この規格ページの目次
JIS K 0420-71-30:2000 規格概要
この規格 K0420-71-30は、一定の水質条件下で安定な不揮発性の単一物質の,淡水魚の1種[ゼブラフィッシュ(Brachydanio rerio Hamilton-Buchanan)(真骨類,コイ科)通称ゼブラフィッシュ]に対する急性毒性致死濃度を測定する流水法について規定。
JISK0420-71-30 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0420-71-30
- 規格名称
- 水質―淡水魚[ゼブラフィッシュ(Brachydanio rerio Hamilton-Buchanan)(真骨類,コイ科)]に対する化学物質の急性毒性の測定―第3部 : 流水法
- 規格名称英語訳
- Water quality -- Determination of the acute lethal toxicity of substances to a freshwater fish [Brachydanio rerio Hamilton-Buchanan (teleostei, Cyprinidae)] -- Part 3:Flow-through method
- 制定年月日
- 2000年8月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7346-3:1996(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.060.70
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2000-08-20 制定日, 2005-06-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 0420-71-30:2000 PDF [16]
K 0420-71-30 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS K 0420-71-30には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) の管理と飼育のための
環境要素
附属書B(参考) データ記録の推奨形式
附属書C(参考) 参考文献
JIS K 0420 シリーズは,次に示す各部からなる。
JIS K 0420-71-10 水質−淡水魚[ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) (真骨類,
コイ科)]に対する化学物質の急性毒性の測定−第1部 : 止水法
JIS K 0420-71-20 水質−淡水魚[ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) (真骨類,
コイ科)]に対する化学物質の急性毒性の測定−第2部 : 半止水法
JIS K 0420-71-30 水質−淡水魚[ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) (真骨類,
コイ科)]に対する化学物質の急性毒性の測定−第3部 : 流水法
JIS K 0420-73-10 水質−セネデスムス (Scenedesmus subspicatus) 及びセレナスツルム (Selenastrum
capricornutum) を用いた淡水藻類の成長阻害試験
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 0420-71-30 pdf 1] ―――――
K 0420-71-30 : 2000
pdf 目次
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[2]
- 1A. 引用規格・・・・[2]
- 2. 原理・・・・[2]
- 3. 試験生物及び試薬・・・・[3]
- 4. 装置・・・・[4]
- 5. 試験環境・・・・[5]
- 6. 手順・・・・[5]
- 6.1 魚の状態・・・・[5]
- 6.2 限度試験・・・・[5]
- 6.3 予備試験・・・・[5]
- 6.4 最終試験・・・・[5]
- 7. 試験結果の表現・・・・[6]
- 7.1 妥当性・・・・[6]
- 7.2 LC50の算定・・・・[7]
- 8. 試験報告・・・・[8]
- 附属書A(参考) ゼブラフィッシュ(Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) の管理と飼育のための環境要素・・・・[10]
- 附属書B(参考) データ記録の推奨形式・・・・[12]
- 附属書C(参考) 参考文献・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 0420-71-30 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0420-71-30 : 2000
水質−淡水魚[ゼブラフィッシュ(Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan)(真骨類,コイ科)]に対する化学物質の急性毒性の測定−第3部 : 流水法
Water quality−Determination of the acute lethal toxicity ofsubstances to a freshwater fish [Brachydanio rerioHamilton−Buchanan (teleostei, Cyprinidae) ] −Part3 : Flow-through method
