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K 6273 : 2018
片を採取する。
6.3.4 試験片の寸法の測定
試験片の厚さは,JIS K 6250の10.(寸法測定方法)によって,打ち抜く前のシートの厚さを測定する。
また,試験片の幅は,打ち抜き刃の幅を用いる。
6.3.5 標線間距離の設定
標線間距離は,(90.0±0.5) mとする。標線は,試験片に影響を与えず,試験温度に耐えられる適切な
インクを用いて,試験片の平行部分にその中央部を中心として,正確かつ鮮明に付ける。
6.4 試験方法
6.4.1 試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験室の標準温度 試験室の標準温度は,JIS K 6250の6.(試験室の標準条件)による。
b) 試料及び試験片の保管 試料及び試験片の保管は,JIS K 6250の7.(試料及び試験片の保管)による。
c) 試験片の状態調節 試験片の状態調節は,JIS K 6250の9.(試験片の状態調節)による。
d) 試験温度 試験温度は,JIS K 6250の11.2.1(標準試験温度及び標準試験湿度)による。
e) 試験片に与える荷重 試験片に与える荷重は,試験片の試験前の断面積に基づいて応力(2.5±0.1) Pa
を試験片に衝撃なしで与えるものとする。2.5 MPaの応力が大きすぎる場合には,1.0 MPaの応力を用
いてもよい。
6.4.2 操作方法
操作方法は,次による。
a) 標線間距離の測定 試験片の試験前の標線間距離(L0)を,試験室の標準温度で0.1 mmまで読み取る。
b) 規定した応力の付加 試験片を試験装置に取り付け,試験片の試験前の断面積に基づいて,6.4.1 e) に
規定する応力になる荷重を試験片に与える。
c) 定荷重伸び率を求めるための測定 試験片に荷重を与えたときから(30±2)秒間経過後に,標線間距離
(L3)を0.1 mmまで読み取る。
d) クリープ率を求めるための測定 試験片に荷重を与えたときから(60±1)分間経過後に,標線間距離
(L4)を0.1 mmまで読み取る。
e) 定荷重引張永久ひずみを求めるための測定 クリープ率の測定後,試験装置から取り外し収縮させた
試験片を,木製などの平たんな非粘着性の台上に(10±1)分間,試験室の標準温度で静置し,標線間距
離(L5)を0.1 mmまで読み取る。
6.5 計算
計算は,次による。
a) 定荷重伸び率 定荷重伸び率E2は,式(3)によって算出する。
L3 L0
E2 (3)
L0
ここに, E2 : 定荷重伸び率(%)
L0 : 試験前の標線間距離(mm)
L3 : 荷重を与えたときから,30秒間経過後の標線間距離(mm)
b) クリープ率 クリープ率E3は,式(4)によって算出する。
L4 L3
E3 (4)
L3 L0
――――― [JIS K 6273 pdf 11] ―――――
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ここに, E3 : クリープ率(%)
L0 : 試験前の標線間距離(mm)
L3 : 荷重を与えたときから,30秒間経過後の標線間距離(mm)
L4 : 荷重を与えたときから,60分間経過後の標線間距離(mm)
c) 定荷重引張永久ひずみ 定荷重引張永久ひずみE4は,式(5)によって算出する。
L5 L0
E4 (5)
L0
ここに, E4 : 定荷重引張永久ひずみ(%)
L0 : 試験前の標線間距離(mm)
L5 : 長さL4の測定に続いて,試験片を試験装置から取り外し,収
縮させてから10分間経過後の標線間距離(mm)
6.6 試験結果のまとめ方
試験結果のまとめ方は,3個以上の試験片によって得られた測定値の平均値を,JIS Z 8401によって,
丸めの幅1で表す。
なお,丸めた平均値に対して,個々の測定値が10 %以内で一致しない場合は,更に3個以上の試験片で
繰り返し実験を行い,全試験片の中央値を求める。
6.7 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記録する。
a) 試料及び試験片の詳細
1) 試料の明細,履歴など
2) 列理が関係する試験片は,打抜きの方向
3) 試験片の寸法
4) 試験片作製方法(成形,試料からの切取りなど)
5) 試験片作製方法の詳細(研磨など)
6) 試験片の数
b) 適用規格番号
c) 試験の詳細
1) 状態調節の時間及び温度
2) 与えた荷重
3) 試験室温度
4) その他この規定とは異なる試験条件及び操作方法
d) 試験結果
1) 各試験結果の平均値又は中央値
2) 必要な場合,個々の値
e) 試験年月日
f) その他必要事項
――――― [JIS K 6273 pdf 12] ―――――
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附属書A
(規定)
試験装置の校正
A.1 事前点検
試験装置の校正を行うときは,事前に次の事項を行う。
− 校正する項目の現状を,校正報告書又は証明書で記録された点検結果によって確認する。
− 校正が,納入時の状態の校正なのか,異常又は欠陥を修理した後の校正なのかを記録する。
− 試験装置が,規定した測定値を含め,要求試験精度を満たしていて,校正する必要がない場合も,そ
の旨を確認する。
− 要求測定値が変化しやすい傾向にある場合は,定期点検の必要性を校正方法に記載する。
A.2 試験装置の校正計画
試験装置の校正及び点検は,この規格の要求事項である。校正頻度については,特に規定がない場合,
ISO 18899の指針を参考にして各規格使用者の自由裁量で決めてもよい。
表A.1に,規定する校正項目,必要条件などを含む校正計画を示す。校正項目及び測定値は,試験装置
本体,装置の一部又は補助的な装置にも適用する。
