JIS K 6742:2016 水道用硬質ポリ塩化ビニル管 | ページ 3

                                                                                              9
K 6742 : 2016
d) 不等沈下,温度変化などによる伸縮に対応するため,必要に応じ適切な場所に可とう性のある継手を
設置するなどの対策を講じなければならない。
e) 接着起因の事故を防ぐため,次の事項を守らなければならない。
1) 接着剤は,管の種類に応じた適正なものを使用し,必ず,清掃した管と継手との接合面の両面に薄
く均一に塗布し,速やかに接合し,規定の時間,挿入力を保持する。
2) 接合後は,はみ出した接着剤を拭き取る。施工に当たっては,管内に充満する接着剤の溶媒蒸気を
追い出すために,換気などの対策を講じる。

――――― [JIS K 6742 pdf 11] ―――――

10
K 6742 : 2016
附属書JA
(規定)
耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管の耐衝撃試験方法
JA.1 試験片
試験片は,供試管から呼び径別に表JA.1に示す長さに切り取ったものを用いる。
表JA.1−試験片の長さ
呼び径 13 16 20 25 30 40 50 65 75 100 125 150
試験片の長さ mm 150±5 200±5
JA.2 ジグ及び装置
JA.2.1 重すい(錘)の形状,寸法及び質量
重すいは,鋼製とし,その形状,寸法及び質量は,呼び径別に表JA.2及び図JA.1による。
表JA.2−重すいの形状及び質量
呼び径 13 16 20 25 30 40 50 65 75 100 125 150
重すいの形状 円柱状平底形 円柱状平底形 円すい形
質量 kg 1±0.05 3±0.05 9±0.05
単位 mm
図JA.1−重すいの形状及び寸法
JA.2.2 受台
受台は,鋼製とし,その形状及び寸法は,呼び径別に図JA.2による。

――――― [JIS K 6742 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
K 6742 : 2016
単位 mm
図JA.2−受台の形状及び寸法
JA.2.3 試験装置
試験装置は,図JA.3に例を示すように重すい離脱装置,重すい,重すい案内装置,受台などで構成され
る。
注a) 重すい離脱装置は,重すいを所定の位置に保持し,落下を自由に行える構造のものとする。
重すいの保持方法については,電磁石,空気圧などを用いる方法,機械的な保持方法など,試験の目的に適し
たものを用いることができる。
b) 重すい案内装置は,コンクリート床に対し垂直であって,鉄製支柱によって強固に固定されており,重すいの落
下時における摩擦抵抗の少ない構造のものとする。
図JA.3−試験装置の例
JA.3 試験方法
試験片を,0 ℃±3 ℃で60分間以上状態調節後,JA.2.2に規定する受台に,衝撃位置が試験片の中央に

――――― [JIS K 6742 pdf 13] ―――――

12
K 6742 : 2016
なるよう静置1) し,JIS Z 8703に規定する常温(温度20 ℃±15 ℃)の試験室内で速やかに表JA.3の規
定に従い,JA.2.3に例を示す試験装置で試験を行う。
注1) 試験片は,両端をゴムバンドなどの弾性体で安定させる。
表JA.3−重すいの落下高さ
呼び径 13 16 20 25 30 40 50 65 75 100 125 150
重すいの落下高さa), b)
100 125 150 200 100 150 200 75 100 150 175 200
cm
注a) 重すいの落下高さの許容差は,±1 cmとする。
b) 重すいの落下高さは,試験片の上面から重すいの先端までの距離とする。
JA.4 判定方法
試験は,5個の試験片について行い,表JA.4に従って試験後の状態を目視によって調べ,次のとおりそ
の性能を判定する。
a) 5個の試験片の全てが破壊度13の場合は,“異常なし”とする。
b) 5個の試験片のうち,2個以上が破壊度410の場合は,“異常あり”とする。
c) 5個の試験片のうち,1個が破壊度410の場合は,再度5個の試験片について試験を行い,全ての試
験片が破壊度13の場合は,“異常なし”とする。
表JA.4−判定方法
破壊度 外観の状態
外面 内面
1 変化なし。 変化なし。
2 a) 白化又はへこみができる。 変化なし。
3 白化又はへこみができる。 白化又は張出しができる。
4 a) ひびb) が入る。 変化なし。
5 ひびが入る。 白化又は張出しができる。
6 白化又はへこみができる。 ひびが入る。
7 ひびが入る。 ひびが入る。
8 重すいが貫通する。
9 大きな割れが生じる。
10 分離して破壊する。
注a) 破壊度2及び4については,内外面逆の場合も含む。
b) “ひび”とは,目視で調べて明らかに亀裂が生じている状態
をいう。

――――― [JIS K 6742 pdf 14] ―――――

                                                                                             13
K 6742 : 2016
附属書JB
(規定)
水道用硬質ポリ塩化ビニル管の浸出試験方法
JB.1 共通的な条件
共通的な条件は,JIS S 3200-7の5.(共通的な条件)による。
JB.2 浸出液の調製方法
浸出液の調製方法は,JIS S 3200-7の6.(浸出液の調製方法)による。ただし,残留塩素の減量の試験
に用いる浸出液の有効塩素濃度は,1.0 mg/L以上1.2 mg/L以下とする。
JB.3 試料液の調製
試料液の調製は,JIS S 3200-7の7.1.2(給水管)による。ただし,試料液の調製時間は16時間以上とす
る。
なお,配水管として使用する場合は,試料液の調製時間を24時間とする。
JB.4 鉛及びその化合物
鉛及びその化合物の分析は,JIS S 3200-7の附属書1(金属類等の分析方法)による。
JB.5 亜鉛及びその化合物
亜鉛及びその化合物の分析は,JIS S 3200-7の附属書1(金属類等の分析方法)による。
JB.6 有機物[全有機炭素(TOC)の量]
有機物[全有機炭素(TOC)の量]は,JIS S 3200-7の附属書14[有機物[全有機炭素(TOC)の量]
及び有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)の分析方法]による。
JB.7 味
味は,JIS S 3200-7の附属書16(味の分析方法)による。
JB.8 臭気
臭気は,JIS S 3200-7の附属書17(臭気の分析方法)による。
JB.9 色度
色度は,JIS S 3200-7の附属書18(色度の分析方法)による。
JB.10 濁度
濁度は,JIS S 3200-7の附属書19(濁度の分析方法)による。
JB.11 残留塩素の減量

――――― [JIS K 6742 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS K 6742:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1452-1:2009(MOD)
  • ISO 1452-2:2009(MOD)

JIS K 6742:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6742:2016の関連規格と引用規格一覧