JIS K 0420-74-10:2000 水質―シュードモナス(Pseudomonas putida)生長阻害試験[シュードモナス(Pseudomonas putida)増殖阻害試験]

JIS K 0420-74-10:2000 規格概要

この規格 K0420-74-10は、シュードモナス(Pseudomonas putida)に対する,地表水,地下水及び廃水の増殖抑制効果を測定するための試験方法について規定。

JISK0420-74-10 規格全文情報

規格番号
JIS K0420-74-10 
規格名称
水質―シュードモナス(Pseudomonas putida)生長阻害試験[シュードモナス(Pseudomonas putida)増殖阻害試験]
規格名称英語訳
Water quality -- Pseudomonas putida growth inhibition test (Pseudomonas cell multiplication inhibition test)
制定年月日
2000年11月20日
最新改正日
2016年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10712:1995(MOD)
国際規格分類

ICS

13.060.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-11-20 制定日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 0420-74-10:2000 PDF [17]
K 0420-74-10 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10712 : 1995 [Water quality−
Pseudomonas putida growth inhibition test (Pseudomonas cell multiplication inhibition test) ] を基礎として用いた。
JIS K 0420-74-10には,次の附属書がある。
附属書A(参考) 水溶性物質の試験のための手順
附属書B(参考) 文献
附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表

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――――― [JIS K 0420-74-10 pdf 1] ―――――

                                                                              K 0420-74-10 : 2000

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 原理・・・・[2]
  •  5. 試薬・・・・[3]
  •  6. 材料及び装置・・・・[4]
  •  7. 試料の取扱い・・・・[4]
  •  8. 操作・・・・[5]
  •  8.1 前培養 (3.5) の準備・・・・[5]
  •  8.2 試験培養の準備・・・・[6]
  •  8.3 培養・・・・[6]
  •  8.4 測定・・・・[6]
  •  9. 妥当性の基準・・・・[6]
  •  10. 結果の計算・・・・[7]
  •  11. 結果の表示・・・・[7]
  •  12. 試験報告・・・・[7]
  •  13. 結果の解釈・・・・[8]
  •  14. 手順の特徴・・・・[8]
  •  附属書A(参考) 水溶性物質の試験のための手順・・・・[9]
  •  附属書B(参考) 文献・・・・[10]
  •  附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 0420-74-10 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                           JIS
K 0420-74-10 : 2000

水質−シュードモナス (Pseudomonas putida)生長阻害試験[シュードモナス (Pseudomonas putida)増殖阻害試験]

Water quality−Pseudomonas putida growth inhibition test (Pseudomonas cell multiplication inhibition test)

序文

 この規格は,1995年に第1版として発行されたISO 10712,Water quality−Pseudomonas putida growth
inhibition test (Pseudomonas cell multiplication inhibition test) を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更
することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規
格として追加している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
細菌の一種シュードモナス (Pseudomonas putida) は,代表的な淡水産従属栄養細菌として使用される。

1. 適用範囲

 この規格は,シュードモナス (Pseudomonas putida) に対する,地表水,地下水及び廃水の
増殖抑制効果を測定するための試験方法について規定している。
この方法は,かなり着色した試験試料,不揮発性及び揮発性の物質を含んだ試料,培養液と反応する物
質を含んだ試料,試験期間中に変化(例えば,沈殿,生化学的又は光化学的分解)を起こし,間違った結
果を出したり,再現性を損なうような結果を生じるような試料には適していない。
この方法は,水溶性の物質を試験するのにも適している(附属書A参照)。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10712 : 1995,Water quality−Pseudomonas putida growth inhibition test (Pseudomonas cell
multiplication inhibition test) (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0400-9-10 水質−濁度の測定
備考 ISO 7027 : 1990, Water quality−Determination of turbidityが,この規格と一致している。

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2
K 0420-74-10 : 2000
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8263 寒天(試薬)
JIS K 8562 硝酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8995 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
JIS K 9007 りん酸二水素カリウム(試薬)
JIS K 9017 りん酸水素二カリウム(試薬)
JIS K 9809 生化学試薬−D (+) −グルコース

