JIS K 6732:1996 農業用ポリ塩化ビニルフィルム | ページ 3

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注(5) 形式検査とは,製品の品質が設計されたすべての特性を満足するかどうかを判定するための検
査をいう。
(6) 受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造にかかわる製品の受渡しに際し
て必要と認められる特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査をいう。
(1) 形式検査項目
(a) 外観
(b) 厚さ
(c) 幅及び長さ
(d) 引張切断強さ
(e) 伸び
(f) 引裂強さ(直角形及びエルメンドルフ)
(g) 低温伸び(外張用農ビ)
(h) 促進耐候性
(i) べた付き性(内張用農ビ,ただし,固定内張用は除く。)
(2) 受渡検査項目
(a) 外観
(b) 厚さ
(c) 幅及び長さ
(d) 引張切断強さ
(e) 伸び
(f) 引裂強さ(直角形及びエルメンドルフ)
11. 表示
11.1 製品の表示 外張用農ビ及び内張用農ビには容易に消えない方法で,1m以内の間隔ごとに1個,次
の表示をしなければならない。
(1) 内張用農ビには,内張用である旨の表示,固定内張専用については,固定内張用である旨の表示
(2) 厚さ又はその略号
(3) 製造業者名又はその略号
(4) 農業用ポリ塩化ビニルフィルムの統一マーク( )
11.2 包装の表示 外装には,次の事項を表示しなければならない。
(1) 農業用ポリ塩化ビニルフィルムという名称又は略称
(2) 内張用農ビには,内張用である旨の表示,固定内張専用については,固定内張用である旨の表示
(3) 厚さ又はその略号
(4) 幅及び長さ
(5) ロット番号又はその記号
(6) 製造業者名又はその略号

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附属書 べた付き性試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,内張用農ビの固定内張用を除き,カーテン用及びトンネル用に使用する内
張用農ビのべた付き性試験方法について規定する。
2. 試験装置 試験装置は,クロスヘッド分離速度一定形引張試験機とする。荷重のフルスケールは5N
[{0.5kgf}] 以下とする。ロードセル容量は,10N [{1kgf}],50N [{5kgf}] 及び100N [{10kgf}] のいずれかとする。
3. 試料の採取方法 試料は,巻き上がりフィルムの3層以下の部分から約2mを採取し,長さ方向とフ
ィルム面(内側・外側)のマークを記入しておく。次にこの試料から上部,下部の各帯状試料を幅150mm
に裁断し,幅の両端から100mmを除いた後,各試料から附属書図1のように6枚の試験片用試料を採取
し,フィルム面(内側・外側)のマークを記入しておく。
附属書図1 試料の採取方法
4. 試験片の状態調節 附属書図1によって採取した6枚の試験片用試料を23±2℃の恒温室に24時間以
上静置する。

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5. 試料の浸せき ビーカー1lにイオン交換水0.8lを入れ,状態調節した試験片用試料2枚を,互いに密
着しないように,23±2℃で2時間浸せきする。イオン交換水は導電率2×10−4Sm−1 (25℃) 以下のもので,
試験日前日に恒温室に入れておいたものを使用する。
6. 試験片の採取方法
6.1 試料の圧着 試料を取り出し,そのまま上下左辺試験片用試料,上下中央試験片用試料及び上下右
辺試験片用試料をそれぞれ内側と外側を重ね合わせた後,表面に付着している水滴をろ紙などでふき取る。
幅300mm,直径60mmの大きさで,JIS K 6253によるゴム硬さが45±3IRHD(A形)質量1.21±0.03kg
の圧着ロールで,水が軽く抜ける程度に3回掛ける。
圧着台はガラス板を使用する。
6.2 試験片の採取 圧着させた一組の試料から,附属書図2に示す採取方法によって試験片を採取する。
試験片のずれは,再圧着しないでずれを戻すだけとする。
附属書図2 試験片の採取方法
7. 試験片の加熱処理 附属書図3のように,ガラス板の上に合紙を敷き,その上に試験片を三組並べ,
再び合紙を敷く。この要領で九組の試験片を3段に重ね合紙の上からガラス板で押さえて,ガラス板を含
め質量1.00±0.03kgのおもりを載せ,70±2℃の空気かき混ぜ装置のある加熱機に2時間入れる。
ガラス板は,厚さ5mm,縦10cm,横10cmのものを使用する。

――――― [JIS K 6732 pdf 13] ―――――

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附属書図3 試験片の積み重ね方法
備考 (A)+(B)の質量 1.00±0.03kg
8. 放冷処理 空気かき混ぜ装置のある加熱機から取り出し,ガラス板を取り除いて,合紙に挟んだまま
23±2℃で1時間以上静置する。
9. べた付き性試験
9.1 試験方法 べた付き性は,2枚の試験片の引きはがしによって測定し,次の方法によって求める。
9.2 試験速度 引張試験速度は,毎分100±10mmとし,チャート紙(記録紙)速度は,毎分50±5mm
とする。
9.3 操作 操作は,次による。
(1) 試験片を約20mm手ではがし,上下のつかみ具に固定する。
(2) 荷重を零調整した後,試験機を始動させ,すべてがはがれるまで引っ張る。
(3) 測定は,空気かき混ぜ装置のある加熱機から取り出し,放冷処理時間を含み2時間以内に行う。
9.4 測定値の算出 最初の最大強さを過ぎて,最低を示したところから,引きはがし距離約40mmまで
の平均強さを測定値とする。
チャート紙に定規を当て,平均強さを10mN [{1gf}] 単位で目視で読み取る。例を附属書参考図1に示す。
附属書参考図1 測定値算出のチャート例
9.5 べた付き性 9個の測定値の中から大小それぞれ2個の値を除き,残り5個の平均値を求め,これを
べた付き性の試験結果とする。

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構成表
氏名 所属
(委員長) 牧 廣 拓殖大学工学部(元工業技術院製品科学研究所)
増 田 優 通商産業省基礎産業局
岡 林 哲 夫 工業技術院標準部
塩 谷 和 正 農林水産省食品流通局
香 山 茂 財団法人高分子素材センター
太 田 成 美 社団法人日本施設園芸協会
興 津 伸 二 全国農業協同組合連合会(JA全農)営農・技術センター
板 木 利 隆 板木技術士事務所
青 木 宏 史 千葉県農業試験場
須 田 耕 士 太洋興業株式会社農業開発部
荒 井 弘 光 シーアイ化成株式会社農業資材部
浅 利 能 弘 株式会社高藤化成開発室
長 澤 宏 チッソ株式会社アグリ事業部
山 本 忠 雄 三井東圧化学株式会社樹脂製品事業部
牛 山 博 司 三菱化学MKV株式会社農業資材事業部
(関係者) 小 林 勝 工業技術院標準部(平成7年6月まで)
渡 辺 武 夫 工業技術院標準部(平成7年7月から)
稲 葉 知 英 工業技術院標準部
米 沢 博 行 全国農業協同組合連合会(JA全農)営農・技術センター
小曽戸 信 雄 アキレス株式会社滋賀フィルム工場
石 丸 一 臣 オカモト株式会社静岡工場研究部
川 原 範 雄 三井東圧化学株式会社樹脂製品事業部
(事務局) 飛 田 好 雄 日本ビニル工業会

JIS K 6732:1996の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6732:1996の関連規格と引用規格一覧