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図4 一枚用研磨用保持器(一例)
e) 偏平ガラス管 ほうけい酸ガラス−1製で図5に規定する形状・寸法のもので,銅板(幅12.5mm,長
さ75mm,厚さ1.53.0mm)が入るもの。
備考 扁平ガラス管はJIS K 2839に規定する図112のものがこれに相当する。
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図5 扁平ガラス管
f) 温度計 JIS B 7410に規定する温度計番号42 (SG),又は温度計番号26 (IOS) のもの。
5. 銅板その他 銅板その他は,次による。
a) 銅板 JIS H 3100のC1100P,C1201P又はC1220Pの長さ約75mm,幅約12.5mm,厚さ1.53.0mmの
ものを用いる。銅板は繰返し使用してもよいが,取り除くことができない深いきずのあるものや,角
が摩耗して丸くなったものなど表面の変形しているものは使用してはならない。
b) 洗浄用溶剤 JIS K 9703に規定する2, 2, 4−トリメチルペンタン(イソオクタン),又は低沸点で腐食
性成分を含まない炭化水素系溶剤(1)。
注(1) この規格に規定する試験管法によって試験(50℃,3時間)したとき,銅板の変色状態が磨きた
ての銅板とほとんど同じ色であれば腐食性成分は含まれていないとみなす。
c) 予備研磨材 次のいずれかを用いる。
1) 研磨紙 JIS R 6252に規定する炭化けい素質研削材又はアルミナ質研削材のもので,粒度がP240
番のもの。
2) 研磨布 JIS R 6251に規定する炭化けい素質研削材又はアルミナ質研削材のもので,粒度がP240
――――― [JIS K 2513 pdf 7] ―――――
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番のもの。
d) 仕上げ研磨材 JIS R 6111に規定する粒度150番の炭化けい素質研削材及び日本薬局方脱脂綿。
6. 銅板腐食標準 この試験に使用する銅板腐食標準は,アルミニウムの薄板に4色工程で印刷した,変
色と腐食の程度を表している代表的試験板のフルカラーの複製品で構成されている。この複製品は,保護
のためにプラスチック製の額に入れてある。その使用方法については,額の裏面に指示事項が示されてい
る。
なお,プラスチックケースに入れた銅板腐食標準は,退色を避けるために,できるだけ光に当てないよ
うにする。日常使用する銅板腐食標準は,暗所に保存した別の銅板腐食標準と比較するか,又は購入時に
銅板腐食標準の上部約20mmを不透明な紙片などで覆っておき,ときどきこの覆いを取り除いて露出して
いる部分と比較し,特に変色番号の小さい方に注意して退色を調べる。退色が認められるときは,この銅
板腐食標準を使用してはならない。
備考 銅板腐食標準はASTM D 130又はIP 154に規定された銅板腐食標準板を用いる。
7. 試料採取方法及び調製方法
7.1 試料採取方法 試験用試料は,JIS K 2251に規定する一次試料の採取方法及び二次試料の調製方法
によるか,又はそれらに準じた方法によって採取・調製する。
7.2 供試試料の調製方法 供試試料の調製方法は,次による。
a) 試料は,清浄で乾燥した褐色瓶,プラスチック瓶又は金属容器(2)に入れておく。
試料を直射日光又は散乱日光にさらすと試験結果に影響を及ぼすことがあるので,日光にさらすこと
は避けなければならない。試料採取後,できるだけ早く試験する。
注(2) すずめっきした缶は使用してはならない。
b) 試料中に水分が混濁している場合(3)は,定性ろ紙で清浄な試験管中にろ過して水分を除く。この操作
は,暗室内で行うか,又は日光を遮断して行う。
注(3) 銅板に水分が付くと,銅板の変色程度が変わることがあるので注意する。
8. 試験の準備 銅板の研磨は,次による。
a) 予備研磨 適切な粒度の研磨紙又は研磨布によって銅板全表面のきずを取り除く。次に粒度がP240
番の研磨紙又は研磨布によって銅板を磨き上げ(4),これを洗浄用溶剤に浸して洗浄した後,直ちに仕
上げ研磨に移る。もし引き続いて仕上げ研磨ができない場合には,洗浄用溶剤に浸して保存する。
注(4) 予備研磨を行うには,研磨紙又は研磨布を平板上に置き洗浄用溶剤で湿し,その上に銅板を置
き,ろ紙で押さえ,円運動をさせながら研磨する。この際,銅板を直接指で押さえてはならな
い。
b) 仕上げ研磨 洗浄用溶剤から銅板を取り出し,ろ紙で挟み,わずかに洗浄用溶剤で湿した脱脂綿に粒
度150番の炭化けい素質研削材を付けて,銅板の両端面を磨き,次に両側面を磨く。更に新しい脱脂
綿で強くこする。この後は,銅板をステンレス鋼製のピンセットで取り扱い,直接指を触れてはなら
ない。銅板を研磨用保持器に固定し,脱脂綿に粒度150番の炭化けい素質研削材を付け,銅板の両平
面をその長軸の方向に平行に研磨する(5)。更に脱脂綿で強くこすり,新しい脱脂綿に汚れが付かなく
なるまで全表面を磨く。磨いた銅板は1分以内に試料中に入れ,直ちに9.に従って試験を行う。
注(5) 研磨によって銅板の縁が丸まったりした場合,変色の程度が中央部と異なることがあるので注
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意しなければならない。
9. 試験の手順
9.1 ボンベ法 試料約30mLを試験管に採り,これに仕上げ研磨後1分以内の銅板を入れる。この試験
管をボンベ内に入れ,ふたを十分に締め付ける。このボンベを100℃±1℃の加熱浴中に完全に沈め,120
分±5分間保つ。
次に加熱浴からボンベを取り出し,数分間水に浸して冷却した後,ボンベのふたを開く。ボンベから試
