JIS G 3350:2017 一般構造用軽量形鋼

JIS G 3350:2017 規格概要

この規格 G3350は、建築その他の構造物に用いる冷間成形の軽量形鋼について規定。

JISG3350 規格全文情報

規格番号
JIS G3350 
規格名称
一般構造用軽量形鋼
規格名称英語訳
Light gauge steel sections for general structure
制定年月日
1957年11月25日
最新改正日
2017年7月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 II 2021, 建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1957-11-25 制定日, 1961-05-01 確認日, 1961-11-01 改正日, 1965-03-01 改正日, 1968-02-01 確認日, 1970-10-01 改正日, 1973-04-01 改正日, 1977-01-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1987-09-01 改正日, 1992-10-01 確認日, 1998-03-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2005-03-20 改正日, 2009-11-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2017-07-20 改正
ページ
JIS G 3350:2017 PDF [21]
                                                                                   G 3350 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類及び記号並びに適用厚さ・・・・[1]
  •  4 製造方法・・・・[1]
  •  5 化学成分・・・・[1]
  •  6 機械的性質・・・・[2]
  •  7 形状,寸法及び質量・・・・[2]
  •  7.1 断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量・・・・[2]
  •  7.2 標準長さ・・・・[7]
  •  7.3 質量・・・・[7]
  •  8 形状及び寸法の許容差・・・・[8]
  •  9 外観・・・・[8]
  •  10 試験・・・・[9]
  •  10.1 分析試験・・・・[9]
  •  10.2 引張試験・・・・[9]
  •  11 検査・・・・[10]
  •  12 再検査・・・・[10]
  •  13 製品の呼び方・・・・[10]
  •  14 表示・・・・[10]
  •  15 報告・・・・[10]
  •  附属書A(規定)めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の規定・・・・[12]
  •  附属書B(参考)軽量形鋼の断面特性・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 3350 pdf 1] ―――――

G 3350 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 3350:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年7月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 3350:2009によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 3350 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 3350 : 2017

一般構造用軽量形鋼

Light gauge steel sections for general structure

1 適用範囲

  この規格は,建築その他の構造物に用いる冷間成形の軽量形鋼(以下,軽量形鋼という。)について規定
する。
なお,めっき鋼板及び鋼帯を用いた場合の軽量形鋼は,本体及び附属書Aに規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3317 溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3321 溶融55 %アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3323 溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方

3 種類及び記号並びに適用厚さ

  軽量形鋼の種類は,1種類とし,種類の記号,断面形状による名称及び断面形状記号は,表1による。
軽量形鋼の適用厚さは,表2による。

4 製造方法

  軽量形鋼は,熱間圧延鋼板及び鋼帯,冷間圧延鋼板及び鋼帯,並びにめっき鋼板及び鋼帯から冷間成形1)
によって製造する。めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合のめっきの種類は,A.1による。
注1) 通常,ロール成形及びプレスベンダー加工が用いられる。

5 化学成分

  軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯は,10.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。

――――― [JIS G 3350 pdf 3] ―――――

2
G 3350 : 2017
表1−種類の記号,断面形状による名称及び断面形状記号
種類の記号 断面形状による名称 断面形状記号
軽溝形鋼
軽Z形鋼
軽山形鋼
SSC400
リップ溝形鋼
リップZ形鋼
ハット形鋼
表2−適用厚さ
単位 mm
適用厚さ 1.6以上 6.0以下
表3−化学成分a)
単位 %
種類の記号 C P S
SSC400 0.25以下 0.050以下 0.050以下
注a) 必要に応じてこの表以外の合金元素を添加してもよい。

6 機械的性質

  軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯は,10.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ及び伸びは,表4
による。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の降伏点又は耐力,及び引張強さの算出に用いる
厚さは,A.2による。
なお,軽量形鋼に対して試験を行う要求が注文者からある場合,軽量形鋼に対して10.2の試験を行い,
その機械的性質は,表4による。この場合,軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯の試験は,行わない。
表4−機械的性質
種類の記号 厚さ 試験片 降伏点又は耐力 引張強さ 伸び
mm N/mm2 N/mm2 %
SSC400 5以下 5号 245以上 400540 21以上
5を超えるもの 1A号 17以上
注記 1 N/mm2=1 MPa

7 形状,寸法及び質量

7.1 断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量

  軽量形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量は,表5表10に
よる。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の寸法の表し方は,A.3.1による。
なお,角部の曲率半径は,板厚(t)の中心線で,通常,1.5 tとする。
注記 参考として,軽量形鋼の断面特性を附属書Bに示す。

――――― [JIS G 3350 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
G 3350 : 2017
表5−軽溝形鋼の断面形状,並びに標準断面寸法の呼び名,断面寸法,断面積及び単位質量
標準断面寸法a)
断面積 単位質量
呼び名 mm
cm2 kg/m
H×A×B t
1618 6.0 34.82 27.3
450×75×75
1617 4.5 26.33 20.7
1578 6.0 31.82 25.0
400×75×75
1577 4.5 24.08 18.9
1537 4.5 19.58 15.4
350×50×50
1536 4.0 17.47 13.7
1497 4.5 17.33 13.6
300×50×50
1496 4.0 15.47 12.1
1458 250×75×75 6.0 22.82 17.9
1427 4.5 15.08 11.8
250×50×50
1426 4.0 13.47 10.6
1388 6.0 19.82 15.6
200×75×75
1387 4.5 15.08 11.8
1357 4.5 12.83 10.1
1356 200×50×50 4.0 11.47 9.00
1355 3.2 9.263 7.27
1318 6.0 16.82 13.2
1317 4.5 12.83 10.1
150×75×75
1316 4.0 11.47 9.00
1315 3.2 9.263 7.27
1287 4.5 10.58 8.31
1285 150×50×50 3.2 7.663 6.02
1283 2.3 5.576 4.38
1245 120×40×40 3.2 6.063 4.76
1205 3.2 6.063 4.76
100×50×50
1203 2.3 4.426 3.47
1173 100×40×40 2.3 3.966 3.11
1133 80×40×40 2.3 3.506 2.75
1093 2.3 2.586 2.03
60×30×30
1091 1.6 1.836 1.44
1055 40×40×40 3.2 3.503 2.75
注a) この表の標準断面寸法は,代表寸法である。受渡当事者間の協定によって,標準断面寸法以外の断面寸法
を用いてもよい。この場合,断面積及び単位質量は,表12の計算方法による。

――――― [JIS G 3350 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS G 3350:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3350:2017の関連規格と引用規格一覧