JIS K 6273:2018 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率の求め方

JIS K 6273:2018 規格概要

この規格 K6273は、加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの一定の伸長率の下における引張永久ひずみを,試験室の標準温度又は規定する温度で求める方法,並びに定荷重の下における引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率を,試験室の標準温度で求める方法について規定。また,この規格は,国際ゴム硬さが20IRHD~94IRHDの加硫ゴム及び熱可塑性ゴムに適用。なお,この試験方法は,クリープ率の小さな試料の評価には適用できない。

JISK6273 規格全文情報

規格番号
JIS K6273 
規格名称
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率の求め方
規格名称英語訳
Rubber, vulcanized or thermoplastic -- Determination of tension set, elongation and creep
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2018年2月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 2285:2013(MOD)
国際規格分類

ICS

83.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ゴム・エラストマー I 2020, ゴム・エラストマー II 2020
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2018-02-20 改正
ページ
JIS K 6273:2018 PDF [16]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験の種類・・・・[2]
  •  5 定伸長引張永久ひずみ試験・・・・[3]
  •  5.1 試験装置・・・・[3]
  •  5.2 試験装置の校正・・・・[3]
  •  5.3 試験片・・・・[3]
  •  5.4 試験方法・・・・[5]
  •  5.5 定伸長引張永久ひずみの計算・・・・[6]
  •  5.6 試験結果のまとめ方・・・・[6]
  •  5.7 試験報告書・・・・[7]
  •  6 定荷重引張永久ひずみ試験・・・・[7]
  •  6.1 試験装置・・・・[7]
  •  6.2 試験装置の校正・・・・[8]
  •  6.3 試験片・・・・[8]
  •  6.4 試験方法・・・・[9]
  •  6.5 計算・・・・[9]
  •  6.6 試験結果のまとめ方・・・・[10]
  •  6.7 試験報告書・・・・[10]
  •  附属書A(規定)試験装置の校正・・・・[11]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6273 pdf 1] ―――――

K 6273 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
ゴム工業会(JRMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS K 6273:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6273 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6273 : 2018

加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率の求め方

Rubber, vulcanized or thermoplastic- Determination of tension set, elongation and creep

序文

  この規格は,2013年に第7版として発行されたISO 2285を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの一定の伸長率の下における引張永久ひずみを,試験室の標準
温度又は規定する温度で求める方法,並びに定荷重の下における引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率
を,試験室の標準温度で求める方法について規定する。
また,この規格は,国際ゴム硬さが20 IRHD94 IRHDの加硫ゴム及び熱可塑性ゴムに適用する。
なお,この試験方法は,クリープ率の小さな試料の評価には適用できない。
注記1 国際ゴム硬さ20 IRHD94 IRHDは,デュロメータ硬さA10A90にほぼ相当する。
注記2 クリープの小さな試料の評価及び製品設計のための試験として,圧縮又はせん断によるクリ
ープ率の求め方がISO 8013に規定されている。
注記3 一定の荷重試験は,主に厚さの薄い製品における加硫状態の測定及び品質管理に用いられる。
一般的に加硫状態又は架橋度の増加は,永久ひずみ,クリープ率及び伸び率の減少に影響
する。
注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2285:2013,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of tension set under constant
elongation, and of tension set, elongation and creep under constant tensile load(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告1 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,
その使用に関して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の
利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
警告2 この規格で規定している試験を行う上で,使用する物質,生成する物質及び廃棄物が環境に
及ぼす有害性を考慮し,取扱い及び廃棄を含む全ての行為に関して,これらに関連する法令・
規制要求事項に従う。

――――― [JIS K 6273 pdf 3] ―――――

2
K 6273 : 2018

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
注記 対応国際規格 : ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces
for physical test methods
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方
注記 対応国際規格 : ISO 188,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Accelerated ageing and heat
resistance tests
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 8013,Rubber, vulcanized−Determination of creep in compression or shear
ISO 18899,Rubber−Guide to the calibration of test equipment

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200及びISO 8013によるほか,次による。
3.1
定伸長引張永久ひずみ(tension set at constant elongation)
試験片を規定の試験時間,規定の伸びに伸長した後,自由に収縮させ,収縮した後の長さと伸長する前
の長さとの差を,伸長した後の長さと伸長する前の長さとの差で除したもの。
注記 百分率(%)で表す。
3.2
定荷重引張永久ひずみ(tension set at constant load)
試験片を規定の試験時間,規定の荷重で伸長した後,自由に収縮させ,収縮した後の長さと荷重を与え
る前の長さとの差を,荷重を与える前の長さで除したもの。
注記 百分率(%)で表す。
3.3
荷重(loading)
試験片に静的に(時間とともに変化しない)作用する力又はひずみを試験片に与える力。
3.4
クリープ率(creep)
規定の荷重を与えたとき,規定の試験時間後にクリープによる伸びの増加分を,試験前の伸びで除した
もの。
注記1 百分率(%)で表す。
注記2 “クリープ”は,現象を表すときに用いられる。

4 試験の種類

  試験の種類は,次の2種類とする。
a) 定伸長引張永久ひずみ試験 定伸長下で,一定時間の引張力を与えた後の寸法変化を,試験室の標準

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K 6273 : 2018
温度又は規定する温度で求める方法。
b) 定荷重引張永久ひずみ試験 定荷重下で,一定時間の引張力を与えた後の寸法変化を,試験室の標準
温度で求める方法。

5 定伸長引張永久ひずみ試験

5.1 試験装置

  試験装置は,次による。
5.1.1 引張ひずみ保持具 引張ひずみ保持具は,一対の試験片取付部を備え,装着した試験片に規定の伸
びを与え,保持できるものとする。引張ひずみ保持具の試験片取付部は,通常一方が固定され,他方が可
動式とする。
なお,引張ひずみ保持具には,試験片の伸長しすぎを防止するための目盛又は停止装置を備えることが
望ましい。短冊状試験片及びI字状試験片には自動締付け式クランプを用い,リング状試験片には,直径
約10 mm,幅約5 mmの自由に回転できるプーリを用いる。
引張ひずみ保持具全体は,恒温槽に入れたとき速やかに規定の温度に達するようにできるだけ小形軽量
で,恒温槽内に装着したとき,試験片の標線間部分が槽内の空気の流れに対して直角になるように,工夫
を施したものとする。
仕様を満たせば,多数掛けの引張りジグを用いてもよい。
5.1.2 恒温槽 恒温槽は,試験を標準試験温度より高い温度で行うときに用い,JIS K 6257に規定する試
験槽を用いる。

5.2 試験装置の校正

  試験装置の校正は,附属書Aによる。

5.3 試験片

5.3.1  試験片の形状及び寸法
試験片は,短冊状試験片,I字状試験片又はリング状試験片のいずれかを選択し,その形状及び寸法は,
次による。
a) 短冊状試験片 短冊状試験片は,厚さ(2.0±0.2) mのシートから打ち抜いたもので,幅は2 mm10
mmで,できれば6 mmが望ましい。試験片長さは,選択した標線間距離及び引張ひずみ保持具の形
によって決めればよい。JIS K 6251に規定するダンベル状試験片を用いてもよい。
b) 字状試験片 I字状試験片は,厚さ(2.0±0.2) mのシートから打ち抜いたもので,その形状及び寸法
を,図1に示す。幅の狭い部分は,25.0 mm50.0 mmの長さとする。つかみ部の幅及び長さは,約
6.5 mmとする。

――――― [JIS K 6273 pdf 5] ―――――

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