

ポリアクリル酸系高吸水性樹脂の空中浮遊量測定方法−原子吸光分光法

Urine-absorbing aids for incontinence-Measurement of airborne respirablepolyacrylate superabsorbent materials-Determination of dust in collectioncassettes by sodium atomic absorption spectrometry

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 17191を基に,対応国際規格の技術的内容及び構成
の一部を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
ISO 17191を修正することにした主な理由は,個人ばく露量を測定する方法(以下,パーソナル法とい
う。)でのサンプル捕集方法の記載がなく,また,同等性能をもつサンプル捕集部品を使用可能にすること
にある。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,原子吸光分光法を用いてナトリウム (Na) を測定することによって,空中浮遊粉じん(塵)
中のポリアクリル酸系高吸水性樹脂粉じん(以下,PA粉じんという。)のパーソナル法について規定する。
PA粉じんサンプルは,ポリテトラフルオロエチレン製フィルター及びプラスチック製多孔支持板を取り付
けた,ポリスチレン・アクリロニトリル製などの大気監視カセットに捕集する。この方法は,0.260
(検出限界0.2 柿 の範囲の,PA粉じん捕集サンプルの測定に適用する。
なお,この試験方法は,ポリアクリル酸系高吸水性樹脂取扱作業時のPA粉じん量測定に限定されるも
のであり,ポリアクリル酸系高吸水性樹脂及び高吸水性樹脂を使用する製品の規格については適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17191 : 2004,Urine-absorbing aids for incontinence−Measurement of airborne respirable
polyacrylate superabsorbent materials−Determination of dust in collection cassettes by sodium atomic
absorption spectrometry (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

――――― [JIS K 0307 pdf 3] ―――――

2
K 0307 : 2008
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8839 2-プロパノール(試薬)
ISO 3696 : 1987,Water for analytical laboratory use−Specification and test methods

3 原理

  大気監視カセットに捕集したPA粉じん中のナトリウム含有量を原子吸光分析法を用いて測定する。ナ
トリウムは,塩化カリウム溶液中でカリウムとの交換によって,PA粉じんから放出させて測定する。溶出
したナトリウム量を原子吸光分析法で測定し,大気監視カセット中に存在するブランクのナトリウム質量
を差し引いて,捕集したPA粉じんの質量を計算する。
環境中に存在する微量のナトリウムによるノイズを最小限度にするために,PA粉じんを捕集する前に,
大気監視カセットをあらかじめ洗浄しておく。分析は,所定量の塩化カリウム溶液を大気監視カセットか
ら吸引して,直接原子吸光装置の試料原子化部(スプレーチャンバー)に注入して行う。

4 試薬

  この測定方法に用いる試薬は,次による。塩化カリウム (4.1) 及び2-プロパノール (4.3) はガラス容器
に保管し,これら以外の試薬及び溶液は,すべてプラスチック容器に入れて保管する。
4.1,4.2及び4.3に規定する試薬及び溶液は,大気監視カセットの清浄化又はナトリウム (Na) の分析に
用いる前に,原子吸光分析法でナトリウム (Na) 含有量を分析する。
4.1 塩化カリウム JIS K 8121に規定する,電気伝導度測定用を用いる。又はナトリウム含有量10 最一
以下のもの。
4.2 水 JIS K 0557に規定する水,好ましくはNa含有量0.01 mg/L未満のもの。又はISO 3696のグレー
ド1適合品で,Na含有量0.1 mg/L未満のもの。
4.3 2-プロパノール (IPA) IS K 8839に規定するもの。
4.4 ナトリウム基準液 [Na 1 000 mg/L1) ]
注1) 1 mg/L=1 ppm
4.5 塩化カリウム溶液 濃度ρ(KCl)=2 000 mg/L
塩化カリウム(4.1) 2.0 gをポリプロピレン製フラスコにとり,水 (4.2) に溶かして1 Lとする。この溶液
のナトリウム含有量は,0.1 mg/L未満とする。
4.6 ナトリウム標準液 ナトリウム (Na) 標準液は,特定標準物質(国家計量標準)品の保証期限内のも
の。
原子吸光分析法用の濃度ρ(Na) は,0.1 mg/L,0.5 mg/L,1.0 mg/L及び2.0 mg/L とする。
ポリプロピレン製全量フラスコ1 000 mLにナトリウム基準液1 000 mg/L (4.4)0.052 mLを段階的 (0.05,
0.25,0.5,1 mL)にとり,2-プロパノール (4.3) 100 mLを加え,塩化カリウム溶液2 000 mg/Lを標線まで
加える。
4.7 原子吸光ゼロ合わせ溶液 塩化カリウム溶液 (2 000 mg/L) に2-プロパノール (4.3) を添加し,2-プロ
パノールの濃度が10 %(体積百分率)になるよう調製する。

