JIS K 4831:2003 移動式火薬庫の要求事項 | ページ 2

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K 4831 : 2003
表 2 移動式火薬庫の構成
種類
構成
A形式 B形式 C形式
基礎
1. 周囲は,布基礎(鉄筋又は無筋コンクリート)とし,内部はつか石とする。
2. 布基礎の必要な箇所ごとに直径9 mm(又は基礎に柱を直接締め付ける場合には16 mm)以
上のアンカーボルトを埋め込む。
3. 布基礎の必要な箇所に通気孔を2か所以上設ける(通気孔は金網張りとし,約50 mm間隔
に,直径10 mm以上の鉄棒をはめ込むか,又はパンチングメタル方式とする。)。
4. 周囲に排水溝を設け,敷地外に排水する。
土台 アンカーボルトは,土台1本 アンカーボルトは,耐力壁パA形式に同じ。
につき直径9 mm以上のもの ネル1枚につき直径9 mm以
2個以上とし,柱を直接基礎 上のもの2個以上とし,布基
に締付ける場合には,直径16礎になじみよく締付ける(ア
mm以上とする。いずれも布 ンカーボルトの締付け部分
基礎になじみよく締付ける は,建物の外部から見えない
(アンカーボルトの締め付けようにする。)。
部分は,建物の外部から見え
ないようにする。)。
骨 つか つかは,つか石になじみよく取り付ける。積載荷重に耐える構造とする。

み 柱,間柱,は1. 軽量形鋼は,JIS G 3350に ― A形式に同じ。
りけた及び よる。
合掌 2. 外部にボルトナット類を
露出しない。
もや 1. 軽量形鋼は,JIS G 3350に ― A形式に同じ。
よる。ただし,もや間隔が狭
くて,たる木を使用しない場
合には,木製とする。
2. 外部にボルトナット類を
露出しない。
床パネル ―
厚さ18 mm以上の板張りとし,荷重に耐える構造とし,鉄部
を露出しない。
大引き ― ― 積載荷重に耐えなければなら
ない。
根太 ― ―
木製とし,木製床板を止める
床 のに十分に耐えられるもので

地 なければならない。
火打 ― ― 火打は,つり揚げ運搬時にお
いても建物全体の変形を防ぐ
構造とする。
床板 ― ― 厚さ18 mm以上の板張りと
し,鉄部を露出しない。

――――― [JIS K 4831 pdf 6] ―――――

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K 4831 : 2003
表 2 移動式火薬庫の構成(続き)
種類
構成
A形式 B形式 C形式
壁パネル 1. 外部は,厚さ2 mm以上の 1. 壁耐力パネル(妻壁とも) ―
(妻壁とも) 鉄板張りとし,パネルを構成は,構造上十分な強度をもつ
する補強材に溶接する。 耐力パネルでなければならな
い。
2. 内部は,厚さ5.5 mm以上の
耐水合板張りとし,くぎ打ち2. ボルトが建物の外部から見
えないようにする。
(鉄くぎを除く。)又は接着剤
を使用する。 3. その他はA形式に同じ。
3. 内外部間の空げきには,断
熱材を挿入することが望まし
い。
4. 妻壁には,それぞれ1か所
以上の換気孔を取付ける(換
気孔は,金網張り又は,パン
チングメタル方式とする。)。
5. 雨水の浸入を防止できる構
造とする。
筋違 ― ― 筋違は,つり揚げ運搬時にお
壁 いても建物全体の変形を防
下 ぐ構造とする。

