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JIS L 1921:2015 規格概要
この規格 L1921は、アデノシン三りん酸を酵素反応によって励起させた発光強度を測定することによる抗かび活性の定量試験方法及び抗かび効果について規定。
JISL1921 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L1921
- 規格名称
- 繊維製品の抗かび性試験方法及び抗かび効果
- 規格名称英語訳
- Textiles -- Determination of antifungal activity and efficacy of textile products
- 制定年月日
- 2015年7月21日
- 最新改正日
- 2015年7月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 13629-1:2012(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 2015-07-21 制定
- ページ
- JIS L 1921:2015 PDF [23]
L 1921 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 安全対策・・・・[2]
- 6 試験かび・・・・[3]
- 7 装置・・・・[3]
- 8 試薬及び培地・・・・[4]
- 9 かびの保存及び使用・・・・[6]
- 9.1 かびの保存・・・・[6]
- 9.2 試験かびの前培養・・・・[6]
- 10 かび胞子懸濁液・・・・[6]
- 10.1 培地から胞子の洗い出し・・・・[7]
- 10.2 培地からのかび胞子懸濁液の採取及び分散・・・・[7]
- 10.3 菌糸の除去・・・・[7]
- 10.4 培地成分の除去・・・・[7]
- 10.5 胞子濃度確認・・・・[8]
- 10.6 吸収法のかび胞子懸濁液の調製・・・・[8]
- 11 ATP検量線の作成・・・・[8]
- 12 試験方法・・・・[9]
- 12.1 試験片の準備及び接種・・・・[9]
- 12.2 培養・・・・[11]
- 13 発光量の測定・・・・[11]
- 13.1 吸収法・・・・[11]
- 13.2 トランスファー法・・・・[12]
- 14 試験結果・・・・[12]
- 14.1 試験成立の判定・・・・[12]
- 14.2 抗かび活性値の計算・・・・[13]
- 15 抗かび効果・・・・[13]
- 16 試験報告書・・・・[13]
- 附属書A(規定)試験に用いるかび・・・・[14]
- 附属書B(参考)抗かび効果・・・・[16]
- 参考文献・・・・[17]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[19]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 1921 pdf 1] ―――――
L 1921 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 1921 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 1921 : 2015
繊維製品の抗かび性試験方法及び抗かび効果
Textiles-Determination of antifungal activity and efficacy of textile products
序文
この規格は,2012年に第1版として発行されたISO 13629-1を基とし,我が国の技術動向,実態に即し
て技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,アデノシン三りん酸(以下,ATPという。)を酵素反応によって励起させた発光強度を測
定することによる抗かび活性の定量試験方法及び抗かび効果について規定する。
この規格は,糸,織編物,不織布,衣類,寝具,家具,雑貨などの繊維製品に適用する。
なお,抗かび性試験方法は,用途及び繊維製品が使用される環境を考慮し,次のいずれかの試験方法か
ら最も適切な評価方法を選択する。
a) 吸収法 試験かび胞子懸濁液を直接試験片上に接種する試験方法。
b) トランスファー法 試験かび胞子を寒天培地に塗布し,それを試験片に転写する試験方法。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13629-1:2012,Textiles−Determination of antifungal activity of textile products−Part 1:
Luminescence method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
注記 対応国際規格 : ISO 105-F02,Textiles−Tests for colour fastness−Part F02: Specification for cotton
and viscose adjacent fabrics(MOD)
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
――――― [JIS L 1921 pdf 3] ―――――
2
L 1921 : 2015
3.1
対照試料(control specimen)
試験する繊維製品と同じもの,かつ,抗かび加工が行われていないもので,試験の成立条件の検証用に
