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K 6349 : 2012
ホースの内径の中心と外径の中心,又は内径の中心と補強層の外径の中心とがずれて,一方の肉厚が厚
く,他方が薄くなった状態での肉厚の差。
4 種類
4.1 クラス
ホースは,表1に示すように,最高使用圧力によって,九つのクラス(35,70,140,210,250,280,
350,420及び560)に分類する。各クラスの最高使用圧力は,呼び径によらず同一である。
表1−クラス
クラス 35 70 140 210 250 280 350 420 560
最高使用圧力 MPa 3.5 7 14 21 25 28 35 42 56
4.2 グレード
ホースは,耐衝撃圧力性によって,A,B,C及びDの四つのグレードに分類する(表2参照)。
4.3 タイプ
ホースは,外径及び最小曲げ半径によって,標準タイプ(AS,BS及びCS)及びコンパクトタイプ(AC,
BC,CC,及びDC)の二つのタイプに分類する。
ホースのグレード,タイプ及びクラスの関係を,表2に示す。
表2−グレード,タイプ及びクラス
クラス
グレード タイプ
35 70 140 210 250 280 350 420 560
AS ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
A
AC ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
BS ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
B
BC ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −
CS − − − ○ ○ ○ ○ ○ −
C
CC − − − ○ ○ ○ ○ − ○
D DC − − − ○ ○ ○ ○ − −
○ : 対象サイズあり,− : 対象サイズなし
5 ホースの材料及び構造
ホースは,耐油性の内面ゴム層,鋼線又は繊維等の補強層(複数層も含む。),並びに耐油,耐摩耗及び
耐候性の外面ゴム層から構成される。外面ゴム層の上に,耐摩耗,その他に対する耐性の改善のため,他
の材料の層を追加してもよい。代表的なホースの構造を図1に示す。
――――― [JIS K 6349 pdf 6] ―――――
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1 内面ゴム層
2 補強層
3 外面ゴム層
図1−代表的なホースの構造
6 寸法及び許容差
6.1 ホース内径及び最大外径
ホースの内径及び外径は,JIS K 6330-1に従って測定したとき,表3に示す値に適合しなければならな
い。
6.2 ホースの長さ
ホースアセンブリの長さの許容差は,JIS B 8360に従う。
ホース単体の長さの許容差については,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS K 6349 pdf 7] ―――――
表3−ホースの内径及び外径
呼び径 内径 ホースの外径(最大)
(全クラス) mm
mm クラス35 クラス70 クラス140 クラス210 クラス250 クラス280 クラス350 クラス420 クラス560
最小 最大 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ 標準 コンパ
クト クト クト クト クト クト クト クト クト
5 4.6 5.4 14 11 14 11 14 11 14 11 17 15 17 15 17 15 17 15 − −
6 6.1 7.0 17 14 17 14 17 14 17 14 19 15 19 15 19 15 19 15 − −
8 7.7 8.5 19 15 19 15 19 15 19 16 20 16 20 16 20 16 20 − − −
10 9.3 10.1 21 17 21 18 21 17 23 19 23 19 23 19 23 21 24 − − −
12 12.3 13.5 24 21 24 22 24 22 26 22 26 22 26 23 27 25 27 − − −
16 15.5 16.7 27 25 27 25 29 25 29 26 29 27 29 27 29 28 37 − − 30
19 18.6 19.8 31 28 31 29 33 29 33 31 34 32 34 32 38 36 50 − − 36
25 25.0 26.4 40 36 40 38 41 38 41 39 41 39 41 39 50 45 54 − − 45
32 31.4 33.0 53 45 53 45 54 49 53 49 54 49 54 49 54 52 60 − − 52
38 37.7 39.3 59 56 59 56 59 56 59 56 59 56 59 56 60 59 75 − − −
51 50.4 52.0 72 69 72 69 73 70 72 70 73 70 73 70 75 73 80 − − −
63 63.1 65.1 84 − 84 − 84 − − − − − − − − − − − − −
76 74.6 77.8 100 − 100 − 100 − − − − − − − − − − − − −
102 100.0 103.2 130 − − − − − − − − − − − − − − − − −
− : 対象サイズなし
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――――― [JIS K 6349 pdf 8] ―――――
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6.3 偏肉
