JIS K 6560:2020 革試験方法―染色堅ろう度試験―汗に対する染色堅ろう度試験

JIS K 6560:2020 規格概要

この規格 K6560は、革の汗に対する染色堅ろう度の試験方法について規定。

JISK6560 規格全文情報

規格番号
JIS K6560 
規格名称
革試験方法―染色堅ろう度試験―汗に対する染色堅ろう度試験
規格名称英語訳
Leather -- Tests for colour fastness -- Colour fastness to perspiration
制定年月日
2020年6月22日
最新改正日
2020年6月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 11641:2012(MOD)
国際規格分類

ICS

59.140.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-06-22 制定
ページ
JIS K 6560:2020 PDF [9]
                                                                                   K 6560 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 器具,装置及び試薬・・・・[2]
  •  6 試験片及び複合試験片の調製・・・・[3]
  •  7 試験手順・・・・[4]
  •  8 判定・・・・[4]
  •  9 試験報告書・・・・[4]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6560 pdf 1] ―――――

           K 6560 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出
があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6560 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
K 6560 : 2020

革試験方法−染色堅ろう度試験−汗に対する染色堅ろう度試験

Leather-Tests for colour fastness-Colour fastness to perspiration

序文

  この規格は,2012年に第2版として発行されたISO 11641を基とし,国内の実情を反映させるため,技
術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,革の汗に対する染色堅ろう度の試験方法について規定する。
なお,この規格は,全ての種類の革に適用可能である。特に,汗に接触する頻度が高い革,例えば,手
袋用革,衣料用革,靴裏革及び裏地を付けない靴甲革に対して適用可能である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11641:2012,Leather−Tests for colour fastness−Colour fastness to perspiration(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6556-1 革試験方法−試料採取及び調製−第1部 : 試料採取部位
注記 対応国際規格 : ISO 2418,Leather−Chemical, physical and mechanical and fastness tests−
Sampling location
JIS K 6556-2 革試験方法−試料採取及び調製−第2部 : 試料調製及び状態調節
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
注記 対応国際規格 : ISO 105-A01,Textiles−Tests for colour fastness−Part A01: General principles of
testing
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0804 変退色用グレースケール
注記 対応国際規格 : ISO 105-A02,Textiles−Tests for colour fastness−Part A02: Grey scale for
assessing change in colour
JIS L 0805 汚染用グレースケール

――――― [JIS K 6560 pdf 3] ―――――

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K 6560 : 2020
注記 対応国際規格 : ISO 105-A03,Textiles−Tests for colour fastness−Part A03: Grey scale for
assessing staining
JIS L 0809 計器による変退色及び汚染の判定方法
JIS L 0848 汗に対する染色堅ろう度試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 105-E04,Textiles−Tests for colour fastness−Part E04: Colour fastness to
perspiration
JIS R 6252 研磨紙

3 用語及び定義

  この規格で使用する主な用語及び定義は,JIS K 6556-1及びJIS L 0801による。

4 原理

  試験片と添付白布とで調製した複合試験片を,人工汗液に浸し,汗試験機で規定時間加圧した後,複合
試験片を汗試験機から取り出し乾燥する。乾燥した試験片の変退色の程度を変退色用グレースケールと,
添付白布の汚染の程度を汚染用グレースケールとそれぞれ比較して判定する。
一般的な染色堅ろう度の原理は,素材が革であることを考慮したうえで,JIS L 0801の規定を参照する。

5 器具,装置及び試薬

5.1  汗試験機 JIS L 0848に規定する汗試験機。
5.2 定温乾燥機 37 ℃±2 ℃に維持できるもの。
5.3 添付白布 JIS L 0803に規定するもの。
5.4 イオン交換水 イオン交換水又はこれと同等のもの。
5.5 アルカリ性人工汗液 アルカリ性人工汗液は,次のいずれかによる。
a) IS L 0848の6.2(アルカリ性人工汗液)に規定するもの。
b) 塩化ナトリウム5.0 g,トリスヒドロキシメチルアミノメタン5.0 g,尿素0.5 g及びニトリロ三酢酸0.5
gにイオン交換水を加え,更に2 mol/L塩酸及びイオン交換水を加えて,pH計(5.12)を用いて,pH
が8.0で全容が約1 Lになるようにする。
警告 アルカリ性人工汗液は,口に吸い込んではならない。口でピペットを操作しない。
注記 アルカリ性人工汗液の組成は,a)とb)とでは異なる。b)に規定するアルカリ性人工汗液は,pH
の変化がなく数週間保存が可能である。しかし,a)に規定するアルカリ性人工汗液は,pHの安
定性が低く,できるだけ試験直前に新しく調製した試験溶液を使用し,必要であれば冷暗所に
保存する。革の染色堅ろう度に対して影響する最も重要な因子はpHであって,その組成では
ないことが示されているので,どちらを使用しても同じ結果を得ることができる。
5.6 酸性人工汗液 必要があれば,次の組成のものを使用する。L−ヒスチジン塩酸塩一水和物0.5 g,
塩化ナトリウム5.0 g,りん酸二水素ナトリウム·二水和物2.2 g,0.1 mol/L水酸化ナトリウム溶液約15 mL
とイオン交換水を加えて,pH計(5.12)を用いて,pHが5.5±0.2で全容が約1 Lになるようにする。
注記1 革の染色は,酸性条件下で固着されているので,酸性汗に対する染色堅ろう度は,アルカリ
性汗に対する染色堅ろう度に比較して重要性ははるかに低い。しかし,酸性人工汗液は,し
ばしば他の試験方法で使用されているため,ここに含めた。例えば,ISO 17072-1における
重金属のように,革から物質を抽出するために使用される。

