JIS K 6273:2018 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率の求め方 | ページ 2

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単位 mm
25.050.0
図1−I字状試験片の形状及び寸法
c) リング状試験片 リング状試験片は,次の大形リング状試験片又は小形リング状試験片のいずれかを
選択する。リング状試験片は,厚さ(2.0±0.2) mのシート[大形の場合は厚さ(4.0±0.2) mのシート]
から打ち抜く。
1) 大形リング状試験片(JIS K 6251のリング状A号形試験片と同じ)
厚さ : (4.0±0.2) m
外径 : (52.6±0.2) m
内径 : (44.6±0.2) m
2) 小形リング状試験片
厚さ : (2.0±0.2) m
外径 : (33.5±0.2) m
内径 : (29.5±0.2) m
5.3.2 試験片の採取・作製
試験片の採取・作製は,JIS K 6250の8.(試験片の採取・作製)による。
5.3.3 試験片の数
試験片の数は,列理方向で採取したものを3個以上とする。ただし,ゴムの列理(グレーン)の影響を
調べるときは,互いに90度の角度の2方向(列理の方向に対し平行及び直角)でそれぞれ3個以上の試験
片を採取する。
5.3.4 試験片の寸法の測定
試験片の厚さは,JIS K 6250の10.(寸法測定方法)によって,打ち抜く前のシートの厚さを測定する。
また,試験片の幅は,打ち抜き刃の幅を用いる。
5.3.5 標線間距離の設定
標線間距離は,各試験片の形状ごとに次のように設定する。標線は,試験片に影響を与えず,試験温度
に耐えられる適切なインクを用いて,試験片に正確かつ鮮明に付ける。
a) 短冊状試験片 短冊状試験片は,伸び測定用の標線を試験片の平行部分に,その中央部を中心として
付ける。試験片の標線間距離は,20.0 mm50.0 mmとする。
b) 字状試験片 I字状試験片は,標線を付けず,幅の狭い部分の長さを標線間距離とし,50 mmが望ま
しい。又は,幅の狭い部分に25.0 mm50.0 mm,望ましくは50.0 mmの標線を付ける。
c) リング状試験片 リング状試験片は,試験片の内径をそのまま標線間距離とする。もう一つの方法と
して大形リング状試験片の場合は,深さ3.5 mm,幅20 mmの溝加工されたジグを,小形リング状試

――――― [JIS K 6273 pdf 6] ―――――

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験片の場合は,深さ1.75 mm,幅10 mmの溝加工されたジグを用い,リング状試験片を加工されたジ
グの溝に沿って直線状に伸ばして挿入し,伸び測定用の標線を付けてもよい。この場合,大形リング
状試験片は,40 mm,小形リング状試験片は,25 mmの間隔の標線を付けるとよい。

5.4 試験方法

5.4.1  試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験室の標準温度 試験室の標準温度は,JIS K 6250の6.(試験室の標準条件)による。
b) 試料及び試験片の保管 試料及び試験片の保管は,JIS K 6250の7.(試料及び試験片の保管)による。
c) 試験片の状態調節 試験片の状態調節は,JIS K 6250の9.(試験片の状態調節)による。
d) 試験温度 試験温度は,JIS K 6250の11.2.1(標準試験温度及び標準試験湿度)による。その他の温
度で試験を行う場合は,JIS K 6250の11.2.2(その他の試験温度)に規定する室温以上の温度から選
択する。特に指定がない場合は,(70±1) ℃を用いる。
0 0 0
e) 試験時間 試験時間は,24 −時間,72
2
−時間又は168 −時間から選択する。更に長い時間が必要な場
2 2
合は,JIS K 6250の11.(試験条件)から選択する。
一般的には試験開始時間は,試験片に規定の伸びを与えてから30分間経過後とする。
f) 試験片に与える伸び 試験片に与える伸びは,次から選択する。
(15.0±1.5) %
(20.0±2.0) %
(25.0±2.5) %
(50.0±5.0) %
(75.0±7.5) %
(100±10) %
(200±10) %
(300±10) %
伸びは,加硫ゴムに関しては,特に指定がない場合は,(100±10) %を用いる。伸びは,ゴムの種類
及び製品がどのように使用されるかを考慮して選択する。加硫ゴムに関しては,試験温度における切
断時伸びの1/3以下とする。降伏点をもつ熱可塑性ゴムに関しては,降伏点以下の伸びで試験し,特
に指定がない場合は,(20.0±2.0) %の伸びを用いる。
伸びλは,式(1)によって算出する。
L1 L0
λ (1)
L0
ここに, λ : 伸び(%)
L0 : 試験前の標線間距離(mm)
L1 : 伸長した後の標線間距離(mm)
5.4.2 操作方法
操作方法は,次による。
a) 標線間距離の測定 試験片の試験前の標線間距離(L0)を,試験室の標準温度で0.1 mmまで読み取る。
直線状の標線間距離を測定する場合及びリング状試験片の内径を測定する場合(例えば,コーンゲ
ージを用いる場合),0.1 mmまで読み取る。
b) 伸びの与え方 試験室の標準温度で,試験片を引張ひずみ保持具に取り付け,規定の伸びに相当する

