JIS K 6558-10-2:2018 革試験方法―化学試験―第10-2部:6価クロム含有量の測定―クロマトグラフ法

JIS K 6558-10-2:2018 規格概要

この規格 K6558-10-2は、革中の6価クロム含有量をクロマトグラフ法によって測定する方法について規定。

JISK6558-10-2 規格全文情報

規格番号
JIS K6558-10-2 
規格名称
革試験方法―化学試験―第10-2部 : 6価クロム含有量の測定―クロマトグラフ法
規格名称英語訳
Leather -- Chemical tests -- Determination of chromium (VI) content -- Part 2:Chromatographic method
制定年月日
2018年12月20日
最新改正日
2018年12月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17075-2:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

59.140.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2018-12-20 制定
ページ
JIS K 6558-10-2:2018 PDF [16]
                                                                               K 6558-10-2 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 試薬・・・・[2]
  •  6 装置及び器具・・・・[3]
  •  7 手順・・・・[3]
  •  7.1 試料の採取及び調製・・・・[3]
  •  7.2 分析溶液の調製・・・・[4]
  •  7.3 クロマトグラフ法の条件・・・・[4]
  •  7.4 検量線の作成・・・・[4]
  •  7.5 回収率の測定・・・・[5]
  •  8 計算及び結果の表し方・・・・[5]
  •  8.1 6価クロム含有量の算出・・・・[5]
  •  8.2 回収率・・・・[6]
  •  8.3 結果の記載・・・・[6]
  •  9 試験報告書・・・・[6]
  •  附属書A(参考)直接法のクロマトグラフ法の条件・・・・[7]
  •  附属書B(参考)ポストカラム反応法によるクロマトグラフ法の条件・・・・[9]
  •  附属書C(参考)比色法(JIS K 6558-10-1)とイオンクロマトグラフ法(この規格)とによって得られた結果の比較・・・・[12]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6558-10-2 pdf 1] ―――――

K 6558-10-2 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6558の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6558-1 第1部 : 化学試験用試料の調製
JIS K 6558-2 第2部 : 揮発性物質の測定
JIS K 6558-3 第3部 : 硫酸化全灰分,硫酸化不溶性灰分及び全灰分の測定
JIS K 6558-4 第4部 : ジクロロメタン又はヘキサン可溶性物質の測定
JIS K 6558-5 第5部 : 水溶性物質,水溶性無機物及び水溶性有機物の測定
JIS K 6558-6 第6部 : 窒素含有量及び皮質分の測定−滴定法
JIS K 6558-7 第7部 : なめし度の測定
JIS K 6558-8-1 第8-1部 : 酸化クロム含有量の測定−滴定法
JIS K 6558-8-2 第8-2部 : 酸化クロム含有量の測定−比色法
JIS K 6558-8-3 第8-3部 : 酸化クロム含有量の測定−原子吸光分析法
JIS K 6558-8-4 第8-4部 : 酸化クロム含有量の測定−ICP発光分光分析(ICP-OES)
JIS K 6558-9 第9部 : pHの測定
JIS K 6558-10-1 第10-1部 : 6価クロム含有量の測定−比色法
JIS K 6558-10-2 第10-2部 : 6価クロム含有量の測定−クロマトグラフ法

(pdf 一覧ページ番号 2)

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6558-10-2 : 2018

革試験方法−化学試験−第10-2部 : 6価クロム含有量の測定−クロマトグラフ法

Leather-Chemical tests-Determination of chromium (VI) ontent- Part 2: Chromatographic method

序文

  この規格は,2017年に第1版として発行されたISO 17075-2を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,革中の6価クロム含有量をクロマトグラフ法によって測定する方法について規定する。こ
の試験方法は,6価クロムを3 mg/kg以上含む革の測定に適している。この規格は,全ての種類の革に適
用できる。
この規格によって得られる結果は,抽出条件に依存する。この規格で規定した抽出条件以外の抽出方法
(抽出溶液,pH,抽出時間など)を適用して得られた結果は,この規格で規定した方法によって得られる
結果と比較することはできない。
試料を,この規格及びJIS K 6558-10-1の両方で試験した場合,この規格の方法によって得た結果は参考
値とみなす。この規格に規定する方法の利点は,抽出物の色の影響がないことである。試験所間の比較試
験では,両者の方法によって得られた結果は類似しており,有意差はなかった。試験所間の比較試験の結
果を附属書Cに示す。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17075-2:2017,Leather−Chemical determination of chromium (VI) ontent in leather−Part 2:
Chromatographic method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6556-1 革試験方法−試料採取及び調製−第1部 : 試料採取部位

――――― [JIS K 6558-10-2 pdf 3] ―――――

2
K 6558-10-2 : 2018
注記 対応国際規格 : ISO 2418,Leather−Chemical, physical and mechanical and fastness tests−
Sampling location
JIS K 6556-2 革試験方法−試料採取及び調製−第2部 : 試料調製及び状態調節
JIS K 6558-1 革試験方法−化学試験−第1部 : 化学試験用試料の調製
注記 対応国際規格 : ISO 4044,Leather−Chemical tests−Preparation of chemical test samples
JIS K 6558-2 革試験方法−化学試験−第2部 : 揮発性物質の測定
注記 対応国際規格 : ISO 4684,Leather−Chemical tests−Determination of volatile matter
JIS K 8517 二クロム酸カリウム(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS K 9017 りん酸水素二カリウム(試薬)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6556-1によるほか,次による。
3.1
6価クロム含有量[chromium (VI) ontent]
pH7.0pH8.0のりん酸塩溶液で抽出した後,クロマトグラフ法によって測定される抽出液中の6価クロ
ム量。
注記 6価クロム含有量は,試料の乾燥質量として,試料1 kg当たりのミリグラム量(mg/kg)で表
す。

