この規格ページの目次
5
K 5600-4-1 : 1999 (ISO/FDIS 6504-3 : 1998)
乾燥塗膜面密度 g/mm2) は,次の式によって算出する。
m2 m1
A
A
ここに,
m1 : 未塗装ポリエステルフィルムの2個の試料の平均質量 (g)
m2 : 塗布済みのポリエステルフィルムの平均質量 (g)
A : 各ポリエステルフィルムの切り離した部分の面積 (mm2)
6.5.2 方法B(隠ぺい率試験紙) 例えば精度のよい打型によって,空試験用及び塗布済み隠ぺい率試験
紙の各中央から60mm×60mm以上の大きさの等しい部分を切り取る。その切り離した各部分を1mgのけ
たまで質量をはかる。
乾燥塗膜面密度 g/mm2) は,次の式によって算出する。
m2
m4 m3
m1
A
A
ここに,
m1 : 空試験用隠ぺい率試験紙(2枚)の平均質量 (g)
m2 : 塗布前の隠ぺい率試験紙の最初の平均質量 (g)
m3 : 空試験用隠ぺい率試験紙の切り離した部分の平均質量 (g)
m4 : 塗布済み隠ぺい率試験紙の切り離した部分の平均質量 (g)
A : 各隠ぺい率試験紙の切り離された部分の面積 (mm2)
備考 空試験用及び塗布済み隠ぺい率試験紙が同等に変化すると仮定するならば,この操作は水分の
変動に基づく隠ぺい率試験紙の質量変化の影響を取り除いている。
6.6 ぬれ膜厚及び塗り面積の計算 乾燥塗膜の面密度からぬれ膜厚を計算するためには,JIS K 5600-2-4
に規定する方法によって得られる生塗料の密度及びJIS K 5601-1-2に規定する方法を用いて加熱残分(質
量)が必要である。
6.6.1 ぬれ膜厚 ぬれ膜厚 (mm) は,次の式によって算出する。
t A
10 5
NV
ここに,
塗料の密度 (g/ml)
NV : 加熱残分(質量%)
6.6.2 塗り面積
6.6.2.1 方法A(ポリエステルフィルム) 塗り面積SR (m2/l) は,ぬれ膜厚 (mm) の逆数であり,次の
式によって示される。
1 一 5
SR 10
t A
前記6.5.1の面密度の式を用いることによって,
A NV 10 5
SR
m2 m1
――――― [JIS K 5600-4-1 pdf 6] ―――――
6
K 5600-4-1 : 1999 (ISO/FDIS 6504-3 : 1998)
6.6.2.2 方法B(隠ぺい率試験紙) 塗り面積SR (m2/ ‰ mm) の逆数であり,次の式によっ
て示される。
1 一 5
SR 10
t A
6.5.2の面密度の式を用いることによって,
A NV 10 5
SR
m2
m4 m3
m1
6.7 塗り面積 20m2/ 準 ぺい率の測定 膜厚の限定された範囲では,隠ぺい率は塗り面積の一次関数
であるとみなされる。したがって,6個の塗膜の3組から得られた隠ぺい率かそれに対応する塗り面積の
数値は,グラフに描くことができる。塗り面積20m2/ 準 ぺい率は,線形内挿によって測定する。グラフ
を描くためには,少なくとも3種類の膜厚が必要である。一次関数の関係が成立する範囲では,この計算
は,実験データから塗り面積に関する隠ぺい率の回帰関係を計算することによって,比較的容易に算出さ
れる。
7. 精度
7.1 繰返し精度 (r) 標準化した試験方法を用いて,同一試験室内の同一操作者によって短時間間隔で
得られた同一試料についての2個の試験結果の平均値間の差の絶対値は,95%の確率で1%未満(方法A :
ポリエステルフィルム使用)又は2%未満(方法B : 隠ぺい率試験紙使用)であることが期待できる。
7.2 再現精度 (R) 標準化した試験方法を用いて,異なった試験室の,二人の操作者によって得られた
同一試料についての2個の試験結果の平均値間の差の絶対値は,95%の確率で2%未満(方法A : ポリエス
テルフィルム使用)又は4%未満(方法B : 隠ぺい率試験紙使用)であることが期待できる。
8. 試験報告 試験報告は,少なくとも次の事項を含んでいなければならない。
a) 試験した製品の識別に必要なすべての事項
b) この規格の適用
c) 方法A(ポリエステルフィルム)を使用した場合のYW, YBの値
方法B(隠ぺい率試験紙)を使用した場合のYW, YBの値
d) 乾燥時間及び/又は加熱条件
e) 試験結果の計算時に使用した塗料の密度及び加熱残分
f) 20m2/ 湘地 は他の協定した塗り面積で決定された隠ぺい率
g) 規定した試験手順を変更した場合,その内容
h) 試験の年月日
――――― [JIS K 5600-4-1 pdf 7] ―――――
7
K 5600-4-1 : 1999 (ISO/FDIS 6504-3 : 1998)
塗料分野の国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 増 子 昇 千葉工業大学
(委員) 西 出 徹 雄 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部
鴨志田 直 史 工業技術院標準部
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
本 橋 健 司 建設省建築研究所
坪 田 実 職業能力開発大学校
武 井 昇 職業能力開発大学校
鈴 木 雅 洋 東京都立産業技術研究所
吉 田 豊 彦 社団法人色材協会
高 橋 孝 治 社団法人日本塗装工業会
青 木 茂 サンコウ電子研究所
福 島 稔 社団法人日本鋼橋塗装専門会
近 藤 照 夫 清水建設株式会社
(主査) 岩 井 弘 財団法人日本検査協会
堀 江 建 治 関西ペイント株式会社
山 田 俊 幸 神東塗料株式会社
中 東 昭 憲 神東塗料株式会社
住 田 光 正 大日本塗料株式会社
上 寺 孝 明 中国塗料株式会社
松 井 繁 武 株式会社トウペ
更 谷 浩 日本特殊塗料株式会社
曽 我 元 昭 日本ペイント株式会社
大 澤 晃 日本油脂株式会社
高 橋 真 ロックペイント株式会社
長 尾 進 専門技術者
鈴 木 幹 夫 専門技術者
松 平 忠 志 松平技術士事務所
伊 藤 義 人 専門技術者
小 島 務 財団法人日本検査協会
常 田 和 義 大日本塗料株式会社
筒 井 晃 一 日本ペイント株式会社
(事務局) 内 田 幹 雄 社団法人日本塗料工業会
山 崎 不二雄 社団法人日本塗料工業会
文責 伊藤 義人
JIS K 5600-4-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/FDIS 6504-3:1998(IDT)
JIS K 5600-4-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-4-1:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-2-4:2014
- 塗料一般試験方法―第2部:塗料の性状・安定性―第4節:密度(ピクノメータ法)
- JISK5600-4-5:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第5節:測色(測定)
- JISK5601-1-2:2008
- 塗料成分試験方法―第1部:通則―第2節:加熱残分