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 試験期間中の細胞数の増加。
増殖 (multiplication);生長 (growth)
3.2 試験試料の濃度に対する細胞増加抑制の度
濃度−作用の関係 (concentration-effect relationship)
合い。
備考 この関係は,横軸を試料の濃度に,縦軸を抑制値にプロットすることによってグラフで表され
る。
3.3 作用濃度 (effective concentration) (EC) 対照と比較し,16±1時間以内にシュードモナス
(Pseudomonas putida) の細胞の増殖を抑制する計算上又は補外した試験試料の濃度。
試験試料の濃度(EC10とEC50)は濃度−作用関係から求められ,細胞の増殖が対照と比較してそれぞ
れ10%,50%に抑制される濃度である。
3.4 保存培養 (stock culture) 系統株から得られた培養菌体で,試験に際し,前培養のための接種に使
用する。
3.5 前培養 (preculture) 試験細菌を試験条件に適応させたり,培養試験のための接種菌体として指数
関数的に増加するように培養した培養菌体。
3.6 試験培養 (test culture)菌体が接種された培地 (3.9)。
3.7 接種菌体 (inoculum) 栄養培地液に接種する細菌の懸濁液。
3.8 細菌の増殖に必要な栄養素を含んだ溶液。
栄養培地 (nutrient solution)
3.9 試験培地 (test medium) 試験試料,希釈水及び栄養培地 (3.8) の混合物(接種菌体は含まない)。
3.10 試料 (sample) 試験用の地表水,地下水及び廃水。
3.11 試験試料 (test sample) 懸濁化,pH調節,ろ過及び遠心分離といったすべての準備段階を終了し
た後の試料。
3.12 対照 (control)希釈水,栄養培地及び接種菌体の混合物(試験試料は含まない)。
3.13 ホルマジン濁度単位 (formazine nephelometric unit) (FNU) ホルマジン濁度単位。436nmにおける
細胞懸濁液の吸光度で,JIS K 0400-9-10によってホルマジン濁度単位として測定する。

4. 原理

− 様々な濃度に希釈した試験試料中で細胞増殖を測定した後,同様な条件で試験試料を添加せずに培養
した対照と比較し,シュードモナスに対する抑制影響を測定する。
− 試験時間16±1時間後,細胞の濃度を吸光度として測定する。
− 16±1時間以内で細胞増殖が10%と50%までに抑制された試験試料の濃度が,評価の基準となる。

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K 0420-74-10 : 2000

5. 試薬

 試薬は,分析用と認められたものだけ,及び水はイオン交換水又は同等の純度のもの。
5.1 試験生物 シュードモナス (Pseudomonas putida) は,シュードモナス (Pseudomonadaceae) 科に属す
るグラム陰性の好気性細菌で,極べん(鞭)毛をもつかん(桿)菌(直径0.71.1 長さ2.04.0
である。土壌及び地表水に常在する。最適な生育温度は2530℃にある。
備考 次の二つの系統が,この試験に適している。
a) IGULA,Berlin33/2系統 (DSM 50026)
この系統は,次のコレクションから得られる。
German collection of microorganisms
Mascheroder Weg 1b
D-38124 Brauschweig
Germany
b) CIB系統9494
この系統は,次のコレクションから得られる。
Torry Research Station
P.O.Box 31
Aberdeen, UK
又は,同等の感度をもった系統であれば,他の系統でも使用可能である。
5.2 塩酸,c (HCl) =1mol/L JIS K 8180に規定する塩酸を用いて調製する。
5.3 水酸化ナトリウム溶液,c (NaOH) =1mol/L JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用いて調製
する。
より濃度の薄い,又は濃い酸及びアルカリ溶液は必要に応じてpH調節に使ってもよい。
5.4 栄養培養液 保存溶液IIV(5.4.15.4.4参照)を用意し,それらを例えば,121℃で10分間の条
件で滅菌する。
溶液は,24℃の冷蔵庫で数週間は保存できる。
5.4.1 溶液I, JIS K 8562に規定する硝酸ナトリウム (NaNO3) 10.0g,JIS K 9017に規定するりん酸水
素二カリウム (K2HPO4) 2.4g,JIS K 9007に規定するりん酸二水素カリウム (KH2PO4) 1.2g及び酵母エキス
1.0gをそれぞれとり,水を加えて500mlとする。
5.4.2 溶液II, JIS K 8562に規定する硝酸ナトリウム (NaNO3) 10.0g, JIS K 9017に規定するりん酸水
素二カリウム (K2HPO4) 2.4g及びJIS K 9007に規定するりん酸二水素カリウム (KH2PO4) 1.2gをそれぞれ
とり,水を加えて500mlとする。
5.4.3 溶液III,グルコース溶液 生化学・微生物用のD (+) グルコース一水和物 (C6H12O6・H2O) 40g[又
はJIS K 9809に規定する生化学試薬−D (+) −グルコース36.3g]をとり,水を加えて500mlとする。
5.4.4 溶液IV,硫酸マグネシウム−くえん酸鉄 (III) 溶液 JIS K 8995に規定する硫酸マグネシウム七
水和物 (MgSO4・7H2O) 4.0g及びか粒状のくえん酸鉄 (III) 0.01gをそれぞれとり,水を加えて500mlとする。
備考* 手間を省くため,溶液IとIIIは5.5と8.1の,保存液IIとIIIは8.2の手順にある滅菌の後に,
合わせることができる。
注* 原国際規格には規定されているが,該当する箇所がない。
5.5 保存培養(表1を参照)
5.5.1 保存培養用栄養培地(斜面寒天)
− 寒天(微生物用高純度のもの)(又はJIS K 8263に規定する寒天)18gを温めて水に溶かす。

――――― [JIS K 0420-74-10 pdf 5] ―――――

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  • ISO 10712:1995(MOD)

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