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K 6258 : 2016
表A.5−試験用サービス油の組成
単位 質量分率%
試験用サービス油
成分 CAS No.
101 102 103
ジ-2-エチルへキシルセバケート 122-62-3 99.5 − −
フェノチアジン 92-84-2 0.5 − −
試験用潤滑油No.1油 − − 95 −
炭化水素混合油a) − − 5 −
トリ-n-ブチルりん酸エステル 126-73-8 − − 100
注a) 添加剤として,硫黄,質量分率29.533 %,りん,質量分率1.52 %,及び窒素,質量分率0.7 %を含
有する。
A.4 その他の試験用液体
A.1A.3以外の試験用液体を用いる場合は,使用目的に合わせ,同一の化学物質,同一の濃度の試験用
液体を用いて,実施する。その他の試験用液体は,JIS K 7114の表A.1(試薬)を参照する。
――――― [JIS K 6258 pdf 16] ―――――
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K 6258 : 2016
附属書B
(規定)
試験装置の校正
B.1 点検
試験装置の校正を行うときは,事前に,校正する項目の現状を,校正報告書又は証明書で記録された点
検結果によって確認する。校正が,納入時の状態の校正なのか,異常又は欠陥を修理した後の校正なのか
も記録する。
試験装置が,規定した測定値を含め,要求試験精度を満たしていて,公式に校正する必要がない場合も,
そのことを確認する。要求測定値が変化しやすい傾向にある場合は,定期点検の必要性を詳細な校正方法
に記載する。
B.2 試験装置の校正計画
試験装置の校正及び点検は,この規格の要求事項である。校正周期については,特に規定されない場合,
ISO 18899の指針を参考にして,各規格使用者の自由裁量で決めてよい。
表B.1に,校正計画を規定する校正項目及び必要条件を示す。校正項目及び測定値は,試験装置本体,
装置の一部又は補助的な装置にも関連している。
それぞれの測定値についての校正方法は,ISO 18899,その他の発行文書又は詳細に記載された試験方法
を用いてもよい(ISO 18899よりも詳細に規定した校正手順が記載されている場合には,それを用いる。)。
それぞれの項目の校正周期は,次の略号で示す。
N : 初期確認
S : ISO 18899による標準的な校正周期
U : 試験の都度
――――― [JIS K 6258 pdf 17] ―――――
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K 6258 : 2016
表B.1−校正計画
校正項目 必要条件 ISO 校正周期a) 注意事項
18899:2013
の箇条番号
浸せき試験装置 試験片が,完全に浸せきされ,15.8,19.1 U
全ての表面が,液体にさらされ
る容積である。
試験用液体の体積が,試験片の15.8,19.1 U
体積の15倍以上である。
試験用液体及びゴムに対して,15.8,19.1 U
不活性である。
栓をしたガラス瓶又は試験管 19.1 U 試験用液体の沸点より
を用いる。 十分低い温度の試験の
場合。
ガラス瓶又は試験管に,還流冷 19.1 U 試験用液体の沸点近傍
却器又は同等の適切な手段を の温度の試験の場合。
備えたものを用いる。
片面浸せき試験装置 図1による。 − N
はかり 1 mgまで,正確に読み取ること 22.1 S(1回/年)
ができるものを用いる。
測厚器 JIS K 6250の10.2(平板状試験15.1,16.6 S(1回/2年)
片の厚さの測定)参照。
寸法測定器 0.01 mmの読取り精度で,測定 15.1 S(1回/2年) 非接触式が望ましい。
できるものを用いる。
表面積変化の寸法測 0.01 mmの読取り精度で,測定 15.3 S(1回/2年) 非接触式が望ましい。
定器 できるものを用いる。
試験用液体 附属書A参照。 − N
物質 8.1.3による。 − U
蒸留水
ろ紙,又は糸くず
の出ない布
注a) 括弧内の校正周期は,例である。
表B.1以外の校正項目は次による。いずれも,ISO 18899に従って校正する。
a) タイマ
b) 状態調節及び試験の温度を監視するための温度計
c) 状態調節及び試験の湿度を監視するための湿度計
d) 選択した物理的特性を測定するための装置
――――― [JIS K 6258 pdf 18] ―――――
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K 6258 : 2016
附属書C
(参考)
試験室間試験プログラムによる試験精度
C.1 一般事項
この試験室間試験プログラム(Interlaboratory Test Program,以下ITPという。)は,2011年に実施した。
