JIS K 6732:1996 農業用ポリ塩化ビニルフィルム | ページ 2

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図3 引張切断強さ及び伸び試験片の形状・寸法
図4 直角形引裂強さ試験片の形状・寸法
図5 エルメンドルフ引裂強さ試験片の形状・寸法 図6 低温伸び試験片の形状・寸法
9. 試験方法
9.1 試験条件 厚さ,引張切断強さ,伸び,直角形引裂強さ及びエルメンドルフ引裂強さの試験温度は,
JIS K 7100に規定する標準温度状態2級 (23±2℃) とし,試験片を1時間以上試験場所に保った後,試験
を行う。
9.2 試験結果の表し方 試験結果は,規格値の1けた下の位まで求めて,JIS Z 8401によって丸める。

――――― [JIS K 6732 pdf 6] ―――――

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9.3 引張試験 図3の試験片の中央から両端に正確に20mmずつ測り,標線を付ける。標線間距離は
0
40 2
mmとし,試験片を引張試験機(2)に正確に取り付ける。
試験速度は,毎分200±20mmとし,試験片が切断したときの引張切断強さ及び標線間距離を測定する。
標線外で切断したときには無効とし,不足分を補充して試験を行う。各試験片の伸びは,次の式(1)によっ
て算出する。
L1 L0
L 100 (1)
L0
ここに, L : 伸び (%)
L1 : 切断時の標線間距離 (mm)
L0 : 初めの標線間距離 (mm)
縦・横別々に9個の測定値及び算出値の中から大小それぞれ2個の値を除き,残りの5個の平均値を算
出する。
注(2) 試験機は,振り子形又はクロスヘッド分離速度一定形引張試験機を用い,自動的に締まるか又
は試験片が滑らないようにしたつかみ具を備えていること。荷重指示の許容差は,±1%以下で
あり,試験片の切断強さが試験機容量の1585%であること。
9.4 引裂試験
9.4.1 直角形引裂強さ 図4の試験片を9.3の引張試験機に試験片の軸方向と試験機のつかみ具方向とを
一致させて正確に取り付ける。試験速度は,毎分200±20mmとし,切断したときの強さを測定する。
縦・横別々に9個の測定値の中から大小それぞれ2個の値を除き,残りの5個の平均値を算出する。
9.4.2 エルメンドルフ引裂強さ 図5の試験片を用い,JIS P 8116に準じて試験を行う。
9個の測定値の中から大小それぞれ2個の値を除き,残りの5個の平均値を算出する。この場合,切れ
目の延長線から5mm以上外れて引き裂かれたものの測定値は無効とし,不足分を補充して試験を行う。
9.5 耐寒試験 図6の試験片に両端を約10mmずつ残して100mmの標線を付ける。図7の低温伸び試験
機(3)の荷重目盛板のつり合いおもりをあらかじめ調節し(4),試験片をつかみ具に標線の位置で正しく挟む。
低温浴を調節した後,試験片全体を浸し,約3分後に毎分5±1mmの速度で荷重目盛板が水平になるまで
下部つかみ具を下降させる。その後,荷重目盛板を常に水平に保持するように調節し,引張り開始から5
分後の伸びを伸び目盛板で読み取る。
次の式(2)によって各試験片の低温伸びを求め,5個の平均値を算出する。
1
L 100 (2)
0
ここに, L : 低温伸び (%)
L1 : 荷重下における伸び (mm)
L0 : 標線間距離 (=100mm)

――――― [JIS K 6732 pdf 7] ―――――

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図7 低温伸び試験機の一例
注(3) 低温伸び試験機の低温浴は,メタノール又はエタノール1部,水3部の組成で,ドライアイスなどで−
5±0.5℃に保つ。伸びは,目盛の読みで表される。初め零点に調整し,試験開始後伸びた長さが目盛
に示されるようにする。
(4) 試験荷重は,試験片の厚さによって表7による。
表7 低温伸びの試験荷重
単位N [{gf}]
試験片の厚さ 試験荷重
(mm)
0.05 3.5 [{ 350}]
0.075 5.3 [{ 525}]
0.10 7.0 [{ 700}]
0.13 9.1 [{ 910}]
0.15 10.5 [{1 050}]
0.20 14.0 [{1 400}]
9.6 促進耐候性試験
9.6.1 装置 装置は,JIS B 7753に規定するもの又はデューサイクル式サンシャインカーボンアーク灯式
耐光性及び耐候性試験機を用いる。
9.6.2 照射 8.2によって長さ200mm,幅約70mmの試験片3個を採取して照射面を決め(フィルムに表
裏がある場合は,表側を照射面とする。)耐候性試験機の保持枠にたるみをもたせて取り付ける。サンシャ
インカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機を用いる場合には,表8に示す条件によって表9に示す
時間照射する。
また,デューサイクル式サンシャインカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機を用いる場合には,