4 原理

  革中の6価クロムを,pH7.0pH8.0のりん酸塩溶液を用いて試料から抽出する。フィルタろ過した溶出
液の一定量を,紫外可視分光(UV-VIS)検出器を用いたイオン交換クロマトグラフ法によって分析する。
革の抽出マトリックスは複雑であり,3 mg/kg未満の結果は,ばらつきが大きく信頼性が低い。このため,
定量下限は3 mg/kgとする。

5 試薬

  全ての試薬は,特級以上の純度のものを使用する。
5.1 抽出溶液 りん酸水素二カリウム三水和物(K2HPO4・3H2O)22.8 g,又はJIS K 9017に規定するり
ん酸水素二カリウム(K2HPO4)17.4 gを1 000 mLの蒸留水(5.7)に溶解し,りん酸溶液(5.2)でpH8.0
±pH0.1に調製する。この溶液は,アルゴン若しくは窒素を用いて酸素を置換するか,又は超音波洗浄を
用いて減圧脱気する。
抽出溶液は,使用時に調製する。抽出溶液は冷蔵庫(庫内温度4 ℃±3 ℃)で1週間は保存してもよい
が,使用時に室温に温め,使用前にアルゴン若しくは窒素を用いて酸素を置換するか,又は超音波洗浄を
用いて減圧脱気する。
5.2 りん酸溶液 蒸留水(5.7)約200 mLを1 000 mLの全量フラスコ(6.5)に入れ,JIS K 9005に規定
するりん酸700 mLを加え,蒸留水で標線まで希釈する。
5.3 二クロム酸カリウム(K2Cr2O7) JIS K 8517に規定する二クロム酸カリウム(K2Cr2O7)を102 ℃
±2 ℃で16時間±2時間乾燥したもの。
5.4 6価クロム原液 二クロム酸カリウム(K2Cr2O7)(5.3)2.829 gを蒸留水で溶解し,1 000 mLの全量

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K 6558-10-2 : 2018
フラスコに入れ,蒸留水を加えて1 000 mLとする。この溶液1 mLは,1 mgの6価クロムを含む。
市販されている同濃度の6価クロム標準液を使用してもよい。
5.5 6価クロム標準液 6価クロム原液(5.4)を全量ピペット(6.6)で1 mL採取し,1 000 mLの全量フ
ラスコに入れ,抽出溶液(5.1)を標線まで入れる。この溶液1 mLは,1 μgの6価クロムを含む。
この6価クロム標準液は,冷蔵庫(庫内温度4 ℃±3 ℃)で1週間保存できる。市販されている同濃度
の6価クロム標準液を使用してもよい。
5.6 アルゴン又は窒素 酸素を含まないもの。アルゴンの方が大気よりも比重が大きいため,使用する
不活性ガスは窒素よりアルゴンの方が望ましい。
5.7 蒸留水又はこれと同等の純度の水
5.8 pH標準液 ガラス電極の校正用。市販のpH標準液を購入することを推奨する。pH標準液の保存期
間は,組成及び使用方法によって異なる。このため,pH標準液の精度管理が不可欠である。また,使用済
みの pH標準液は,廃棄しなければならない。

6 装置及び器具

6.1   振とう器 往復動式又は旋回式で,1分間に100回±10回振とうできるもの。
6.2 共栓付三角フラスコ 容量300 mLのもの。
6.3 ばっ(曝)気用チューブ及びストッパ付き流量計 アルゴン又は窒素(5.6)の流量を1分間に50 mL
±10 mLに調整できるもの。
6.4 メンブレンフィルタ 孔径0.45 μm[ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はポリアミド66(PA66)]
のもの。
6.5 全量フラスコ 25 mL,100 mL及び1 000 mLのもの。
6.6 全量ピペット 適切な容量のもの。
6.7 UV検出器付きのイオン交換クロマトグラフ,又は陰イオン交換カラム及びUV検出器付きの高速液
体クロマトグラフ(HPLC) 検出器は,フォトダイオードアレイ検出器を推奨する。
6.8 分析用天びん(秤) 0.1 mgまで測定できるもの。
6.9 HPLC用バイアル瓶
6.10 鋭利な裁断機又は刃 革を細切するために適切なもの。
6.11 pH計 ガラス電極を装備し,測定範囲が014,目盛が0.01間隔のもの。一連の測定を行う前に,
pH標準液(5.8)を用いて,pH計をそのマニュアルに従って,ガラス電極を校正する。

7 手順

7.1 試料の採取及び調製

  JIS K 6556-1に規定する方法で化学試験用の試料を採取する。JIS K 6556-1に規定する方法で試料を採
取できない靴,衣類などの革の場合は,試料採取方法の詳細を試験報告書に記載する。
JIS K 6558-1に規定する方法によって,鋭利な裁断機又は刃(6.10)で革を細切する。ただし,大きさ
は一辺が3 mm5 mmとする。
細切した試料を分析用天びん(6.8)によって,質量2 g±0.1 gをはかりとり,その試料の質量を0.001 g
の桁まで求めておく。
なお,試料数は2個とする。

――――― [JIS K 6558-10-2 pdf 5] ―――――

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JIS K 6558-10-2:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17075-2:2017(MOD)

JIS K 6558-10-2:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6558-10-2:2018の関連規格と引用規格一覧