序文
この規格は,1996年に第2版として発行されたISO 7346-3, Water quality−Determination of the acute
lethal toxicity of substances to a freshwater fish [Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan (teleostei, Cyprinidae) ]
−Part 3 : Flow-through methodを元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対
応国際規格で規定していない規定内容(3.1試験生物における試験種及び推奨条件の付表1,3.2標準希釈
水の調製方法及びその備考で同等の希釈水)を追加している。
JIS K 0420-71は,3部からなり,ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) に対する化学
物質の致死急性毒性を測定する方法を述べる。ここでは,ゼブラフィッシュの使用を勧めているが,他種
の魚を使用してはならないということではない。ここに述べる方法は,例えば,試験における希釈水の水
質及び温度といった条件を変えることによって,他種の淡水魚及び海水魚に応用できる。
JIS K 0420-71の3部の中から,止水法,半止水法及び流水法のいずれかを選択することができる。JIS K
0420-71-10 (ISO 7346-1) に述べる止水法では,試験溶液の交換はなく,初期溶液をそのまま使用する。こ
のため,簡易な装置が用いられるという利点があるが,試験容器内の化学物質が試験実施中に減少したり,
水質が全体的に低下するかもしれない。この規格で述べる流水法では,試験溶液をほぼ連続的に交換する
ことによって上記の問題は解決されるが,使用する装置はより複雑なものになる。JIS K 0420-71-20 (ISO
7346-2) で述べる半止水法では,試験溶液を24時間又は48時間ごとに交換するため,この方法は他の二
つの方法の折衷案ともいえるものである。
流水法は水中で不安定な物質を含むほとんどの種類の物質に対して使用することができ,試験物質の濃度
はどの段階においても測定される。止水法は,試験期間中,その濃度が比較的一定であるような物質の試
験に限られる。半止水法では,24時間又は48時間ごとに溶液の交換を行うことによって,試験期間中,
物質濃度をある程度に維持した状態で試験することができる。揮発性の高い物質には特別な配慮を必要と
する。
――――― [JIS K 0420-71-30 pdf 3] ―――――
2
K 0420-71-30 : 2000
物質が溶解度に近い濃度で致死濃度となるかもしれないので,試験物質の濃度を調節したり維持しやすく
するために,方法の項で示されているように少量の溶媒を使用してもよい。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,一定の水質条件下で,安定な不揮発性の単一物質の,淡水魚の1種[ゼブラ
フィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) (真骨類,コイ科)通称ゼブラフィッシュ]に対する
急性毒性致死濃度を測定する流水法について規定する。
この方法は,試験条件下でゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio) に対する,各試験物質の幅広い意味で
の急性毒性を決めるのに適用できる。
環境水質基準を規定するには,この方法で得られた結果だけでは不十分である。
この方法は,試験生物1)として,幾つかの他種の淡水魚にも応用できる。
この方法は,試験条件,特に希釈水の量と質及び温度を適宜変えることによって,他の淡水魚,海水魚
又は汽水の魚に応用してもよい。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 7346-3 : 1996 Water quality−Determination of the acute lethal toxicity of substances to a
freshwater fish [Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan (teleostei, Cyprinidae) ] −Part 3 :
Flow-through method.
1A. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用することによって,この規格の規定の一部を構成する。
発行年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8122 塩化カルシウム二水和物(試薬)
JIS K 8622 炭酸水素ナトリウム(試薬)
JIS K 8995 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
2. 原理
− 一定の条件下で水中に溶存している化学物質と接触させ,24時間,48時間,72時間及び96時間の暴
露期間後,ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio) の致死試験個体数が50%となる物質濃度を決める。
