JIS K 6799-3:2018 ガラス繊維強化ポリエチレン管システム―第3部:継手

JIS K 6799-3:2018 規格概要

この規格 K6799-3は、地下に埋設し,主に水などの液体物を対象とした輸送に供するガラス繊維強化ポリエチレン管システムの継手について規定。

JISK6799-3 規格全文情報

規格番号
JIS K6799-3 
規格名称
ガラス繊維強化ポリエチレン管システム―第3部 : 継手
規格名称英語訳
Glass fibre reinforced polyethylene (PE-GF) pipe systems -- Part 3:Fittings
制定年月日
2018年10月22日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.040.20, 59.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
配管 II(製品) 2021
改訂:履歴
2018-10-22 制定
ページ
JIS K 6799-3:2018 PDF [9]
                                                                                 K 6799-3 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び略号・・・・[2]
  •  5 種類・・・・[2]
  •  6 製造方法・・・・[2]
  •  7 材料・・・・[2]
  •  8 継手・・・・[2]
  •  8.1 外観及び形状・・・・[2]
  •  8.2 性能・・・・[3]
  •  8.3 寸法及び許容差・・・・[3]
  •  9 試験・・・・[5]
  •  9.1 外観及び形状・・・・[5]
  •  9.2 寸法・・・・[5]
  •  9.3 継手の試験・・・・[5]
  •  9.4 試験結果の数値の表し方・・・・[6]
  •  10 検査・・・・[7]
  •  10.1 形式検査・・・・[7]
  •  10.2 受渡検査・・・・[7]
  •  10.3 検査項目・・・・[7]
  •  11 表示・・・・[7]
  •  12 取扱い上の注意事項・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6799-3 pdf 1] ―――――

K 6799-3 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6799の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6799-1 第1部 : 通則
JIS K 6799-2 第2部 : 管
JIS K 6799-3 第3部 : 継手

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6799-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6799-3 : 2018

ガラス繊維強化ポリエチレン管システム−第3部 : 継手

Glass fibre reinforced polyethylene (PE-GF) ipe systems- Part 3: Fittings

序文

  この規格は,水輸送などで需要が伸長しているガラス繊維強化ポリエチレン管システムについて,国内
外から標準化の要求が高まってきたことを受けて制定したものである。

1 適用範囲

  この規格は,地下に埋設し,主に水などの液体物を対象とした輸送に供するガラス繊維強化ポリエチレ
ン管システムの継手について規定する。
ガラス繊維強化ポリエチレン管システムは,主に次の用途に提供する。
− 農業用水
− 発電設備
− 水処理施設
− 下水道施設
− 化学プラント
警告 この規格を用いて試験を実施する者は,熱可塑性プラスチックの知識に精通していることを前
提とし,その者の責任において安全及び健康に対する適切な処置をとらなければならない。こ
の規格は,この使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱うものではない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7506 ブロックゲージ
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS K 6814 熱可塑性プラスチック管−加熱伸縮率試験方法
JIS K 7112 プラスチック−非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
JIS K 6799-1 ガラス繊維強化ポリエチレン管システム−第1部 : 通則
JIS K 6799-2 ガラス繊維強化ポリエチレン管システム−第2部 : 管
JIS Z 8401 数値の丸め方

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2
K 6799-3 : 2018
ISO 7510,Plastics piping systems−Glass-reinforced plastics (GRP) omponents−Determination of the
amounts of constituents

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6799-1による。

4 記号及び略号

  この規格で用いる主な記号及び略号は,JIS K 6799-1による。

5 種類

  継手の種類は,最高使用圧力(PN)によって区分し,表1による。
表1−継手の種類
種類 PN SIDR SDR
MPa (参考値)
1種管 1.4 22 24
2種管 1.1 28 30
3種管 0.9 35 37
なお,SIDRは,次の式(1)によって求める。
di
SIDR (1)
t
ここに, di : 内径(mm)
t : 管厚(mm)
注記 SDRは,次の式(2)によって求める。
SDR=SIDR+2 (2)

6 製造方法

  継手の製造方法は,巻付押出成形による。

7 材料

  継手の材料は,JIS K 6799-1による。

8 継手

8.1 外観及び形状

  継手の外観及び形状は,次による。
a) 継手の外観は,内面が滑らかで,使用上有害なきず,割れ,ねじれ,その他の欠点があってはならな
い。
b) 継手の形状は,目視で実用的に正円と判断できるものとする。実用的とは,継手の水密性,流下性能
及び施工性が確保されたものをいう。

――――― [JIS K 6799-3 pdf 4] ―――――

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K 6799-3 : 2018

8.2 性能

  継手の要求性能は,表2による。
表2−継手の性能
項目 要求性能
密度 1 020 kg/m31 120 kg/m3
ガラス繊維添加量 19.0 %21.0 %
熱安定性 20 min以上
加熱伸縮性 長さ変化率±3 %
内圧クリープ 漏れ,破損がない
耐水圧性 3.8 MPaで漏れ,破損がない
ピーリング 残存する融着部が電熱体部長さ(lsof)以上

8.3 寸法及び許容差

  継手の寸法及び許容差は,公称内径と管の種類とで区分し,表3及び表4による。継手の形状の例を図
1に示す。
図1−継手の形状の例

――――― [JIS K 6799-3 pdf 5] ―――――

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