繰返し精度及び再現精度は,ISO/TR 9272[1]に従って計算した。精度の概念及び用語もまた,ISO/TR 9272
に記載されている。
C.2 ITPの結果
C.2.1 プログラムの詳細
このITPは,12の試験室で実施した。
試料及び試験片の準備は,全て一つの試験室で行った。
試料は,天然ゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム及びふっ素ゴムの配合物の4種類とした。試料
の配合及びその加硫条件の詳細を,表C.1に示す。
――――― [JIS K 6258 pdf 19] ―――――
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K 6258 : 2016
表C.1−配合及び加硫条件
配合割合(配合重量部)
成分
配合A 配合B i) 配合C j) 配合D k)
ゴム 天然ゴム(TSR L) 100 − − −
ニトリルゴム
− 100 − −
(ニトリル含量 28 %)
水素化ニトリルゴム
− − 100 −
(ニトリル含量 39 %)
ふっ素ゴム(VDF/HDF共重合体) − − − 100
カーボン HAF (N 330) 30 − − −
ブラック FEF (N 550) − 65 50 −
MT (N 990) − − − 25
助剤 酸化亜鉛 3 5 2 −
酸化マグネシウム − − 2 3
水酸化カルシウム − − − 2
ステアリン酸 − 1 − −
老化防止 IPPD a) 1 − − −
剤 TMQ b) − 2 − −
スチレン化ジフェニルアミン − − 1 −
加硫促進 MBTS c) 1.7 − − −
剤 TMTD d) − 2.5 − −
CBS e) − 1.5 − −
有機りん酸塩f) − − − 0.44
加硫剤 トリアリルイソシアネート − − 1.5 −
硫黄 2.5 0.2 − −
過酸化物(質量分率40 %)g) − − 7.5 −
ビスフェノールh) − − − 1.35
配合割合の合計 138.2 177.2 164.0 131.79
加硫条件 プレス加硫 150 ℃×18分 160 ℃×20分 180 ℃×10分 180 ℃×7分
(温度×時間) +オーブン加硫 − − − +220 ℃×16時間
注a) -イソプロピル-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン
b) 2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノりん重合物
c) ベンゾチアゾールジスルフィド
d) テトラメチルチウラムジスルフィド
e) -シクロヘキシルベンゾチアゾール-2-スルフェンアミド
f) 有機りん酸塩(例 トリフェニルベンジル-ホスホニウムクロリド)
g) 1,3-ビス(t-ブチルパーオキシイソプロピル)-ベンゼン
h) 2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-ヘキサフロロプロパン
i) 配合Bは,ISO 13226[2] SRE-NBR 28/SXに準拠している。
j) 配合Cは,ISO 13226[2] SRE-HNBR/1Xに準拠している。
k) 配合Dは,ISO 13226[2] SRE-FKM/2Xに準拠している。
測定項目は,次の5項目とした。
a) 質量変化率
b) 体積変化率
c) 寸法変化率
d) 硬さ変化
e) 引張応力−ひずみ特性変化率
――――― [JIS K 6258 pdf 20] ―――――
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JIS K 6258:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1817:2015(MOD)
JIS K 6258:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
JIS K 6258:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6253-2:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第2部:国際ゴム硬さ(10 IRHD~100 IRHD)
- JISK6253-3:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第3部:デュロメータ硬さ
- JISK7114:2001
- プラスチック―液体薬品への浸せき効果を求める試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方