JIS K 2265-2:2007 引火点の求め方―第2部:迅速平衡密閉法 | ページ 4

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K 2265-2 : 2007
d) RMの試験結果が許容値に適合しない場合は,試験器を調べ,試験器が仕様要求値に適合しているか
検証する。明確な不適合が見つからないときは,別のCRMを用いて更に検証を行う。その試験結果
が許容値に適合した場合は,その事実を記録する。許容値に適合しない場合は,試験器の点検を製造
業者に依頼して詳しい調査を行う。CRMの認証値を用いて試験器の補正を行ってはならない。

――――― [JIS K 2265-2 pdf 16] ―――――

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K 2265-2 : 2007
附属書D
(参考)
試料カップ保護はく

序文

  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
D.1 一般事項
試験の後,試料によっては,試料カップから除去するのが困難で時間を要する場合がある。このような
場合は,廃棄可能な金属はく(箔)のカップを試料カップに挿入して使用する。
D.2 試料カップ保護はく材料
試料カップの形状に合致するように作製可能であれば,どのような金属はく(箔)でも使用できる。
D.3 作製の手順
金属製ブロック又は専用の工具を用いて,金属はく(箔)を試料カップに押し付けて試料カップの形状
に作製する。この金属はく(箔)は,試料カップに合致しなければならない。
D.4 検証
CRM又はSWSを用いて,試験を行い,試料カップ保護はく(箔)の材料及びカップ形状の適正を検証
する(7.4参照)。

――――― [JIS K 2265-2 pdf 17] ―――――

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K 2265-2 : 2007
附属書JA
(参考)
試験方法の種類

序文

  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
JA.1 試験方法の種類
JIS K 2265の規格群には,表JA.1に示す試験方法がある。
表JA.1−試験方法の種類
規格群 試験方法の種類 適用基準a) 適用油種例b)
K 2265-1 タグ密閉法 引火点が93 ℃以下の試料。ただし,次
原油
の試料には適用できない。 工業ガソリン
灯油
a) 40 ℃動粘度が5.5 mm2/s以上,又は
航空タービン燃料油
25 ℃動粘度が9.5 mm2/s以上の試
料。
b) 試験条件下で油膜のできる試料。
c) 懸濁物質を含む試料。
K 2265-2 迅速平衡密閉法 引火点が−30300 ℃の試料。 原油,灯油,軽油,重油,航空タービ
ン燃料油
K 2265-3 ペンスキーマル A法 : 原油,軽油,重油,電気絶縁油,
引火点が40 ℃を超える密閉法引火点の
テンス密閉法 測定が必要な試料で,タグ密閉法が適用 さび止め油,切削油剤,各種潤
できない試料。 滑油
B法 : 重油,使用潤滑油,カットバッ
クアスファルト,高粘度物質な

K 2265-4 クリーブランド 引火点が79 ℃を超える試料。ただし,
石油アスファルト,流動パラフィン,
開放法 原油及び燃料油は除く。 エアーフィルタ油,石油ワックス,さ
び止め油,電気絶縁油,熱処理油,切
削油剤,各種潤滑油
注a) 個別のJIS製品規格などによって,適用試験方法又は試験条件が規定されている場合は,それによる。
b) 適用油種例は,JIS石油製品規格などで規定されているものを例示した。

――――― [JIS K 2265-2 pdf 18] ―――――

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K 2265-2 : 2007
附属書JB
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 2265-2:2007 引火点の求め方−第2部 : 迅速平衡密閉法 ISO 3679:2004, Determination of flash point−Rapid equilibrium closed cup method
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇
国際 条ごとの評価及びその内容 的差異の理由及び今後の対
規格 策
箇条番号及び名称 内容 箇条番 内容 箇条ごとの 技術的差異の内容
番号
号 評価
1 適用範囲 1 JISに同じ。 一致
2 引用規格 2 追加 JIS B 7410, JIS Z 8401,
分かりやすくするためで,技
JIS Z 8402-4, 術的な差異はない。
JIS Z 8402-6を追加。
3 用語及び定義 3 JISに同じ。 一致
4 試験の原理 4 JISに同じ。 一致
5 試薬 5 JISに同じ。 一致
6 試験器 6
6.1 引火点試験器 試験器の仕様を規定。 6.1 JISにほぼ同じ。 追加 JISは,自動試験器の仕 一般的に普及している試験
様について詳しく記載。器の仕様を考慮して追加し
た。分かりやすくするため
6.26.7 6.26.7 JISに同じ。 一致 で,技術的な差異はない。
7 試験器の準備 7
7.1 一般事項 試験器及び温度計の選 7.1 追加 ISOは,温度計について 使用実態を考慮して追加し
択を記載。 記載していない。 た。分かりやすくするため
7.27.3 7.27.3 JISに同じ。 一致 で,技術的な差異はない。
7.4 試験器の検証 CRM認証値との差の絶 7.4 CRM認証値との差の絶 変更 ISOの室間再現精度(R)
K2
対値は,RをこのCRM 対値は,Rをこの試験方 の定義は,“この試験方試験方法の室間再現精度を
26
認証時の室間再現精度 法の室間再現精度とした 法”であるのに対し,JIS
採用すると,許容差が現行
5-
2
としたとき, R/2 以下 とき, R/ 2 以下である では“このCRM認証時” JISに対して大きすぎてしま
: 2
であることを規定。 ことを規定。 とした。 うため変更した。
00
1
7
7

――――― [JIS K 2265-2 pdf 19] ―――――

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K 2265-2 : 2007
K2
1
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇
8
2
国際 条ごとの評価及びその内容 的差異の理由及び今後の対
65
箇条番号及び名称 内容 規格 箇条番 内容 箇条ごとの 技術的差異の内容 策
-
2 : 2
番号 号 評価
0
8 試料の採取方法 8
07
及び調製方法
8.1 8.1 一致
8.2 試料の調整方法につい 8.2 JISにほぼ同じ。 追加 JISには,壁面を透過し 試験結果に影響を及ぼすた
て規定。 て揮散する恐れのあるプめ追加した。
ラスチック容器は使用禁
止という内容を追加。
8.3 8.3 一致
9 試料の取扱い 9 一致
10 試験の手順 10 一致
11 計算方法 11 一致
12 結果の表し方 数値はJIS Z 8401によっ 12 JISにほぼ同じ。 追加 ISOでは,基になる規格 数値の丸め方を明確にする
て丸めることを規定。 の記載がない。 ために追加した。
13 精度 試験結果が許容差(確率 13 タイトルだけ。 追加 JIS規格体系に合わせるため
JISは,JIS Z 8402-6の引
0.95)を外れた場合に, 用を追加した。 追加した。
JIS Z 8402-6を規定。
13.1 一般事項として精度は照削除 JISは,一般事項として JIS規格様式に合わせ解説に
合試験の結果から規定し 細分箇条化はせず。 記載。
たことを記述。
a) 室内併行精度 13.2 一致
b) 室間再現精度 13.3 一致
14 試験結果の報告 14 JISに同じ。 一致
附属書A(規定) Annex A 一致
迅速平衡密閉法引
火点試験器
附属書B(規定) 温度計の仕様を規定。 Annex B 温度計の仕様を規定。 追加 ISOに規定する温度計と一
JISは,JIS B 7410に規定
温度計の仕様 する温度計が適合するこ致するため追加した。
とを追加している。

――――― [JIS K 2265-2 pdf 20] ―――――

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JIS K 2265-2:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3679:2004(MOD)

JIS K 2265-2:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2265-2:2007の関連規格と引用規格一覧