JIS K 5600-9-2:2006 塗料一般試験方法―第9部:粉体塗料―第2節:傾斜式溶融フロー試験方法

JIS K 5600-9-2:2006 規格概要

この規格 K5600-9-2は、水平に対してある角度に傾斜させた面を,溶融して流れ落ちる熱硬化性粉体塗料の溶融特性を測定する方法について規定。

JISK5600-9-2 規格全文情報

規格番号
JIS K5600-9-2 
規格名称
塗料一般試験方法―第9部 : 粉体塗料―第2節 : 傾斜式溶融フロー試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for paints -- Part 9:Coating powders -- Section 2:Inclined-plane flow test
制定年月日
2006年2月20日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 8130-11:1997(MOD)
国際規格分類

ICS

87.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
塗料 2020
改訂:履歴
2006-02-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 5600-9-2:2006 PDF [9]
                                                                                K 5600-9-2 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本塗料工業会(JPMA)/財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8130-11:1997,Coating powders−Part
11:Inclined-plane flow testを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 5600-9-2には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 5600の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 5600-9-1 第9部 : 粉体塗料−第1節 : 所定温度での熱硬化性粉体塗料のゲルタイムの測定方法
JIS K 5600-9-2 第9部 : 粉体塗料−第2節 : 傾斜式溶融フロー試験方法
JIS K 5600-9-3 第9部 : 粉体塗料−第3節 : レーザ回析による粒度分布の測定方法

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 5600-9-2 pdf 1] ―――――

K 5600-9-2 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 原理・・・・[2]
  •  5. 装置・・・・[2]
  •  5.1 循環型オーブン・・・・[2]
  •  5.2 プレート・・・・[2]
  •  5.3 プレート架台・・・・[3]
  •  5.4 はかり・・・・[3]
  •  5.5 ペレット成形機・・・・[3]
  •  5.6 金属尺・・・・[3]
  •  5.7 はく離用離型剤・・・・[3]
  •  6. サンプリング・・・・[3]
  •  7. 操作・・・・[3]
  •  7.1 A法(予備加熱法)・・・・[3]
  •  7.2 B法(直接加熱法)・・・・[3]
  •  8. 結果の表示・・・・[4]
  •  9. 試験報告・・・・[4]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 5600-9-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 5600-9-2 : 2005

塗料一般試験方法−第9部 : 粉体塗料−第2節 : 傾斜式溶融フロー試験方法

Testing methods for paints-Part 9 : Coating powders-Section 2 : Inclined-plane flow test

序文

 この規格は,1997年に第1版として発行されたISO 8130-11,Coating powders−Part 11:Inclined-plane
flow testを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。変更の一
覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
警告 この規格の利用者は,通常の実験室の作業に精通しているものとする。この規格は,その利用に関
連して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自
の責任において,安全で健康な作業の確保及び関連する全ての法律を遵守しなければならない。

1. 適用範囲

 この規格は,水平に対してある角度に傾斜させた面を,溶融して流れ落ちる熱硬化性粉体
塗料の溶融特性を測定する方法について規定する。
備考1. この方法は,JIS K 5600-9-1に準じた試験温度で,ゲルタイムが1分未満の塗料には,適用
しない。
2. この試験の結果は,粉体塗料の硬化時に起こる溶融フローの程度を表示する。この特性は,
塗膜表面の外観,エッジカバーリング性及び塗膜の付着性に関係する。
3. この試験は,粉体塗料のロットごとの挙動を評価でき,有用な役割をする。異なる組成の粉
体塗料間での相関性は期待できない。
4. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 8130-11:1997,Coating powders−Part 11:Inclined-plane flow test (MOD)

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2
K 5600-9-2 : 2006

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7516 金属製直尺
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
備考 ISO 3574:1986,Cold-reduced carbon steel sheet of commercial and drawing qualitiesからの引用事
項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 5500 塗料用語
備考 ISO 4618-1:1998,Paints and varnishes−Terms and definitions for coating materials−Part 1:
General terms,ISO 4618-2:1999,Paints and varnishes−Terms and definitions for coating materials
−Part 2: Special terms relating to paint characteristics and properties及びISO 4618-3:1999,Paints
and varnishes−Terms and definitions for coating materials−Part 3: Surface preparation and methods
of applicationからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
備考 ISO 8130-9:1992,Coating powders−Part 9: Samplingからの引用事項は,この規格の該当事項
と同等である。
JIS K 5600-9-1,塗料一般試験方法−第9部 : 粉体塗料−第1節 : 所定温度での熱硬化性粉体塗料のゲ
ルタイムの測定方法
備考 ISO 8130-6:1992,Coating powders−Part 6: Determination of gel time of thermosetting coating
powders at a given temperatureからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
ISO 8130-2:1992,Coating powders−Part 2:Determination of density by gas comparison pyknometer (Referee
method)
ISO 8130-3:1992,Coating powders−Part 3:Determination of density by liquid displacement pyknometer

