この規格ページの目次
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K 6262 : 2013
7.6 試験条件
7.6.1 試験時間
試験時間は,次の中から選択する。
2420 時間又は7220
時間
7.6.2 試験温度
試験温度は,次の中から選択する。
(0±2)℃,(−10±2)℃,(−25±2)℃,(−40±2)℃,(−55±2)℃,(−70±2)℃,(−80±2)℃
又は(−100±2)℃
7.7 試験方法
7.7.1 圧縮板の前処理
圧縮板の前処理は,6.7.1による。
7.7.2 厚さの測定
厚さの測定は,6.7.2による。
7.7.3 ひずみの与え方
ひずみの与え方は,6.7.3による。
7.7.4 試験の開始
圧縮装置によって試験片にひずみを与えた後,直ちに目的とする試験温度の低温槽に圧縮装置を投入す
る。
7.7.5 試験の終了
規定の時間,目的とした試験温度で圧縮装置を放置後,次の操作方法で試験を終了する。
試験装置を低温槽に入れたまま,試験片を開放すると同時に時間の測定を開始する。試験片は,試験温
度の低温槽に入れたままとし,(30±3)分後に厚さを測定するか又は試験装置を開放してからできるだけ
早い段階から一定間隔で0.01 mmの単位まで厚さを測定する。後者の測定方法の場合,対数時間軸に対し
て厚さの変化のグラフが描けるような時間間隔で測定を行う。測定の時間間隔は,10秒,30秒,1分,3
分,10分又は30分がよく,2時間まで実施する。この場合,通常は,30±3秒又は30±3分の値を計算に
用いる。
7.8 試験後の試験片の確認
試験後の試験片の確認は,6.8による。
7.9 圧縮永久ひずみの計算
圧縮永久ひずみの計算は,6.9による。
7.10 試験結果のまとめ方
試験結果は,3個の試験片によって得られた値の中央値を,JIS Z 8401によって,丸め幅1で表す。
7.11 試験報告書
試験報告書は,6.12による。
――――― [JIS K 6262 pdf 11] ―――――
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K 6262 : 2013
附属書A
(参考)
圧縮永久ひずみの試験精度
A.1 概要
繰返し精度と再現性とを示す精度の計算は,ISO/TR 9272 [1]に従って行った。
A.2 実験の詳細
A.2.1 この試験室間試験プログラム(以下,ITPという。)は,1986年にSBR,NBR及びEPDMの三つ
の材料について実施した。試験片は,全ての実験室に送付し,ISO 815に従って100 ℃の条件で実験を実
施した。
A.2.2 実験に用いた試験片は,大形試験片及び小形試験片の両方である。
A.2.3 どの試験も25 %圧縮で24時間の条件で実施した。試験は,A法によって行い,標準状態の実験室
で,開放後30±3分後に厚さを測定した。試験結果には,中央値を用いた。
A.2.4 このITPは,ISO/TR 9272に規定するタイプ1の精度の試験に相当する。ITPには,19の実験室が
参加し,再現性の確認のため,同じ期間に実施した。
A.3 精度評価結果
A.3.1 100 ℃で評価した試験結果を表A.1に示す。
A.3.2 表A.1に用いた記号は,次のように定義する。
r : 測定値の実験室内繰返し精度
(r) : パーセントで表した実験室内繰返し精度
R : 測定値の実験室間繰返し精度
(R) : パーセントで表した実験室間繰返し精度
表A.1−100 ℃で測定した圧縮永久ひずみのタイプ1の精度データ
実験室内 実験室間
ゴム材料 平均
r (r) R (R)
大形試験片
EPDM 10.3 2.7 26 4.0 38
NBR 19.8 3.3 17 4.3 21
SBR 41.1 4.7 11 13.6 33
プールした値 23.7 3.6 15 8.6 36
小形試験片
EPDM 14.8 3.3 22 4.5 30
NBR 24.4 4.3 18 7.7 32
SBR 44.9 5.1 11 14.0 33
プールした値 28.0 6.0 15 10.0 35
参考文献
[1] ISO/TR 9272,Rubber and rubber products−Determination of precision for test method standards
――――― [JIS K 6262 pdf 12] ―――――
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 815-1:2008 Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of compression
JIS K 6262:2013 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−常温,高温及び低温における圧縮永
久ひずみの求め方 set−Part 1: At ambient or elevated temperatures
ISO 815-2:2008 Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of compression
set−Part 2: At low temperatures
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的
国際規格 との評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 加硫ゴム及び熱可 ISO 815-1 1 ISO規格では,JISの 変更 JISでは,硬さによる圧縮率を 技術的な差異はない。
囲 塑性ゴムの常温,高ISO 815-2 適用範囲に加え,硬さ 6.1.3(スペーサ)の項目で規定
温及び低温におけ による圧縮率も規定し している。
る圧縮永久ひずみ ている。 また,ISOの適用範囲の注記と
を求める方法 して,低温試験注意事項の記載
があるが,JISでは,箇条4の原
理及び箇条5の試験の種類の項
目に移動した。
3 用語及 用語を定義 − − 追加 JISで定義しているゴム用語 JISとして必要なため。
び定義 (JIS K 6200)を引用した。
5 試験の 試験法を規定 − − 追加 技術的な差異はない。
JISでは,ISO 815-1とISO 815-2
種類 とをまとめて規定しているた
め,試験方法を分かりやすく説
明する目的で追加した。
6.1 試験 4.1.4 温度計の性能 削除 恒温槽の温度制御の規定で温度技術的な差異はない。
装置 計の性能まで含まれると判断し
て,削除。
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6.1.3 スペーサ − − 追加 JIS K 6253-2を追加する。 技術的な差異はない。
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――――― [JIS K 6262 pdf 13] ―――――
K6
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
2
国際規格 との評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
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番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 の評価
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6.2.2 試験片の積層枚数 ISO 815-1 5.2 3枚以内と規定 追加 試料によっては,1枚の試験片 ISO 815-1及びISO 815-2の定期
を追記。“4枚以上 ISO 815-2 の厚さが薄く,積層枚数が3枚 見直し時に提案する。
の積層枚数の場合 以内では,試験に用いる厚さを
は,受渡当事者間の 確保できない場合がある。
協定による。”を追
加した。
6.10 測定値のまとめ方 8.1 測定値の丸め方 追加 数値の丸め方の引用規格を追加JISでは,試験結果の有効桁数を
7.10 試験 及び表示方法 した。 明確にするために追加した。技
結果のま 術的な差異はない。
とめ方
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 815-1:2008,ISO 815-2:2008,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
JIS K 6262:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 815-1:2008(MOD)
- ISO 815-2:2008(MOD)
JIS K 6262:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
JIS K 6262:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6253-2:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第2部:国際ゴム硬さ(10 IRHD~100 IRHD)
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方