使用する試料。ただし,対照試料が入手できない場合は,JIS L 0803に規定する綿100 %の添付白布(綿
3-1号)を用いて,洗剤及び漂白剤を使用せず,60 ℃の水温で10分間水洗い後,すすぎ5分を2回繰り
返す。この一連の処理を10回繰り返し,風乾したものを用いる。
3.2
抗かび剤(antifungal agent)
かびの発育を阻害,又はかびを死滅させることによって,かびの発育を阻止及び抑制する薬剤。
3.3
抗かび加工(antifungal treatment)
かびの発育を阻害,又はかびを死滅させることによって,かびの発育を阻止及び抑制する加工。
3.4
かび胞子懸濁液(spore suspension)
陰イオン界面活性剤(8.3を参照)を含む水にかび胞子を均一に分散させた液体。
3.5
ATP(アデノシン三りん酸)
かび生細胞中に存在する多機能性ヌクレオチド。
3.6
抗かび活性(antifungal activity)
かびの発育を阻害又は抑制する性能。ATP量の対数値で計算され,対照試料の発育値と試験試料の発育
値との差で表される。
3.7
抗かび効果(antifungal efficacy)
抗かび加工によって認められる抗かび性の効果。抗かび活性値によって評価される。
3.8
発光測定法(luminescence method)
かび細胞に含まれるATP濃度を発光光度計で測定し,ATP量(モル)を算出する方法。
4 原理
試験試料及び対照試料に試験かび胞子懸濁液を接種し,25 ℃で42時間培養させる。
この規格では,試験片上でのかび発育性,すなわち,抗かび活性は,試験試料上及び対照試料上のかび
細胞内ATP量の測定結果を比較することによって定量的に決定される。
5 安全対策
この試験方法では,かびを使用する。
この規格の試験実施者は,微生物学的技術に関して訓練を受け,経験をもつ者が望まれる。また,安全
対策については,法規制に照らし合わせて適切であることを確認しておかなければならない。
――――― [JIS L 1921 pdf 4] ―――――
3
L 1921 : 2015
6 試験かび
試験で使用するかびは,附属書Aに規定する試験かびの中からいずれかを選択して試験する。
微生物株保存の世界機関(WFCC)に加盟する機関がもつ同等なかび類についても,試験当事者間の協
定によって使用してもよい。
試験に使用したかびの保存株番号及び供給先は,試験報告書に記載する。
7 装置
7.1 ガーゼ 生化学試験用のもの又はガラスウール(FR仕様)。
7.2 シャーレ 滅菌されたもので内径が約90 mmのもの,及びトランスファー法の試験片を入れるもの
は,内径55 mm60 mmのもの。
7.3 乾熱滅菌器 160 ℃180 ℃の温度で使用可能なもの。
7.4 オートクレーブ 121 ℃±2 ℃(103 kPaと同等)で使用可能なもの。
7.5 安全キャビネット 生化学試験用のもの,又は同等の性能をもつもの。
7.6 白金耳 直径で2 mm4 mmのループのもの。
7.7 かぎ型白金耳 胞子をかき取れるもの。
7.8 培養器 20 ℃37 ℃の範囲で設定温度±2 ℃の精度で使用可能なもの。
7.9 バイアル瓶 30 mLのガラス瓶。ねじ蓋式のものでポリテトラフルオロエチレン又はシリコンのパ
ッキンを使用し,ポリプロピレンで作られたキャップを使用したもの。
7.10 ガラス棒 直径5 mm18 mmのもので重さが1 g50 gのもの。
7.11 ガラス製漏斗 内径60 mmのもの。
7.12 ピペット 容量が0.05 mL,0.1 mL,0.2 mL,5 mL及び10 mLのもので,誤差が呼び容量の5.0 %
以内のもの。
7.13 パスツールピペット 微生物学試験用のもの。
7.14 フラスコ 容量が100 mL500 mLのもの。
7.15 ピンセット 滅菌できる材料で作られたもの。
7.16 プラスチック試験管 発光光度計用のもの。
7.17 試験管かくはん(攪拌)機 バイアル瓶及び試験管をかくはんできるもの。
7.18 遠心分離機 遠心加速度が約2 000 Gのもの。
7.19 遠心分離用試験管 遠心分離機で使用できるもの。
7.20 ヘモサイトメータ 1×106 /mL3×106 /mLが計測できるもの。
7.21 顕微鏡 倍率200倍のもの。
7.22 超音波洗浄器 実験用のコンパクトで,30 kHz50 kHzで使用できるもの。
7.23 発光光度計 300 nm650 nmの波長で測定できるもので,8.4,箇条11及び箇条13で規定する条件
で,1×10−11 mol/L1×10−5 mol/LのATP濃度を測定できるもの。
7.24 pHメータ 25 ℃で±0.1の精度のもの。
7.25 冷蔵庫 2 ℃10 ℃の温度で使用できるもの。
7.26 冷凍庫 −80 ℃以下で使用できるもの,及び−20 ℃以下で使用できるもの。
なお,試験管,バイアル瓶,フラスコ,ピペット及びピンセットは,使用前にアルカリ及び中性洗剤を
使用して洗浄,水洗,及び乾燥し,その後,乾熱滅菌又は高圧蒸気滅菌処理を行う。
――――― [JIS L 1921 pdf 5] ―――――
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JIS L 1921:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13629-1:2012(MOD)
JIS L 1921:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1921:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方