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 5500による。

4. 原理

 標準寸法のペレットに成形された熱硬化性粉体塗料の試料は,加熱された傾斜プレート上に置
かれたとき,溶融し流れ落ちる。この溶融フローの程度を測定する。

5. 装置

5.1 循環型オーブン

 循環型オーブンは,250 ℃までの温度を維持することができるものとする。また,
循環ファンは,必要に応じて停止できるものとする。

5.2 プレート

 使用した試験板の詳細は,試験報告(9.)に記載する。
a) 金属板は,JIS G 3141に規定するSPCC-SBの磨き鋼板(200×300×0.8 mm)とする。
b) ガラス板は,JIS R 3202に規定するフロート板ガラスとする。
備考 写真乾板用のガラス板が最適である。

――――― [JIS K 5600-9-2 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 5600-9-2 : 2006

5.3 プレート架台

 プレート架台は,適切な金属製で,循環型オーブン(5.1)の内部の大きさに合わせ,
オーブンの側面に突き出たレバーによって移動させる。その架台には,数枚のプレート(5.2)を載せるこ
とができ,水平の位置から90度の角度まで,傾けることができるもの。

5.4 はかり

 はかりは,10 mgまで測定可能なもの。

5.5 ペレット成形機

 ペレット成形機は,成形用ロッド及びリングで構成され,直径12.5±0.05 mm,厚
さ6.5±0.2 mmのペレットを作製できるものとする。

5.6 金属尺

 スケールは,mm単位で測定できるもの,又はJIS B 7516に規定する金属製直尺による。

5.7 はく離用離型剤

 ポリテトラフルオロエチレン製のはく離用エアロゾルスプレーとする。

6. サンプリング

 製品の代表的なサンプルは,JIS K 5600-1-2に規定する方法によって,採取する。

7. 操作

 測定は,同じ試料につき2回の繰返し操作を行う。

7.1 A法(予備加熱法)

a)   SO 8130-2又はISO 8130-3に規定する方法によって,粉体塗料の密度を測定し,密度の値とその半分
の値の間で適切な量をグラム単位ではかりとる。ペレット成形機(5.5)によって試料を圧縮し,6.5
±0.2 mm厚の試料を型から押し出す。ペレットの質量は,10 mgまで正確に測定する。
ペレット調製及び試験開始までに時間がある場合,試料は,デシケータ又は密封バッグ中に保管し,
吸湿しないようにする。
b) 特に受渡当事者間の協定がない場合は,試験の温度は180±2 ℃とする。
c) はく離用離型剤(5.7)をガラスプレート(5.2)の最上部に吹き付けて,風乾する。はく離用離型剤の
使用は,ガラスのプレートが再使用できるように,サンプルの除去を容易にし,かつ,均一な表面を
得るためである。金属板が使用された場合,この操作は,不適切とみなされることもある。はく離用
離型剤の使用は,受渡当事者間の合意で省略することができる。このはく離用離型剤の使用の場合は,
試験報告に記載する。
d) プレート架台(5.3)上にプレートを水平に置く。
e) 適切な温度b) に調整された循環型オーブン中に,プレートを載せた架台をセットし,ファンを作動
させたまま,架台を最低15分間,あらかじめ加熱する。
f) 予熱が終わったら,循環ファンを止め循環型オーブンの扉を開く。プレートを傾けたときに,プレー
トの最上部になる位置に試料ペレットを置き,循環型オーブンの扉を閉じて循環ファンを始動する。
この操作は,15秒以内とする。循環型オーブンの扉を閉じて15秒後に,プレートが水平に対し65±1
度になるように,プレート架台を操作する。この状態でプレートを15分間保持する。この後,循環型
オーブンからプレートを取り出し,水平状態で室温まで冷却する。
g) 金属尺(5.6)を用いて,溶融フローしたペレットの長さを0.5 mmまで測定し記録する。ガラスプレ
ートの裏面から観察することは,非常に便利でよく行われる。

7.2 B法(直接加熱法)

a) 7.1 a)に同じ。
b) 7.1 b)に同じ。
c) プレートは5.2 a)に規定する金属板とし,溶剤洗浄したものを使用する。
d) 金属板の最上部の位置に試料ペレットをはり付ける。ペレットのはり付方法としては,ペレット底面
の上端を両面粘着テープでとめる方法と,金属板をあらかじめ試料の融点以上に予熱しておき,ペレ

――――― [JIS K 5600-9-2 pdf 5] ―――――

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JIS K 5600-9-2:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8130-11:1997(MOD)

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