験管を取り出した後,試験管内の試料と銅板をビーカーに静かに移す。直ちに銅板をステンレス鋼製のピ
ンセットでつまみ出し,洗浄用溶剤に浸してから取り出し,表面に付着した溶剤をろ紙で吸い取る。この
際,銅板をこすってはならない。
9.2 試験管法 試料約30mLを試験管に採り,これに仕上げ研磨後1分以内の銅板を入れる。試験管の
口には,空気孔をあけたコルク栓又は空気孔付き共栓を軽くつけ,各々の石油製品の規格に規定している
試験温度±1℃の加熱浴に約100mmの深さまで浸し,各々の石油製品の規格に規定している試験時間±5
分間保つ。試験管を加熱浴から取り出した後,試験管内の試料と銅板をビーカーに静かに移す。直ちに銅
板をステンレス鋼製のピンセットでつまみ出し,洗浄用溶剤に浸して,銅板に付着した試料を洗い落とし
た後に取り出し,表面に付着した溶剤をろ紙で吸い取る。この際,銅板をこすってはならない。
備考 この方法でガソリン類を試験する場合は,軽質成分の揮散を防ぐため外径46mm,長さ300
600mmのガラス管をコルク栓を用いて試験管に取り付ける。
10. 銅板の判定 銅板の変色状態を銅板腐食標準と比較して,試料の腐食性の程度を調べる(6)。このとき
銅板と銅板腐食標準とに反射光を約45度の角度に当てて観察し,変色の状態が一致するものを求め(7),銅
板腐食標準の変色番号を記録する。ただし,銅板に指紋,異物,水滴などによる汚点を認めた場合,又は
銅板縁部の変色程度が主要面の変色よりも著しい場合には,再試験を行わなければならない。表1に銅板
腐食標準による腐食の分類を示す。銅板腐食標準は,表1の“変色の状態”に示す特徴をもつ板で作られ
ている。
表1 銅板腐食標準による腐食の分類
変色番号 変色の程度 変色の状態
磨きたての − 銅板腐食標準には,磨きたての銅板の面の状態を示してあるが,全く腐
銅板 食性のない試料によっても試験後には,この状態は得られにくい。
1 わずかに変色 a. 薄いだいだい色
(磨きたての銅板とほとんど同じ色)
b. 濃いだいだい色
2 中程度に変色 a. ピンク色
b. 紫色がかった薄いピンク色
c. だいだい色の上に濃いピンク色,紫色がかった青色などの多色模様
d. 薄い金色がかった銀色
e. 黄銅色又は金色
3 濃く変色 a. 黄銅色の上に赤茶色の模様
b. 赤と緑を伴った多色模様(くじゃく模様)
4 腐食 a. 生地が見える程度の緑がかった青紫色又は黒色
b. 黒鉛ようの黒色又は光沢のない黒色
c. 光沢のある黒色
注(6) 銅板を偏平ガラス管に入れ,脱脂綿で動かないようにして観察すると,表面にきずや指紋を付
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けないで銅板の観察ができる。
(7) 銅板の変色の程度が,隣り合う二つの銅板腐食標準の中間にあるときは変色番号の大きい方と
する。ただし,銅板の変色状態がだいだい色の場合に限り,銅板腐食標準の変色番号1より濃
くても赤色がなければ,変色番号1と判定する。
備考1. 銅板の変色状態が赤茶色で覆われた黄銅色で銅板腐食標準の変色番号2又は変色番号3のいず
れか判定しにくい場合は,次による。
a) 銅板を洗浄用溶剤に浸したとき,濃いだいだい色を呈した場合は,変色番号2と判定する。
b) 銅板を洗浄用溶剤に浸しても元の状態を保っている場合は,変色番号3と判定する。
2. 銅板の変色状態が多色模様で,銅板腐食標準の変色番号2又は変色番号3のいずれか判定し
にくい場合には,銅板を試験管に入れ,別の試験管に温度計を差し込んで電熱板上に横たえ,
46分間かけて315370℃に加熱する。銀色,ついで金色を呈した場合は,変色番号2と判
定する。銅板が黒色を呈した場合は,変色番号3と判定する。
11. 結果 試験結果は,銅板腐食標準の変色番号で示し,試験温度及び試験時間を付記する。
12. 試験結果の報告 試験結果には,次の事項を記載する。
a) 試料名,採取場所及び採取年月日
b) IS番号 : JIS K 2513
c) 11.によって得られた結果
d) 特記事項
関連規格 ASTM D 130-94 Standard Test Method for Detection of Copper Corrosion from Petroleum Products
by the Copper Strip Tarnish Test
IP 154/93 Petroleum products−Corrosiveness to copper−Copper strip test
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JIS K 2513:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2160:1985(MOD)
JIS K 2513:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 2513:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISK2251:2003
- 原油及び石油製品―試料採取方法
- JISK2258:1998
- 原油及び燃料油 ― 蒸気圧試験方法 ― リード法
- JISK2839:1990
- 石油類試験用ガラス器具
- JISK9703:2013
- 2,2,4-トリメチルペンタン(試薬)
- JISR6111:2005
- 人造研削材
- JISR6111:2020
- 人造研削研磨材
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISR6252:2006
- 研磨紙