JIS K 6297:2020 未加硫ゴム―ロータレス密閉式レオメータを用いた粘度及び応力緩和の求め方

JIS K 6297:2020 規格概要

この規格 K6297は、原料ゴム又は未加硫配合ゴムの一定条件下での粘度及び応力緩和の求め方について規定。

JISK6297 規格全文情報

規格番号
JIS K6297 
規格名称
未加硫ゴム―ロータレス密閉式レオメータを用いた粘度及び応力緩和の求め方
規格名称英語訳
Rubber, unvulcanized -- Determination of viscosity and stress relaxation using a rotorless sealed rheometer
制定年月日
2020年11月20日
最新改正日
2020年11月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 13145:2012(MOD)
国際規格分類

ICS

83.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-11-20 制定
ページ
JIS K 6297:2020 PDF [26]
                                                                                   K 6297 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[4]
  •  5 試験装置・・・・[4]
  •  6 試験装置の校正・・・・[7]
  •  7 試験片・・・・[7]
  •  7.1 試験片の採取・作製・・・・[7]
  •  7.2 保護フィルム・・・・[7]
  •  8 試験温度・・・・[7]
  •  9 試験方法・・・・[7]
  •  9.1 概要・・・・[7]
  •  9.2 試験片の取付け・・・・[7]
  •  9.3 粘度試験・・・・[7]
  •  9.4 応力緩和試験・・・・[8]
  •  10 結果のまとめ方・・・・[8]
  •  11 試験精度・・・・[9]
  •  12 試験報告書・・・・[9]
  •  附属書A(規定)試験装置の校正・・・・[10]
  •  附属書B(参考)試験精度・・・・[12]
  •  附属書JA(参考)せん断弾性率とムーニー粘度との相関性・・・・[14]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6297 pdf 1] ―――――

           K 6297 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本ゴム工業会(JRMA)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6297 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
K 6297 : 2020

未加硫ゴム−ロータレス密閉式レオメータを用いた粘度及び応力緩和の求め方

Rubber, unvulcanized-Determination of viscosity and stress relaxation using a rotorless sealed rheometer

序文

  この規格は,2012年に第1版として発行されたISO 13145を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,原料ゴム又は未加硫配合ゴムの一定条件下での粘度及び応力緩和の求め方について規定す
る。
警告1 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,
その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格
の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
警告2 この規格で規定している試験を行う上で,使用する物質,生成する物質及び廃棄物が,環境
に及ぼす有害性を考慮し,取扱い及び廃棄を含む全ての行為に関しては,これらの関連する
法令·規制要求事項に従う。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13145:2012,Rubber−Determination of viscosity and stress relaxation using a rotorless sealed
shear rheometer(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6200 ゴム−用語
注記 対応国際規格 : ISO 1382,Rubber−Vocabulary
JIS K 6300-1:2013 未加硫ゴム−物理特性−第1部 : ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイム
の求め方

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K 6297 : 2020
注記 対応国際規格 : ISO 289-1:2005,Rubber, unvulcanized−Determinations using a shearing-disc
viscometer−Part 1: Determination of Mooney viscosity及びISO 289-2:1994,Rubber, unvulcanized
−Determinations using a shearing-disc viscometer−Part 2: Determination of pre-vulcanization
characteristics
JIS K 6300-2:2001 未加硫ゴム−物理特性−第2部 : 振動式加硫試験機による加硫特性の求め方
注記 対応国際規格 : ISO 6502:1999,Rubber−Guide to the use of curemeters この対応国際規格は,
2018年に改訂されISO 6502-3:2018,Rubber−Measurement of vulcanization characteristics using
curemeters−Part 3: Rotorless curemeterとなっている。
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 18899:2013,Rubber−Guide to the calibration of test equipment

