JIS K 6732:1996 規格概要
この規格 K6732は、農業用に用いる外張用ポリ塩化ビニルフィルム及び内張ポリ塩化ビニルフィルムについて規定。
JISK6732 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6732
- 規格名称
- 農業用ポリ塩化ビニルフィルム
- 規格名称英語訳
- Poly (vinyl chloride) films for agriculture
- 制定年月日
- 1953年6月6日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 83.140.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1953-06-06 制定日, 1956-04-18 確認日, 1957-09-18 改正日, 1958-12-16 改正日, 1961-12-16 確認日, 1964-12-01 確認日, 1967-05-01 改正日, 1970-02-01 確認日, 1973-06-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1981-01-15 改正日, 1986-01-01 確認日, 1987-10-01 改正日, 1996-07-01 改正日, 2001-10-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6732:1996 PDF [15]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K6732-1996
農業用ポリ塩化ビニルフィルム
Poly (vinyl chloride) ilms for agriculture
1. 適用範囲 この規格は,主に農業用に用いる外張用ポリ塩化ビニルフィルム(以下,外張用農ビとい
う。)及び内張用ポリ塩化ビニルフィルム(以下,内張用農ビという。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7753 サンシャインカーボンアーク灯式耐光性及び耐候性試験機
JIS K 6253 加硫ゴムの硬さ試験方法
JIS K 6900 プラスチック−用語
JIS K 7100 プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態
JIS P 8116 紙及び板紙の引裂強さ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. この規格の中で{}を付けてある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考と
して併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900によるほか,次による。
(1) 外張用農ビ 農業用に用いるハウス,雨よけ施設,露地トンネルなどの構造物の屋根・側壁などに被
覆する農ビ。
(2) 内張用農ビ 農業用に用いるガラス室及びプラスチックハウス内で使用する固定内張用,カーテン用
及びトンネル用の農ビ。
(3) ハウス 農ビなどガラス以外の資材で被覆され,人が中に入って作業ができる施設。
(4) べた付き性 農ビを重ねて置くと互いに密着して離れにくくなる性質。
3. 種類 種類は,農業用に用いる外張用農ビ及び内張用農ビとし,厚さは,表1のとおりとする。
表1 種類(外張用農ビ及び内張用農ビ)と厚さ
種類 厚さmm
外張用農ビ 0.05,0.075,0.10,0.13,0.15,0.20
内張用農ビ 0.05,0.075
4. 性能 外張用農ビ及び内張用農ビは,9.によって試験を行い,外張用農ビは表2.1に,内張用農ビは表
2.2に適合しなければならない。
――――― [JIS K 6732 pdf 1] ―――――
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K6732-1996
表2.1 外張用農ビの性能
試験項目 厚さmm 適用箇条
0.05 0.075 0.10 0.13 0.15 0.20
引張切断強さ 8 12 15 18 22 30 9.3
[{0.8}] 以上[{1.2}] 以上 [{1.8}] 以上
[{1.5}] 以上 [{2.2}] 以上[{3.0}] 以上
N [{kgf}]
伸び % 180以上 210以上 230以上 240以上 9.3
引 直角形引裂強さ1.5 2.5 3.5 4.5 5.5 7.5 9.4.1
[{0.25}] 以上
[{0.15}] 以上 [{0.45}] 以上
[{0.35}] 以上 [{0.75}] 以上
[{0.55}] 以上
裂 N [{kgf}]
強
さ エルメンドル 3.0 4.0 6.0 7.5 9.0 以上 12.0
[{0.90}] 9.4.2
[{0.40}] 以上
[{0.30}] 以上 [{0.75}] 以上
[{0.60}] 以上 [{1.20}] 以上
フ引裂強さ
N [{kgf}]
耐 低温伸び 10以上 12以上 13以上 9.5
寒 %
性
促 変色試験 著しい黄変がないこと。 9.6.3
進 試験後の 50以上 55以上 60以上 9.6.4
耐
候 伸び残率 %
性
表2.2 内張用農ビの性能
試験項目 厚さ mm 適用箇条
0.05 0.075
引張切断強さ N [{kgf}] 7 10
[{1.0}]以上 9.3
[{0.7}] 以上
伸び % 150以上 170以上 9.3
引 直角形引裂強さ 1.5 2.5 以上 9.4.1
[{0.25}]
裂 [{0.15}] 以上
強 N [{kgf}]
さ エルメンドルフ引裂 2.0 3.0 以上 9.4.2
[{0.30}]
[{0.20}] 以上
強さ
N [{kgf}]
促 変色試験 著しい黄変がないこと。 9.6.3
進
耐 試験後の伸び残率 40以上 9.6.4
候 %
性
べた付き性 0.35 9.7
[{35}] 以下
N [{gf}]
備考 固定内張用農ビにはべた付き性を適用しない。
5. 寸法
5.1 幅及び長さ 外張用農ビ及び内張用農ビの幅及び長さは,表3のとおりとする。
また,幅及び長さの負側の許容差は零とする。
なお,幅及び長さについては,受渡当事者間の協定によって表3以外の寸法のものでもよい。
――――― [JIS K 6732 pdf 2] ―――――