これらの半数致死濃度を,それぞれ,24時間LC50, 48時間LC50, 72時間LC50及び96時間LC50と
定義する。
− 試験は次の2段階で実施する。
a) 予備試験 急性の半数致死濃度のおおよその目安を求め,最終試験で用いる濃度範囲を決めるのに
用いる。
1) ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio) のほかに次に示す淡水魚種は,この規格に示した方法をそのまま
使用できる。
− ブルーギル (Lepomis macrochirus) (真骨類,バス科)
− ヒメダカ(メダカ) (Oryzias latipes) (真骨類,グッピー科)
− ファットヘッドミノー (Pimephales promelas) (真骨類,コイ科)
− グッピー (Poecilia reticulata) (真骨類,グッピー科)
しかし,1種類での試験結果を元に,他の種を用いた場合の結果を推定することはできない。
――――― [JIS K 0420-71-30 pdf 4] ―――――
3
K 0420-71-30 : 2000
b) 最終試験 この試験の結果だけを報告する。
− 試験期間中,試験濃度が比較的一定である(すなわち,設定濃度の±約20%以内にある。)ことを示
す信頼できる資料を入手できる場合には,LC50の算定の際に,測定濃度又は設定濃度のどちらを使
用してもよい。
− 分析によって実際の濃度が比較的一定であるが,設定濃度の約80%未満又は120%を超えることが示
された場合には,分析値をLC50の算定に使用すべきである。
− 試験期間中,試験濃度が許容範囲にあるということを示す資料を入手できない場合又は試験中のどの
段階においても,明らかな試験化学物質の濃度の低下が認められた(又は疑われた)場合には,分析
データが利用可能であるか否かにかかわらず,LC50をこの試験方法によって決定することはできな
い。この場合には,必ずしも試験が無効となるのではなく,その物質のLC50はx mg/L以下(xは設
定濃度から与えられるが)とはいえる。
3. 試験生物及び試薬
試薬は分析用と認められたものを使用する。溶液の調製に使用する水は,ガラス
製蒸留器で精製した水か又は少なくともこれと同等な純度のイオン交換水とする。
3.1 試験生物
− 試験種は,ゼブラフィッシュ (Brachydanio rerio Hamilton−Buchanan) (真骨類,コイ科),又は付表1
に示す魚種を用いる。
− 試験魚は,体長30±5mmで,体重0.3±0.1g相当(ゼブラフィッシュ以外の魚種を用いる場合は,付
表1による。)を,単一の保存群から選別する。この保存群はあらかじめじゅん(馴)化し,少なくと
も試験前の7日間又は2週間は希釈水で,試験で使用するのと同様の水質及び照明条件下で,連続的
に通気(空気を気泡状にして)して飼育しておく(3.2参照)。
− 試験開始の24時間前までは通常のえさ(餌)を与える。
− 試験魚は見た目に明らかな病気及び外観的奇形があってはならない。試験魚は試験中,又は試験前2
週間は病気の治療をしてはならない。
− 試験終了後,生存している魚は適切に処分する。
− ゼブラフィッシュの管理及び飼育のための環境条件を附属書Aに示す。
3.2 標準希釈水 使用時に調製する標準希釈水は,pH 7.8±0.2,全硬度約250mg/L(炭酸カルシウムと
して,対応国際規格ではカルシウム硬度約250mg/Lとなっているが修正した。)であり,蒸留水又はイオ
ン交換水中に次の濃度の塩を含んでいる。
294.0mg/L CaCl2・2H2O
123.3mg/L MgSO4・7H2O
63.0mg/L NaHCO3
5.5mg/L KCl
− 次のように調製する。
a) 塩化カルシウム溶液 JIS K 8122に規定する塩化カルシウム二水和物 (CaCl2・2H2O) 11.76gを水に溶
かして1Lとする。
b) 硫酸マグネシウム溶液 JIS K 8995に規定する硫酸マグネシウム七水和物 (MgSO4・7H2O) 4.93gを水
に溶かして1Lとする。
c) 炭酸水素ナトリウム溶液 JIS K 8622に規定する炭酸水素ナトリウム (NaHCO3) 2.59gを水に溶かし
て1Lとする。
――――― [JIS K 0420-71-30 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS K 0420-71-30:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7346-3:1996(MOD)
JIS K 0420-71-30:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.70 : 生物学的性質による水質の検査
JIS K 0420-71-30:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK8121:2007
- 塩化カリウム(試薬)
- JISK8122:2015
- 塩化カルシウム二水和物(試薬)
- JISK8122:2021
- 塩化カルシウム二水和物(試薬)
- JISK8622:2007
- 炭酸水素ナトリウム(試薬)
- JISK8995:2015
- 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
- JISK8995:2021
- 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)