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K 0804 : 2022
附属書JB
(参考)
検知管の形状及びガス採取器の種類
JB.1 検知管の形状
検知管は図JB.1に示すように,表面に濃度目盛が印刷してあり,変色層の境界面の目盛を読み取って,
測定対象ガスの濃度を求める。
図JB.1−検知管の形状例
JB.2 ガス採取器の構造による種類
ガス採取器の構造による種類を,表JB.1に示す。
表JB.1−ガス採取器の構造による種類
種類 ガス採取方式 参照
シリン 真空方式 図JB.2
検知管を接続したガス採取器のシリンダー内
ダー形 部をピストンによって減圧状態にし,試料ガ
スを検知管を通して吸引する方式。
送入方式 図JB.3
ガス採取器のシリンダー内部に,一旦試料ガ
スを採取してから,ピストンによって試料ガ
スを検知管を通して排出する方式。
蛇腹形 図JB.4
蛇腹を圧縮し,内部ばねなどの応力によって
蛇腹内を減圧状態にし,試料ガスを検知管を
通して吸引する方式。
図JB.2−真空方式ガス採取器の例
――――― [JIS K 0804 pdf 36] ―――――
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K 0804 : 2022
図JB.3−送入方式ガス採取器の例
図JB.4−蛇腹形ガス採取器の例
――――― [JIS K 0804 pdf 37] ―――――
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K 0804 : 2022
附属書JC
(規定)
試験用ガス
JC.1 一般
この附属書は,各検知管の指示精度,温度による影響及び変色層境界面の傾斜を試験するために用いる
試験用ガスについて規定する。ただし,試験用ガスの調製及び分析方法において,妥当な方法と認められ
る場合は,その方法でもよい。
JC.2 標準ガス又は校正用ガスによる試験用ガス
標準ガスは,国家計量標準(計量法第134条)に規定するトレーサビリティが確保されたもの又はそれ
をトレーサビリティが明確な流量計を用いて一定濃度にうすめたもの,若しくは JIS K 0055の4. b)(校
正用ガス調製装置による校正用ガス)によって調製した校正用ガスを用いる。
注記 トレーサビリティが確保された標準ガスとしては,JCSSマークを付けた高圧ガス容器詰めのもの
がある。
JC.3 その他の試験用ガス
JC.3.1 高純度物質又は既知濃度のガスが得られる場合
試験用ガスは,高純度物質又は既知濃度のガスと清浄空気又は窒素の希釈ガスとを,質量比混合法,体
積比混合法又は質量体積比混合法によって調製し,濃度値を体積百分率又は体積百万分率として確定し,
必要に応じて各種の分析法で濃度を確認したガスを用いる。
なお,清浄空気とは,測定値に影響を与える成分を含まない空気をいう。必要に応じて精製活性炭層,
精製シリカゲル層を通して精製する。また,窒素に関する規格として,JIS K 1107がある。
これらの試験用ガスは,次の方法によって調製したものを用いる。
a) 高圧ガス容器詰法による試験用ガス 高純度物質又は既知濃度のガスと清浄空気又は窒素の希釈ガ
スとを質量比混合法によって高圧ガス容器に調製し,濃度値を確定し,その安定性が確認されたガス。
注記1 代表的な質量比混合法による試験用ガスの調製方法及び不確かさの評価方法を記載した規
格に,ISO 6142-1 [1] がある。
b) 体積比混合法による試験用ガス 図JC.1に示すように,シリコーンゴム栓などにガラス製コックを
付けた20 L以上の内容積既知のガラス製容器内を減圧にした後にコックを通して,ガスの場合は,目
盛を校正したガラス注射筒で高純度ガス又は既知濃度のガスの一定量を入れた後,液体及び固体の場
合は,高純度液体又は固体試薬の質量を測定して入れ,気化させた後,清浄空気又は窒素で大気圧に
し,混合したガス。
ガス濃度は,成分ガスと希釈ガスとの体積比から確定する。
――――― [JIS K 0804 pdf 38] ―――――
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K 0804 : 2022
図JC.1−体積比混合用ガラス製容器の例
注記2 代表的な体積比混合法による試験用ガスの調製方法及び不確かさの評価方法を規定した規
格に,ISO 6144 [3] がある。
c) パーミエーションチューブ法による試験用ガス パーミエーションチューブは,一定品質のふっ素樹
脂管に高純度の液化ガス,液体などを封入したもので,これを恒温低湿に保持すると,単位時間に管
壁を拡散するガス量が一定となる。そこに一定流量の希釈ガスを通して混合し,調製したガス。
ガス濃度は,パーミエーションチューブの質量の減少量を一定間隔で測定し,単位時間に管壁を拡
散するガス量を求め,この値と希釈ガス量とから確定する。
図JC.2に調製装置の例を示す。
記号説明
A : ニードル弁
B : 流量計
C : 恒温槽
D : パーミエーションチューブ
E : 混合器
F : サンプリングポート
図JC.2−パーミエーションチューブ法の調製装置の例
注記3 代表的なパーミエーションチューブ法による試験用ガスの調製方法及び不確かさの評価方
法を規定した規格に,ISO 6145-10 [6] がある。
d) ガス拡散管法による試験用ガス ガス拡散管に高純度の液体又は固体を入れ,恒温に保持すると,液
体又は固体が蒸発拡散する量が一定となる。そこに一定流量の希釈ガスを通して混合し,調製したガ
ス。
ガス濃度は,ガス拡散管の質量の減少量を一定間隔で測定し,単位時間に拡散管から拡散するガス
量を求め,この値と希釈ガス量とから確定する。
図JC.3に調製装置の例を示す。
――――― [JIS K 0804 pdf 39] ―――――
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K 0804 : 2022
記号説明
A : ニードル弁
B : 流量計
C : 恒温槽
D : ガス拡散管
E : 混合器
F : サンプリングポート
図JC.3−ガス拡散管法の調製装置の例
注記4 代表的なガス拡散管法による試験用ガスの調製方法及び不確かさの評価方法を規定した規
格に,ISO 6145-8 [5] がある。
e) 流量比混合法による試験用ガス 既知濃度のガス及び清浄空気又は窒素の流量をそれぞれ計測制御
して混合し,調製したガス。
ガス濃度は,流量の比から確定する。
注記5 代表的な流量比混合法による試験用ガスの調製方法及び不確かさの評価方法を規定した規
格に,ISO 6145-7 [4] がある。
JC.3.2 高純度物質又は既知濃度のガスが得られない場合
JISに規定された分析方法又は各種の分析法を併用するなどして,十分に信頼性のある値付けがなされ
たガスを用いる。
注記 代表的な混合ガスの濃度を確認する方法による試験用ガスの調製方法及び不確かさの評価方法を
規定した規格に,ISO 6143 [2] がある。
――――― [JIS K 0804 pdf 40] ―――――
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JIS K 0804:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 17621:2015(MOD)
JIS K 0804:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.30 : 作業場所の雰囲気
JIS K 0804:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0055:2002
- ガス分析装置校正方法通則
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態