――――― [JIS K 6560 pdf 4] ―――――

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K 6560 : 2020
注記2 ヒスチジンは,人工汗液中では,幾らか不安定であるので,できるだけ試験直前に新しく調
製した試験液を使用し,必要があれば冷暗所に保存する。
5.7 研磨紙 JIS R 6252に規定するP 180のもの。
5.8 汚染用グレースケール JIS L 0805に規定するもの。
5.9 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。
5.10 変退色及び汚染を判定するための測色計 JIS L 0809の4.a)(測色計)に規定するもの。
5.11 真空排気の容器 例えば,真空デシケータ。
5.12 真空ポンプ 真空排気の容器(5.10)を真空排気できるポンプで,4分間以内に5 kPaまで減圧でき
るもの。
5.13 pH計 ガラス電極を装備し,測定範囲が014,目盛が0.01間隔のもの。一連の測定を行う前に,
pH標準液(5.15)を用いて,pH計をその取扱説明書に従って,ガラス電極を校正する。
5.14 ビーカー 適切な容量のもの。
5.15 水酸化ナトリウム溶液 0.1 mol/L
5.16 pH標準液 ガラス電極の校正用に用いるもので,市販のpH標準液を購入することを推奨する。pH
標準液の保存期間は,組成及び使用方法によって異なる。このため,pH標準液の精度管理が不可欠である。
また,使用済みのpH標準液は,廃棄しなければならない。
5.17 塩酸 2 mol/L
5.18 抜型 100 mm×40 mmのサイズの試験片を,1回の操作で採取することが可能なもので,JIS K
6556-2の箇条4(抜型のデザイン)に規定するもの。

6 試験片及び複合試験片の調製

6.1  試験片の調製
6.1.1 JIS K 6556-1に規定する方法で試験片を採取する。
6.1.2 表面を塗装などの仕上げした革は,そのままの状態,又は仕上げ面を研磨した状態でも試験するこ
とができる。一般的には,そのままの状態で試験するが,革の使用による摩耗を模した状態で試験をする
場合は,仕上げ面を研磨した状態で試験する。試験片は,次のいずれかによる。
なお,アルカリ性汗及び酸性汗の両者を試験する場合は,それぞれ別の試験片が必要となる。
a) 仕上げした革を,仕上げ面を研磨した状態で試験する場合は,試験試料を次のように準備する。革か
ら,約120 mm×50 mmの試料を切り取って,仕上げ面を下向きにして,作業台の上に平らにして置
いた約150 mm×200 mmの研磨紙(5.6)のシート上に置く。試料の上に約9.8 Nの力を均一にかけ,
試料を研磨紙の上で約100 mmの間で10回往復する。試料の研磨面をブラッシングし,くず(屑)を
全て取り除き,研磨面に抜型(5.16)を置き,100 mm×40 mmの試験片を採取する。仕上げ面を研磨
して試験した場合は,試験報告書に記載する必要がある。
注記 習熟すれば,研磨紙を手に握って実施することも可能である。
b) 仕上げをしていない場合,又は仕上げしているが,そのままの状態で試験する場合は,100 mm×40 mm
の試験片を切り取り,試験片の表面のくず(屑)を全て取り除く。表面を塗装した家具用革を試験す
る場合は,革の端の繊維が水に接触して生じる汚れによる影響を排除するために,大きな試験片,例
えば,110 mm×50 mmの試験片を使用する。

――――― [JIS K 6560 pdf 5] ―――――

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JIS K 6560:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11641:2012(MOD)

JIS K 6560:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6560:2020の関連規格と引用規格一覧

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