――――― [JIS K 6732 pdf 8] ―――――

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表10に示す条件によって表11に示す時間照射する。
いずれの試験機を用いる場合にも,試験中にフィルムが保持枠にはり着くことがあるので,カーボン交
換時にこれを調べ,保持枠に密着しているときは,はく離する。
表8 サンシャインカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機の試験条件
灯数 1
カーボン電極 種類及び組合せ有心と有心のサンシャインカーボン4対
連続点灯可能時間 22h又は60h以上
フィルター 形状 パネル形
分光透過率 255nmで1%以下
(使用前) 302nmで68%以上
375700nmで90%以上
使用限度時間 2 000h
平均放電電圧,電流 50V±2%,60A±2%
63±3℃
ブラックパネル温度計の示す温度
水の噴霧条件 時間 水噴霧12min−噴霧なし48minのサイクル
ノズル数 4
ノズルの径 約1mm
噴霧面 照射面
水圧 100±20kPa [{1.0±0.2kgf/cm2}]
水量 2.1±0.1l/min
表9 外張用農ビ及び内張用農ビの照射時間
単位h
試験片の厚さ 種類
(mm) 外張用農ビ 内張用農ビ
0.05 200
0.075 300
0.10 400 −
0.13
0.15
0.20
表10 デューサイクル式サンシャインカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機の試験条件
灯数 1
消灯−照射サイクル 60min−60min
消灯時 空気温度 30±3℃
の条件 相対湿度 98%以上
水の噴霧ノズル 数 2
条件 径 約0.5mm
噴霧面 照射裏面
水圧 100±20kPa [{1.0±0.2kgf/cm2}]
水量 160±20ml/min
温度 約7℃
照射時 カーボン種類及び組合せ 有心と有心のサンシャインカーボン4対
の条件 電極 連続点灯可能時間 22h又は60h以上
フィルター 用いない
平均放電電圧,電流 50V±2%,60A±2%
63±3℃
ブラックパネル温度計の示す温度
水の噴霧 行わない

――――― [JIS K 6732 pdf 9] ―――――

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表11 外張用農ビ及び内張用農ビの照射時間
単位h
試験片の厚さ 種類
(mm) 外張用農ビ 内張用農ビ
0.05 180
0.075 270
0.10 360 −
0.13
0.15
0.20
9.6.3 変色試験 規定時間照射した後,試験片を取り外し,水洗して水あかなどを取り除き,室温に24
時間以上静置して乾燥する。乾燥後,照射部分の黄変の程度を目視によって8.1に示す方法で採取した未
照射試料と比較観察する。
9.6.4 引張試験 9.6.3によって観察を行った後,この試験片1個から図3の試験片2個ずつ計6個を打
ち抜く。この際,フィルムの保持枠に触れた部分が図3の試験片のくびれた平行部分に入ってはならない
が,膨れた部分には多少の欠陥があっても差し支えないものとする。6個の試験片についてその中央から
0
両側にそれぞれ20mmの所に標線を付ける。標線間距離は 40 2 mmとする。23±2℃に1時間以上静置し
てから,5個の試験片について9.3の方法に準じて切断時の標線間距離を測定し,伸びを算出する。標線外
切断が発生した場合の測定値の処理は,次によって行う。
(1) 有効測定値が5個のとき : 最高値及び最低値を除き,残り3個の平均値を求め伸びとする。
(2) 有効測定値が4個のとき : 最高値を除き,残り3個の平均値を求め伸びとする。
(3) 有効測定値が3個のとき : 全数値の平均値を求め伸びとする。
なお,有効測定値が3個未満のときは,予備の試験片を用いて再試験を行う。
未照射巻物のほぼ中央部(表示部を除く。)が3層以下の部分から8.1に示す方法によって試料を切り取
り,室温に24時間以上静置してから長さ方向に図3に示す試験片を6個打ち抜き,照射後の試料と同じ方
法によって伸びを算出する。
次の式(3)によって照射後の伸びの残率を算出する。
2
100 (3)
1
ここに, 柿 照射後の伸びの残率 (%)
L1 : 未照射試料の伸び (%)
L2 : 照射後の試料の伸び (%)
照射後の試料と未照射試料からの試験片の打抜き及び引張試験は,同時に行う。
備考 促進耐候性試験においては,試験成績に次の事項を記録する。
(1) 照射に使用した耐候性試験機の種類,名称及び形式
(2) 照射の途中で中断した場合は,その時間と理由(休日,停電,断水,故障など)
(3) 引張試験における有効測定値の数
9.7 べた付き性試験 べた付き性試験方法は,附属書による。
10. 検査方法 外張用農ビ及び内張用農ビの検査は,次の形式検査(5)及び受渡検査(6)とに区分し,9.によ
って試験を行い,それぞれの規定に適合しなければならない。
なお,受渡検査項目は,受渡当事者間の協定によって選択することができる。

――――― [JIS K 6732 pdf 10] ―――――

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