JIS K 6231-2:2007 ゴム―熱分解ガスクロマトグラフ法―第2部:スチレン,ブタジエン及びイソプレンの質量分率の求め方(定量) | ページ 3

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K 6231-2 : 2007
附属書JA
(参考)
精度

序文

  この附属書は,本体について補足するものであって,規定の一部ではない。
JA.1 概要
この試験方法の精度計算は,ISO/TR 9272によって行った。結果を表JA.1表JA.3に示す。文書での
合意がない限り,対象とする材料の合否判定にこれらの精度パラメータを用いてはならない。
JA.2 精度の結果
JA.2.1 実施方法
精度試験は,6か所の試験室でスチレンブタジエンゴム(SBR)とイソプレンゴム(IR)とのブレンド
比が異なる3種類の加硫配合ゴムを用いて,2001年に実施した。試験は,1週間おいて繰り返し,計2日
間行った。1日の試験は2回行い,その平均値を一つのデータとした。これらのデータから計算した結果
を,表JA.1表JA.3に示す。用いた記号は,次のとおりである。
sr 試験室内の併行標準偏差,試験室内の繰返し標準偏差
r 試験室内の併行精度,試験室内の繰返し精度(測定単位で表したもの)
(r) 試験室内の併行精度,試験室内の繰返し精度(rの平均値に対する割合を%で表したもの)
sR 試験室間の再現標準偏差
R 試験室間の再現精度(測定単位で表したもの)
(R) 試験室間の再現精度(Rの平均値に対する割合を%で表したもの)
JA.2.2 併行精度(試験室内繰返し精度)
表JA.1表JA.3に示した併行精度r値は,統計的に適正である。二つの試験結果にr値より大きな差が
生じた場合は,疑わしいと考え,何らかの適切な精査を要する。ただし,今回の精度は1日2回の試験の
平均値から算出しているため,1日1回の試験結果の評価に用いる場合には注意が必要である。
JA.2.3 再現精度(試験室間精度)
表JA.1表JA.3に示した再現精度R値は,統計的に適正である。二つの試験結果にR値より大きな差
が生じた場合は,疑わしいと考え,何らかの適切な精査を要する。ただし,今回の精度は1日2回の試験
の平均値から算出しているため,1日1回の試験結果の評価に用いる場合には注意が必要である。
表JA.1−試料中のブタジエンの質量分率測定の精度
試料 平均値 試験室内 試験室間
% sr r (r) sR R (R)
A 17.7 0.28 0.80 4.54 0.51 1.44 8.18
B 27.1 0.48 1.36 5.03 1.61 4.56 16.87
C 36.5 0.35 0.99 2.72 0.51 1.43 3.93

――――― [JIS K 6231-2 pdf 11] ―――――

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K 6231-2 : 2007
表JA.2−試料中のイソプレンの質量分率測定の精度
試料 平均値 試験室内 試験室間
% sr r (r) sR R (R)
A 63.1 0.59 1.66 2.64 1.11 3.14 4.98
B 44.4 0.57 1.62 3.64 2.33 6.59 14.83
C 25.7 0.48 1.36 5.30 0.67 1.89 7.37
表JA.3−試料中のスチレンの質量分率測定の精度
試料 平均値 試験室内 試験室間
% sr r (r) sR R (R)
A 19.2 0.66 1.86 9.67 0.78 2.21 11.48
B 28.5 0.80 2.27 7.95 0.99 2.79 9.79
C 37.8 0.77 2.18 5.78 0.91 2.56 6.79
ここに,
試料A : SBR(スチレン : ブタジエン=50 : 50)とIRとのブレンド比が35 : 65の加硫配合ゴム
試料B : SBR(スチレン : ブタジエン=50 : 50)とIRとのブレンド比が55 : 45の加硫配合ゴム
試料C : SBR(スチレン : ブタジエン=50 : 50)とIRとのブレンド比が75 : 25の加硫配合ゴム

――――― [JIS K 6231-2 pdf 12] ―――――

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K6
2
附属書JB
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(参考)
1-
2 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
007
ISO 7270-2 : 2005,Rubber−Analysis by pyrolytic gas-chromatographic methods−Part
JIS K 6231-2 : 2007 ゴム−熱分解ガスクロマトグラフ法−第2部 : スチレン,ブ
タジエン及びイソプレンの質量分率の求め方(定量) 2 : Determination of styrene/butadiene/isoprene ratio
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の
(IV) ISと国際規格との技術的差異の箇
国際規 条ごとの評価及びその内容 理由及び今後の対策
格番号
箇条番号及び 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
名称 の評価
2 引用規格
4試薬 4.1抽出溶剤 4.1 JISにほぼ同じ 変更 参照している細分箇条を変 対応国際規格記載の細分箇条は,間違
更した。試薬のJISを記載し っている。次回のISO規格見直し時に
た。 提案する。
4.2キャリヤーガス 4.2,4.3 JISにほぼ同じ 変更 試薬のJISを記載した。 国際規格では,試薬は個々の規格で定
4.3水素炎イオン化検 められていないが,技術的な差異な
出器(FID)用ガス し。
5装置 5.2.3,5.2.4 JISにほぼ同じ
5.2.3,5.2.4 追加 JIS K 0114を引用した。 国際規格に対応規格はない。通則であ
ガスクロマトグラフ, カラムの材質について,特にり,技術的に差はない。
カラム 制限がないことを追記した。次回のISO規格見直し時に提案する。
6手順 6.1.1注記 6.1.1 − 追加 注記として,検量線作成用試検量線作成用試料の選択は重要であ
料選択時の注意点及び前処 ることから,注記として追加した。次
理を追加した。 回のISO規格見直し時に提案する。
6.1.2既知組成試料採取 6.1.2 − 追加 既知組成試料の採取量につ より分かりやすくするために追記し
量 いて規定内容を追記した。 た。次回のISO規格見直し時に提案す
る。
8 精度 − 8 精度 削除 削除し,附属書JA(参考)に移対応国際規格の精度算出は,ISO/TR
行した。 9272にそって行われているが,この規
K6
格はISO規格となっていない。そのた
2
め,今回は規定から外し,附属書JA(参
31-
考)とした。ISO/TR 9272がISO規格
2 : 2
となった時点で規定とする。
007
2

――――― [JIS K 6231-2 pdf 13] ―――――

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K 6231-2 : 2007
K6
2
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の
(IV) ISと国際規格との技術的差異の箇
2
国際規 条ごとの評価及びその内容 理由及び今後の対策
31-
格番号
2 : 2
箇条番号及び 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
名称 の評価
007
9試験報告書 c) 測定結果 9 JISにほぼ同じ 追加 求める数値のけた数を明記 次回のISO規格見直し時に提案する。
した。
表1,表2 Table 1, JISにほぼ同じ 追加 カラム材質のステンレス鋼 次回のISO規格見直し時に提案する。
Table 2 を追加した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 7270-2 : 2005 : MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
K6 231-
2 : 2007
2

JIS K 6231-2:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 7270-2:2005(MOD)

JIS K 6231-2:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6231-2:2007の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0114:2012
ガスクロマトグラフィー通則
JISK0512:1995
水素
JISK1107:2005
窒素
JISK6229:2015
ゴム―溶剤抽出物の求め方(定量)
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISK8900:2012
2-ブタノン(試薬)