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JIS K 6799-1:2018 規格概要
この規格 K6799-1は、地下に埋設し,主に水などの液体物を対象とした輸送に供するガラス繊維強化ポリエチレン管システムの規格群に用いる,用語の定義,原材料及び共通する事項について規定。
JISK6799-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6799-1
- 規格名称
- ガラス繊維強化ポリエチレン管システム―第1部 : 通則
- 規格名称英語訳
- Glass fibre reinforced polyethylene (PE-GF) pipe systems -- Part 1:General
- 制定年月日
- 2018年10月22日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 23.040.20, 59.100.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 II(製品) 2021
- 改訂:履歴
- 2018-10-22 制定
- ページ
- JIS K 6799-1:2018 PDF [11]
K 6799-1 : 2018
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号及び略号・・・・[3]
- 5 材料・・・・[3]
- 5.1 コンパウンド・・・・[3]
- 5.2 ガラス繊維・・・・[4]
- 5.3 カップリング材・・・・[4]
- 6 試験・・・・[4]
- 6.1 材料の試験・・・・[4]
- 6.2 試験結果の数値の表し方・・・・[5]
- 7 検査・・・・[5]
- 7.1 形式検査・・・・[5]
- 7.2 受渡検査・・・・[5]
- 7.3 検査項目・・・・[5]
- 附属書A(規定)熱安定性試験・・・・[6]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6799-1 pdf 1] ―――――
K 6799-1 : 2018
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6799の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6799-1 第1部 : 通則
JIS K 6799-2 第2部 : 管
JIS K 6799-3 第3部 : 継手
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 6799-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6799-1 : 2018
ガラス繊維強化ポリエチレン管システム−第1部 : 通則
Glass fibre reinforced polyethylene (PE-GF) ipe systems- Part 1: General
序文
この規格は,水輸送などで需要が伸長しているガラス繊維強化ポリエチレン管システムについて,国内
外から標準化の要求が高まってきたことを受けて制定したものである。
1 適用範囲
この規格は,地下に埋設し,主に水などの液体物を対象とした輸送に供するガラス繊維強化ポリエチレ
ン管システムの規格群に用いる,用語の定義,原材料及び共通する事項について規定する。
なお,ガラス繊維強化ポリエチレン管システムは,材料,管,継手などをまとめて規格群として構成し
ている。
ガラス繊維強化ポリエチレン管システムは,主に次の用途に提供する。
− 農業用水
− 発電設備
− 水処理施設
− 下水道施設
− 化学プラント
警告 この規格を用いて試験を実施する者は,熱可塑性プラスチックの知識に精通していることを前
提とし,その者の責任において安全及び健康に対する適切な処置をとらなければならない。こ
の規格は,この使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱うものではない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6761 一般用ポリエチレン管
JIS K 6812 ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法
JIS K 6813 ポリオレフィン管及び継手−灰化及び熱分解によるカーボンブラック含有量の求め方−
試験方法及び基本仕様
JIS K 6900 プラスチック−用語
JIS K 7112 プラスチック−非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
――――― [JIS K 6799-1 pdf 3] ―――――
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K 6799-1 : 2018
JIS K 7151 プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片
JIS K 7210-1 プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルト
ボリュームフローレイト(MVR)の求め方−第1部 : 標準的試験方法
JIS K 7251 プラスチック−水分含有率の求め方
JIS R 3420 ガラス繊維一般試験方法
JIS R 3913 強化繊維製品の水分の試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 11357-1,Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 1: General principles
ISO 11357-6,Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 6: Determination of oxidation induction
time (isothermal OIT) nd oxidation induction temperature (dynamic OIT)
ISO 22314,Plastics−Glass-fibre-reinforced products−Determination of fibre length
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6900によるほか,次による。
3.1 寸法に関する用語及び定義
a) 公称内径
内径の呼称。
b) 内径
実内径。
c) IDR
内径を管厚で除した値。
d) DR
外径を管厚で除した値。
e) N
水温20 ℃における水等の圧力であって,最高使用圧力。
f) 管周方向
図1に示す管の円周方向。
g) 管軸方向
図1に示す管の延長方向。
図1−管周方向及び管軸方向
h) 電熱体部内径
電熱線等の発熱体が組み込まれている範囲の内径。
i) 電熱体部長さ
――――― [JIS K 6799-1 pdf 4] ―――――
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K 6799-1 : 2018
電熱線等の発熱体が組み込まれている範囲の管軸方向の長さ。
3.2 材料に関する用語及び定義
a) コンパウンド
原料樹脂,この規格群の要求事項に適合する管及び継手の製造及びその使用に必要な顔料,並びに
添加剤(酸化防止剤,安定剤などを含む。)の均一な混合物。
3.3 検査に関する用語及び定義
a) 形式検査
この規格で規定している全ての要求性能を満足していることを確認する検査。
b) 受渡検査
形式検査に合格したものと同一設備で製造したコンパウンド,管及び継手を受け渡すときに実施す
る検査。
c) たわみ荷重
基準たわみ量まで変形したときの単位長さ当たりの荷重値。
4 記号及び略号
記号及び略号を,表1に示す。
表1−記号及び略号
記号及び略号 項目 単位
di 内径 mm
dimin 最小内径 mm
L 有効長さ mm
t 管厚 mm
tmin 最小管厚 mm
de 外径 mm
disf 電熱体部内径 mm
lso 受口長さ mm
lsof 電熱体部長さ mm
l1 電熱体部位置 mm
tso 受口管厚 mm
desp 差口外径 mm
lsp 差口長さ mm
FS 基準たわみ荷重 kN/m
Rm 管厚中心半径 mm
5 材料
5.1 コンパウンド
コンパウンドは,JIS K 6761に規定しているPE100を用いる。コンパウンドの要求性能は,表2による。
なお,成績表は,コンパウンド製造業者が提供し,管製造業者が確認する。
――――― [JIS K 6799-1 pdf 5] ―――――
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JIS K 6799-1:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.20 : プラスチック管
JIS K 6799-1:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6761:2017
- 一般用ポリエチレン管
- JISK6812:2003
- ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法
- JISK6813:2002
- ポリオレフィン管及び継手―灰化及び熱分解によるカーボンブラック含有量の求め方―試験方法及び基本仕様
- JISK6900:1994
- プラスチック―用語
- JISK7112:1999
- プラスチック―非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
- JISK7151:1995
- プラスチック―熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片
- JISK7210-1:2014
- プラスチック―熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方―第1部:標準的試験方法
- JISK7251:2002
- プラスチック―水分含有率の求め方
- JISR3420:2013
- ガラス繊維一般試験方法
- JISR3913:2000
- 強化繊維製品の水分の試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方