――――― [JIS K 0307 pdf 4] ―――――

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K 0307 : 2008

5 装置

  この測定方法に用いる装置は,次による。
5.1 原子吸光分析装置 JIS K 0121の5.(原子吸光分析)に規定するもの。
5.2 試料原子化部及びバーナー 微量ナトリウム測定用を用いる。
5.3 ナトリウム用中空陰極ランプ(ホロカソードランプ)
5.4 ピペット 0.5 mL及び4.5 mLの計量ができるもの。
5.5 プラスチック製手袋 粉なしのもの。
5.6 全量フラスコ 容量1 000 mL及び100 mLの,ポリプロピレン製又はほうけい酸ガラス製のもの。
5.7 スパーテル
5.8 大気監視カセット 大気監視カセット(以下,カセットという。)は,分粒特性4 ┰ を
もつもの。フィルターは,材質がポリテトラフルオロエチレン製樹脂(以下,PTFEという。)で,直径0.3
穎 浮遊粒子及びエアゾールの捕集効率が99.9 %のもの。サンプル捕集の部品によって,表1
に示す2種類がある。
表1−カセットの種類
種類 カセットの構造例
JIS形カセット 図1参照
ISO形カセット 図A.1による
5.9 定流量ポンプ カセットで指定する流量を吸引する能力をもち,かつ,その流量を一定に保つ機能
をもつポンプ。
5.10 フラットベッド(平台)形実験室用振とう(盪)機 PTFEフィルターからナトリウムを抽出するた
めに用いる,振とう(盪)できるもの(以下,平台形振とう機という。)。
5.11 高性能エアフィルター (HEPA) 付きPTFEフィルター前処理装置 組立式マニホルドで,洗浄及び
乾燥に用いるPTFEフィルター前処理器具は,直径0.3 μmを超える空中浮遊粒子及びエアゾールを最低流
量5 L/minで捕集できる,高性能エアフィルター (HEPA) 付きの器具とする。このPTFEフィルター前処
理器具を複数もつもの(以下,前処理装置という。)を用いる。前処理装置の種類を,表2に示す。
なお,高性能エアフィルター (HEPA) は,前処理乾燥用の除じんフィルターであり,カセット (5.8) に
は用いない。
表2−前処理装置の種類
種類 装置
JIS形前処理装置 図2参照
ISO形前処理装置 図A.2及び図A.3参照

6 方法

6.1 サンプルの準備及び注意事項

6.1.1  空気,PA粉じんサンプルの捕集前に行うPTFEフィルターの準備及び洗浄
6.1.1.1 JIS形カセットを用いる場合
a) 空気サンプルの捕集に用いる前に清浄化したPTFEフィルター(図1参照)の準備した日付が追跡で
きるように,PTFEフィルター別に個別の番号をラベルに明示しておく。また,準備したPTFEフィル

――――― [JIS K 0307 pdf 5] ―――――

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  • ISO 17191:2004(MOD)

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