校正には,ISO 18899,その他の発行文書,又は試験方法に詳細に規定された手順を用いてもよい(ISO
18899よりも詳細に規定した校正方法が記載されている場合には,それを用いる。)。
それぞれの項目の校正頻度は,記号で示し,各記号の意味は,次による。
S ISO 18899による標準的な校正頻度
U 使用の都度
――――― [JIS K 6273 pdf 13] ―――――
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表A.1−校正計画
校正項目 必要条件 ISO 18899の箇条番号 校正頻度a) 注意事項
引張ひずみ保持具 試験片取付部は,一方が固定 − U 測定しないが,
され,他方が可動式とする。 確認する。
試験片取付具 短冊状試験片及びI字状試験 − U 測定しないが,
片は,自動締付け式クランプ 確認する。
を用いる。
リング状試験片は,直径約10 − U 測定しないが,
mm,幅約5 mmのプーリを 確認する。
用いる。
恒温槽 JIS K 6257による。 − − −
長さ測定装置 0.1 mmまで測定できるもの。 15.1 S −
(Length-measuring instruments) (1回/年)
幅測定装置 0.1 mmまで測定できるもの。 15.1 S −
(Length-measuring instruments) (1回/年)
厚さ測定装置 0.1 mmまで測定できるもの。 15.1 S −
(Length-measuring instruments) (1回/年)
コーンゲージ 0.1 mmまで測定できるもの。 15.2 S リング状試験
(Linear dimensions) (1回/年) 片に適用
溝加工されたジグ − U 測定しないが,
確認する。
深さ3.5 mm,幅20 mm 大形リング状
試験片に適用
深さ1.75 mm,幅10 mm 小形リング状
試験片に適用
注a) 括弧内の校正頻度は,例である。
表A.1に記載以外の項目を次に示す。これらもISO 18899に従って校正する。
a) タイマ
b) 試験温度監視用温度計
――――― [JIS K 6273 pdf 14] ―――――
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 2285:2013,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of tension set under
JIS K 6273:2018 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張永久ひずみ,伸び率及びクリ
ープ率の求め方 constant elongation, and of tension set, elongation and creep under constant tensile load
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
国際 との評価及びその内容 及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語及び 3 追加 ISO規格にはないが,JISとして 分かりやすくするための追加で,技術的
定義 必要な箇条のため,JIS K 6200を差異はない。
引用して追加した。
3.3 荷重 3 追加 ISO規格では,規定していない。 分かりやすくするための追加で,技術的
差異はない。
4 試験の種 − 追加 ISO規格にはないが,JISとして 分かりやすくするための追加で,技術的
類 必要な箇条のため,追加した。 差異はない。
5 定伸長引 5.3.1 試験片の形状及 6 試験片 追加 ISO規格は,ダンベル状試験片を ダンベル状試験片を追加し,JIS 3号ダン
張永久ひず び寸法 規定していない。 ベルでの測定も可能なように標線間距離
み試験 を20.0 mm50.0 mmとした。ISO規格の
次回見直し時に提案する。
5.3.4 試験片の寸法の 6 試験片 追加 ISO規格では,規定していない。 分かりやすくするための追加で,技術的
測定 差異はない。
5.3.5 標線間距離の設 6.4 標線 変更 ISO規格では,ダンベル状試験片 JIS 3号ダンベルでの測定も可能なように
定 を規定していない。 標線間距離を20 mmとした。ISO規格の
次回見直し時に提案する。
5.5 定伸長引張永久ひ 8 結果の表示 追加 ISO規格では,計算の箇条を設け 計算方法を式で明確にするために,計算
ずみの計算 ていない。 の箇条を設け,式の記号を変更した。技
術的差異はない。
K6
5.6 試験結果のまとめ 8 結果の表示 追加 JIS Z 8401を引用して,数値の丸数値の丸め方を明確にするため,JISを引
273
方 め方を追加した。 用したので,技術的な差は軽微である。
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5.7 試験報告書 − 追加 その他必要事項を追加した。 分かりやすくするための追加で,技術的
01
差異はない。
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――――― [JIS K 6273 pdf 15] ―――――
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JIS K 6273:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2285:2013(MOD)
JIS K 6273:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
JIS K 6273:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方