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K6732-1996
表3 外張用農ビ及び内張用
農ビの幅及び長さ
幅 cm 長さ m
135 100
185
230
270
300
370
5.2 厚さ 8.1によって採取した3枚の厚さ測定用試料の,それぞれ幅方向に等分した5か所をダイヤル
ゲージ(1)で測り,0.001mmまでの読みを記録する。記録された厚さの全数値の中で,大小それぞれ3個の
値を除いた9個の値の平均値を求め,これを平均厚さとし,厚さとの差を求める。前に測定した9個の厚
さの最高値及び最低値と平均厚さとの差を平均値で除した値を百分率で示し,これを平均厚さに対する許
容差とする。外張用農ビ及び内張用農ビの厚さは,外張用農ビは表4.1に,内張用農ビは表4.2に適合しな
ければならない。
注(1) ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定するもの(測定範囲1mm又は2mmのもの)で,そのスピ
ンドルの測定子は直径5±0.01mmの平滑円形の測定面をもち,かつ,アンビルは,直径が30mm
以上の平滑面からできているものを用いる。アンビルは,垂直で,ダイヤル径は50mm以上で,
0.001mmまで読める目盛をもち,加圧荷重は,原則として0.8N [{80gf}] とする。この場合,これ
と同等以上の精度をもつものでもよい。
表4.1 外張用農ビの厚さ及び許容差
厚さ mm 0.05 0.075 0.10 0.13 0.15 0.20
許容差 厚さと平均厚さとの差幅185cm以下のもの ±0.005
mm 幅185cmを超えるもの ±0.007
幅185cm以下のもの
平均厚さに対する許容差 ±20 ±15 ±10 ±8 ±7 ±6
% 幅185cmを超えるもの ±25 ±20 ±15 ±12 ±10
表4.2 内張用農ビの厚さ及び許容差
厚さ mm 0.05 0.075
許 厚さと平均厚さとの差幅185cm以下のもの ±0.005
容 mm 幅185cmを超えるもの ±0.007
差
幅185cm以下のもの
平均厚さに対する許容差 ±20 ±15
% 幅185cmを超えるもの ±25 ±20
6. 外観 外観は,次のとおりとする。
(1) 概略 試験片用試料全部をすりガラス板上に置いて,下部から電灯光を当て,異常箇所(泡,むら,
しわ,異物質,ピンホール及び色むら)の有無を約1m上から目視によって調べ,異常がないこと。
(2) 精密 図2の試験片について精密にピンホール及び異物質の存在箇所を目視によって調べ,異常箇所
は10以内であること。
7. 材料及び加工方法 材料及び加工方法は,次のとおりとする。
(1) 外張用農ビ及び内張用農ビは,ポリ塩化ビニル及び可塑剤を主体とし,安定剤などを添加した配合物
を膜状に成形したものとする。
――――― [JIS K 6732 pdf 3] ―――――
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K6732-1996
(2) 材料にはカドミウム化合物を使用してはならない。
(3) 外張用農ビ及び内張用農ビは,透明品又は絞物とする。
また,着色したものでもよい。
8. 試験片の採取方法
8.1 試料の採取方法 試料は,外張用農ビ,内張用農ビともに巻上がりフィルムの3層以下の部分から
約2mを採取し,長さ方向のマークを記入しておく。次にこの試料から上部,中央部及び下部の各帯状試
料を幅400mmに裁断し,各帯状試料から表5のように必要に応じて幅の両端から100mmを除いた後,各
試料から図1のように9枚の試験片用試料及び3枚の厚さ測定用試料を採取する。残りの巻上がりフィル
ムは9.6で用いる未照射用試料を採取するために保管する。未照射用試料は,9.6.3及び9.6.4の試験を行う
ときに照射用試料と同様に採取する。
表5 幅による試料採取方法
幅 135cm未満のもの 135cm以上のもの
測定試料 そのまま 幅の両端から100mmずつ切り取った中央部
備考 内張用べた付き性試験の試料の採取方法は,附属書による。
8.2 試験片の採取方法及び数 外張用農ビ及び内張用農ビは,8.1によって各部から採取した9枚の試験
片用試料について表6によって図2を参考として試験片を採取する。
また,引張切断強さ及び伸び,直角形引裂強さ,エルメンドルフ引裂強さ並びに低温伸びの試験片の寸
法は,図3,図4,図5及び図6による。
備考 内張用べた付き性試験の試験片の採取方法及び数は,附属書による。
図1 試料の採取方法の一例
――――― [JIS K 6732 pdf 4] ―――――
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K6732-1996
表6 試験片の採取方法及び数
試験項目 試験片の採取方法 試験片の数
外観 精密試験 9枚の試験片用試料から 9
引張試験 切断強さ及び伸び 図2の例のように採取す 縦横各9
引裂試験 直角形引裂強さ る。
エルメンドルフ引裂強さ 9
耐寒性試 低温伸び 9枚の試験片用試料のう 5
験 ち任意の5枚から図2の
例のように採取する。
促進耐候性試験 上中央・中中央・下中央 3
の試験片用試料3枚から
図2の例のように採取す
る。
図2 試験片用試料から試験片の採取方法の一例
――――― [JIS K 6732 pdf 5] ―――――
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JIS K 6732:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.10 : フィルム及びシート
JIS K 6732:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISK6253:2006
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
- JISK6900:1994
- プラスチック―用語
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISP8116:2000
- 紙―引裂強さ試験方法―エルメンドルフ形引裂試験機法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方