ホースの偏肉は,JIS K 6330-1に規定する方法で測定したとき,表4の規定に適合しなければならない。
表4−偏肉
呼び径 偏肉の最大値
mm
内径と外径との偏肉 内径と補強層の外径との偏肉
5及び6 0.8 0.5
6を超え 19以下 1.0 0.7
19を超え 63以下 1.3 0.9
63を超え 102以下 1.5 1.1
7 ホースの要求性能
ホースの性能は,箇条8によって試験を行ったとき,表5の性能を満足しなければならない。
表5−性能
試験方法
性能項目 単位 性能
(適用箇条)
a) ゴムの耐油性 8.1
内面ゴム層の体積変化率 % 0+60
外面ゴム層の体積変化率 % 0+100
b) 破裂圧力 − 8.2
外観 漏れ,その他の異状がない
c) 長さ変化率 8.3
長さ変化率 % −4+2
d) 最小曲げ半径 8.4
へん(扁)平率 % 10以下
e) 耐衝撃圧力性 − 規定回数終了後, 8.5
外観 漏れ,その他の異状がない
f) 耐圧性 − 8.6
外観 漏れ,その他の異状がない
g) 耐低温曲げ性 8.7
低温柔軟性 : 外観 − 曲げ,折れ,亀裂などの異状がない
低温柔軟試験後の耐圧試験 : 外観 漏れ,その他の異状がない
h) 層間接着力 8.8
離強さ kN/m 2.0以上
i) 耐負圧性a) 8.9
外観 − 潰れ,変形,内面ゴムの剥離がない
亀裂発生がない
j) 外面ゴム層の耐オゾン性 − 8.10
外観 亀裂発生がない
注a) 負圧試験は,クラス35,70,140及び210に適用する。
8 試験方法
8.1 ゴムの耐油性試験
8.1.1 試験試料
試料の寸法及び形状は,JIS K 6258による。試料は,製品と同じ配合で,かつ,同じ加硫状態で作成す
――――― [JIS K 6349 pdf 9] ―――――
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る。
8.1.2 測定方法
内面ゴム層の体積変化率の測定は,JIS K 6258に規定する方法で次の条件で行う。
温度 : 100 ℃±1 ℃
浸せき時間 : 168 h±2 h
試験油 : 試験用潤滑油No.3
外面ゴム層の体積変化率の測定は,JIS K 6258に規定する方法で次の条件で行う。
温度 : 70 ℃±1 ℃
浸せき時間 : 168 h±2 h
試験油 : 試験用潤滑油No.3
8.2 破裂圧力試験
ホースの破裂圧力試験は,JIS K 6330-2の7.3(破裂試験)に規定する方法で行い,表6の最小破裂試験
圧力を満足しなければならない。
表6−最高使用圧力,耐圧試験圧力及び最小破裂試験圧力
クラス 最高使用圧力 耐圧試験圧力 最小破裂試験圧力
MPa MPa MPa
35 3.5 7 14
70 7 14 28
140 14 28 56
210 21 42 84
250 25 50 100
280 28 56 112
350 35 70 140
420 42 84 168
560 56 112 224
8.3 長さ変化率試験
ホースの長さ変化率試験は,JIS K 6330-2の7.2.2(長さの変化率)に規定する方法で試験を行う。長さ
測定のための試験圧力は,表6に規定する最高使用圧力を加える。
8.4 最小曲げ半径試験
ホースの最小曲げ半径試験は,JIS K 6330-9に規定する方法で試験を行う。ホースを表7に示す最小曲
げ半径に曲げ,曲がりの部分の外径(短径)を測定し,へん(扁)平率は,次の式(1)によって算出する。
(D T)
F 100 (1)
D
ここに, F : へん(扁)平率 (%)
D : 曲げる前のホースの外径(mm)
T : 曲げた後のホースの外径(短径)(mm)
――――― [JIS K 6349 pdf 10] ―――――
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JIS K 6349:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 18752:2006(MOD)
JIS K 6349:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.70 : ホース及びホースアセンブリ
JIS K 6349:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8360:2015
- 液圧用の鋼線又は繊維補強ゴムホースアセンブリ
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6330-1:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第1部:ホース及びホースアセンブリの寸法測定
- JISK6330-2:2013
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部:ホース及びホースアセンブリの耐圧性
- JISK6330-3:2014
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第3部:ホース及びホースアセンブリの耐負圧性
- JISK6330-4:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第4部:低温雰囲気下における柔軟性
- JISK6330-6:2010
- ゴム及びプラスチックホース―第6部:層間はく離強さの求め方
- JISK6330-7:2011
- ゴム及びプラスチックホース―第7部:静的条件下での耐オゾン性評価
- JISK6330-8:1998
- ゴム及び樹脂ホース試験方法―第8部:衝撃圧力試験
- JISK6330-9:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第9部:ホース及び管の曲げ特性