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200によるほか,次による。
3.1
ロータレス密閉式レオメータ(rotorless sealed shear rheometer)
温度を制御した二つのダイで構成されるキャビティの中に試験片を充し,一方のダイを他方に対して
ねじり振動を与えることによって,試験片に応力又はひずみを与え,粘弾性特性を測定する試験機。
3.2
正弦波ひずみ,γ(t)(sinusoidal strain)
キャビティを構成するダイの振動によって生じるひずみ。
注記 正弦波ひずみは,次の式によって求められる。
γ(t)=γ0 sin(ωt)
ここに, γ0 : 最大ひずみ振幅
ω : ねじり角速度
3.3
損失角,δ(loss angle)
ひずみと応力との位相角。
注記1 損失角は,材料の粘性挙動の尺度である。粘弾性体の場合,損失角は0°90°の値を取る。
損失角が90°のときは理想的なニュートン液体である。
注記2 損失角の正接は,損失正接(tan δ)又は損失係数となる。
3.4
複素トルク,S*(complex torque)
正弦波ひずみを付与することで装置によって測定したトルク。
注記 複素トルクは,複素数(S*=S'+iS")で表されるベクトルである。
3.5
貯蔵トルク,S'(elastic torque)
正弦波ひずみと同位相のトルクの値。
注記 貯蔵トルクは,次の式によって求められる。
S'=·S*· cos δ

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K 6297 : 2020
3.6
損失トルク,S"(loss torque)
正弦波ひずみに対して90°位相が遅れたトルク。
注記 損失トルクは,次の式によって求められる。
S''=·S*· sin δ
3.7
複素せん断弾性率,G*(complex shear modulus)
複素せん断応力を複素せん断ひずみで除した値。
注記1 複素せん断弾性率は,次の式によって求められる。
G*=G'+iG"
注記2 一般的に複素せん断弾性率G*は,·G*·(G*の絶対値)として表される。
·G*·は,S*の絶対値にキャビティ形状に関連する幾何学的係数を乗じた複素せん断応力を
与えられたひずみで除して求める。
具体的には,この規格で規定する試験装置の場合,複素せん断ひずみは,正弦波ひずみの
最大ひずみ振幅に等しく,複素せん断弾性率は,次の式によって求められる。
σ(複素せん断応力)=S*/(2/3×π×R3)
·G*·=σ/γ0=·S*·/(2/3×π×R3)/γ0
ここに, R : ダイの半径
π : 円周率
3.8
貯蔵せん断弾性率,G'(elastic shear modulus)
せん断ひずみと同位相のせん断応力を,せん断ひずみで除した値。
注記1 貯蔵せん断弾性率は,次の式によって求められる。
G'=·G*· cos δ
注記2 一般的に同位相のせん断応力は,複素せん断応力とせん断ひずみとを用いて,次の式によっ
て求められる。
σ'(同位相のせん断応力)=σ(複素せん断応力)×cos δ=S* cos δ/(2/3×π×R3)
G'=·G*· cos δ=σ'/γ0=σ cos δ/γ0=·S*· cos δ/(2/3×π×R3)/γ0
3.9
損失せん断弾性率,G''(loss shear modulus)
せん断ひずみに対して90°位相が遅れたせん断応力を,せん断ひずみで除した値。
注記1 損失せん断弾性率は,次の式によって求められる。
G''=·G*· sin δ
注記2 一般的に90°位相が遅れたせん断応力は,複素せん断応力とせん断ひずみとを用いて,次の
式によって求められる。
σ''(90°位相が遅れたせん断応力)=σ(複素せん断応力)×sin δ
=S* sin δ/(2/3×π×R3)
G"=·G*· sin δ=σ''/γ0=σ sin δ/γ0=·S*· sin δ/(2/3×π×R3)/γ0
3.10
損失正接,tan δ(tangent of the loss angle)

――――― [JIS K 6297 pdf 5] ―――――

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JIS K 6297:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13145:2012(MOD)

JIS K 6297:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6297:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK6200:2019
ゴム―用語
JISZ8401:2019
数値の丸め方