――――― [JIS K 6273 pdf 7] ―――――

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長さに伸長し,保持する。このとき,規定の伸びを超えた伸長を与えないように注意する。リング状
試験片の場合,プーリを手で回転させ伸びの均一化を図る。リング状試験片で伸び測定用の標線を付
けて行う場合,標線間がプーリ間の中央部にくるようにする。
規定の伸びに伸長したまま,10分間20分間経過後に,標線間距離(L1)を0.1 mmまで読み取り,
5.4.1 f)で規定する伸びの許容範囲にあることを確認する。許容範囲を外れた場合,その試験片を廃棄
し,新しい試験片を用いてやり直す。リング状試験片の内径を標線間距離として用いるとき,与える
伸びは,プーリの直径とプーリ間との軸間距離から計算する[JIS K 6251の15.2(リング状試験片)
参照]。
c) 標準試験温度における試験 規定の伸びに伸長した試験片を,規定の試験時間,標準試験温度に維持
する。その後,直ちに収縮させ,引張ひずみ保持具から試験片を取り外し,木製などの平たんな非粘
3
着性の台上に試験片を30 +分間静置し,試験片の標線間距離(L2)を0.1
0
mmまで読み取る。
d) その他の試験温度における試験 その他の試験温度における試験は,次の方法による。規定の伸びに
伸長した試験片を,20分間30分間経過後に,あらかじめ試験温度に設定された恒温槽内に規定の試
験時間維持する。その後の操作方法は,次の3種類のいずれかによる。特に指定がない場合は,A法
を用いる。
1) 法 試験温度に規定の試験時間だけ維持した後,引張ひずみ保持具を恒温槽から取り出し,試験
片を引張ひずみ保持具から直ちに取り外し,木製などの平たんな非粘着性の台上に,標準試験温度
3
で30 +分間静置し,試験片の標線間距離(L2)を0.1
0
mmまで読み取る。
2) 法 試験温度に規定の試験時間維持した後,恒温槽から引張ひずみ保持具を取り出し,試験片を
3
伸長した状態のままにして標準試験温度で30 +分間静置した後,試験片を引張ひずみ保持具から取
0
3
り外し,木製などの平たんな非粘着性の台上に標準試験温度で30 +分間静置し,試験片の標線間距
0
離(L2)を0.1 mmまで読み取る。
3) 法 試験温度に規定の試験時間維持した後,試験温度に保持された恒温槽内で試験片の引張力を
3
取り除き,恒温槽内に30 +分間静置する。引張ひずみ保持具を恒温槽から取り出し,試験片を取り
0
3
外し,木製などの平たんな非粘着性の台上に標準試験温度で30 +分間静置し,試験片の標線間距離
0
(L2)を0.1 mmまで読み取る。

5.5 定伸長引張永久ひずみの計算

  定伸長引張永久ひずみE1は,式(2)によって算出する。
L2 L0
E1 (2)
L1 L0
ここに, E1 : 定伸長引張永久ひずみ(%)
L0 : 試験前の標線間距離(mm)
L1 : 伸長した後の標線間距離(mm)
L2 : 収縮した後の標線間距離(mm)

5.6 試験結果のまとめ方

  試験結果のまとめ方は,3個以上の試験片によって得られた測定値の平均値を,JIS Z 8401によって,
丸めの幅1で表す。
なお,丸めた平均値に対して,個々の測定値が10 %以内で一致しない場合は,更に3個以上の試験片で
繰り返し実験を行い,全試験片の中央値を求める。

――――― [JIS K 6273 pdf 8] ―――――

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5.7 試験報告書

  試験報告書には,次の事項を記録する。
a) 試料及び試験片の詳細
1) 試料の明細,履歴など
2) 列理が関係する試験片は,打抜きの方向
3) 試験片の種類及び寸法
4) 試験片作製方法(成形,試料からの切取りなど)
5) 試験片作製方法の詳細(研磨など)
6) 試験片の数
b) 適用規格番号
c) 試験の詳細
1) 状態調節の時間及び温度
2) 与えた伸び
3) 試験時間及び温度
4) その他の試験温度における,操作方法(A法,B法又はC法)
5) その他この規定とは異なる試験条件及び操作方法
d) 試験結果
1) 試験結果の平均値又は中央値
2) 必要な場合,個々の値
e) 試験年月日
f) その他必要事項

6 定荷重引張永久ひずみ試験

6.1 試験装置

  試験装置は,試験片の一方を固定する固定つかみ具,他方を固定し荷重を与えるためのおもりをつるす
可動つかみ具からなる。同等の荷重を与える別の機構のものでもよい。試験装置の例を,図2に示す。

――――― [JIS K 6273 pdf 9] ―――――

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1 固定つかみ具
2 試験片
3 可動つかみ具
4 おもり
図2−試験装置の例

6.2 試験装置の校正

  試験装置の校正は,附属書Aによる。

6.3 試験片

6.3.1  試験片の形状及び寸法
試験片は,厚さ(2.0±0.2) mとし,その形状及び寸法を,図3に示す。
単位 mm
40
. .
0
±2
20
. .
0
±2
図3−定荷重用試験片の形状及び寸法
6.3.2 試験片の採取・作製
試験片の採取・作製は,JIS K 6250の8.(試験片の採取・作製)による。
6.3.3 試験片の数
試験片の数は,列理方向で採取したものを3個以上とする。ただし,ゴムの列理(グレーン)の影響を
調べるときは,互いに90度の角度の2方向(列理の方向に対し平行及び直角)でそれぞれ3個以上の試験

――――― [JIS K 6273 pdf 10] ―――――

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JIS K 6273:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2285:2013(MOD)

JIS K 6273:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6273:2018の関連規格と引用規格一覧