胴縁 ― ― 胴縁は,外壁鋼板のばたつき
を防止する構造とする。
外壁 壁パネルによる。 壁パネルによる。 1. 外壁は,厚さ2 mm以上の
(妻壁とも) 鋼板張りとし,柱,間柱,胴
縁などに溶接する。
2. 内外部間の空げきには,断
熱材を挿入することが望ま
しい。
3. 妻壁には,それぞれ1か所
以上の換気孔を取り付ける
(換気孔は金網張り又はパ
ンチングメチル方式とす
る。)。
4. 雨水の浸入を防止できる
構造とする。
内壁 1. 合板張りとする。
(妻壁とも) 2. 幅木は,木製とする。
屋根パネル 1. 内外とも厚さ5.5 mm以上 1. 屋根耐力パネルは,構造上 ―
の耐水合板張りとし,野地板十分な強度をもつ耐力パネル
の代わりとすることができ でなければならない。
る。 2. 外部は,厚さ0.36 mm以上
2. 室内からの圧力によっ の鋼板張りとし,パネルの骨
組みに溶接とし,雨水の浸入
て容易に解体される構造
を防止できる構造とする。
とする。
3. 内部は厚さ5.5 mm以上
の耐水合板張りとする。

――――― [JIS K 4831 pdf 7] ―――――

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K 4831 : 2003
表 2 移動式火薬庫の構成(続き)
種類
構成
A形式 B形式 C形式
方づえ,筋違は,つり揚げ運
方づえ
― ― 搬時においても建物全体の
屋 筋違
根 変形を防ぐ構造とする。

地 たる木 木製とし,もやに鉄線又は止め金具で緊結する。
野地板 木製とし,たる木(たる木がない場合には,もや)にくぎ止めとする。
屋根 1. 鋼板の厚さ0.36 mm以上又1. 屋根裏又は天井裏にJIS GA形式に同じ。
は,平スレートぶきとする。3553に規定する金網(針金の
スレート波板を使用する場合直径4 mm以上,網目50 mm
には,漏水を完全に防止する以下)をステープル止めにて
(波形鉄板は,飛散時の危害張る。
予防のため使用しない。)。2. 軒先,そば軒(妻側の軒の
2. いずれも木製下地材にくぎ
出)の部分が木製の場合には,
打ちとする。 鋼板で覆うなどの防火措置を
3. 屋根裏又は天井裏にJIS G講じる。
3553に規定する金網(針金の
直径が4 mm以上,網目50 mm
以下)をステープル止めにて
張る。
4. 軒先,そば軒(妻側の軒の
出)の部分が木製の場合は,
鋼板で覆うなどの防火措置を
講じる。
天井 1. 合板張りとする。
2. 換気孔を1か所以上設け,JIS G 3553に規定する金網を張る。
出入口の枠 枠に取り付けられた足を壁パネルの骨組みに周囲とも溶接する。
外扉 1. 厚さ2 mm以上の鋼板張りのアングルドアとする。
(片開き) 参考 大きさは,高さ 約1 800 mm,幅 約900 mm,厚さ 約40 mmとする。
2. 扉の鋼板は,枠に3周とも約15 mm覆いかぶされなければならない(バールなどでこじあ
けられないようにする。)。
内扉 1. 木製板戸,接着剤付け又はJIS A 5508に規定するくぎ(鉄くぎを除く。)打ちとする。
出 (1本引き) 参考 大きさは,高さ 約1 800 mm,幅 約900 mm,厚さ 約20 mmとする。
入 2. レール,戸車及び引き手などは鉄製以外のものを使用する。


扉 丁番 1. 角丁番,長さ150 mm以上(心棒が抜けないもの)のものを3か所以上取付ける。
2. 丁番のビスが扉を閉じたときに外部から見えないように取付けるか,又は溶接とする。溶
接は電気溶接が望ましい。
錠 1. 外扉には,シリンダ本締錠などを2か所以上とする。(2個以上の錠を使用するときは,か
ぎ(鍵)違いの錠を使用する。ロッド棒による扉の固定方式との併用が望ましい。)
2. 内扉は,シリンダ本締引戸用かま(鎌)錠などとする。

――――― [JIS K 4831 pdf 8] ―――――

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K 4831 : 2003
参考図 1 A形式断面詳細図
参考図 2 片流れ屋根の一例

――――― [JIS K 4831 pdf 9] ―――――

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K 4831 : 2003
参考図 3 建築構造各部の名称説明図

JIS K 4831:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 4831:2003の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA5508:2009
くぎ
JISG3350:2017
一般構造用軽量形鋼
JISG3350:2021
一般構造用軽量形鋼
JISG3553:2002
クリンプ金網