JIS P 8119:1998 紙及び板紙―ベック平滑度試験機による平滑度試験方法 | ページ 2

                                                                                              5
P 8119 : 1998
附属書(規定) 装置の調整及び補正
1. 測定面積 本体の5.a)ガラス平面の直径及び円孔の直径を測定し,計算によって求める。本体の図2
に,直径の許容差を示す。
2. 押え圧 加圧レバー方式の加圧装置を使用するときの調整は,次による。
装置をしっかりと固定し,本体の5.d)の真空容器を取り外して,加圧レバーの水平度を確認する。ガラ
ス平面上を,正確に100N±2Nの押え圧で加圧できるよう,加圧レバーを調整する。
3. マノメータの目盛 本体の5.e)のマノメータの目盛は,物差しを用いて補正する。50.7kPaと48.0kPa
の目盛間の距離は,許容差0.1mm以内とする。50.7kPaと大気圧レベルとの距離は,許容差±0.5mm以内
に維持する。
4. 水銀マノメータの保守 次の点に注意し,水銀マノメータを保守する。
水銀がガラス管の壁に尾を引いて残らないようにする。円柱状の残滴が生じたときは,マノメータのガ
ラス管を重クロム酸カリウム硫酸溶液又は適切な洗浄液で洗浄後,蒸留水,次にアルコールですすぐ。水
銀を入れる前に,ガラス管を温風で乾燥する。
参考 重クロム酸カリウム硫酸溶液は有害なので,より安全な洗浄液を使用するとよい。
汚れた水銀は,新しい水銀と取り替えるか,又は洗浄して再使用する。酸を取り扱うとき,又は水銀を
洗浄するときは,適切な安全対策を講じること。
5. 装置の空気漏れ 定期的に装置の空気漏れを確認する。
本体の5.b)のゴム製押え板を直接ガラス平面の上に置き,100kPaの押え圧をかけた後,本体の5.d)の真
空容器内を50.7kPaに減圧する。大真空容器の場合は60分間,小真空容器の場合は6分間放置し,真空容
器内の圧力変化を確認する。
0.13kPa以上の圧力変化を生じたときは,コック,パッキン類を点検し,補修する。
6. 吸引空気量 吸引される空気量は,附属書図1に示す測定装置によって測定する。
装置に空気漏れがないことを確認し,下記真空容器と容器内の圧力変化との組合せによって,測定ピペ
ット中に引き込まれた蒸留水の体積を測定する。体積を読み取る前に,直立シリンダ内の水面と測定ピペ
ット中の水面がおおよそ一致するまで,直立シリンダの中に測定ピペットを漬ける。測定後,三方コック
を使用して,測定ピペットを空にする。
20回測定して,平均値を求め,許容差内であることを確認する。
大真空容器内における50.7kPaから48.0kPaへの圧力変化の場合,空気量は10.0ml±0.2mlとする。
大真空容器内における50.7kPaから29.3kPaへの圧力変化の場合,空気量は80.0ml±1.0mlとする。
小真空容器内における50.7kPaから48.0kPaへの圧力変化の場合,空気量は1.00ml±0.05mlとする。
小真空容器内における50.7kPaから29.3kPaへの圧力変化の場合,空気量は8.0ml±0.1mlとする。

――――― [JIS P 8119 pdf 6] ―――――

6
P 8119 : 1998
附属書図1 吸引空気量測定装置
7. ゴム製押え板の取替え 新しいゴム製押え板と比較測定して,有意差が認められたときは,新しいゴ
ム製押え板に取り替える。
参考 取替え時期の目安は,3か月から1年である。
8. 接続管の空気抵抗 ガラス平面の円孔をふさがない状態で真空容器につないだとき,容器内の圧力は,
50.7kPaから29.3kPaまで2秒以内に変化しなければならない。大小二つの真空容器について確認する。
もし結果が不十分であれば,接続管を洗浄する必要がある。

――――― [JIS P 8119 pdf 7] ―――――

                                                                                              7
P 8119 : 1998
JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 尾 鍋 史 彦 東京大学
(副委員長) 飯 田 清 昭 紙パルプ技術協会
(委員) 生 田 章 一 通商産業省生活産業局
○ 宮 崎 正 浩 工業技術院標準部
○ 橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
岡 山 隆 之 東京農工大学
堀 定 男 日本製紙連合会
吉 田 芳 夫 王子製紙株式会社
内 藤 勉 日本製紙株式会社
高 柳 充 夫 王子製紙株式会社
原 啓 志 三島製紙株式会社
○ 外 山 孝 治 三菱製紙株式会社
佐久間 雅 義 北越製紙株式会社
大豆生田 章 大日本印刷株式会社
細 村 弘 義 富士ゼロックス株式会社
○ 熊 谷 健 熊谷理機工業株式会社
○ 水 谷 壽 株式会社東洋精機製作所
○ 内 田 久* 十條リサーチ株式会社
○ 大 石 哲 久* 紙パルプ技術協会
紙パルプ試験規格委員会第2分科会 構成表
氏名 所属
(第2分科会長) 内 藤 勉 日本製紙株式会社
(委員) 高 橋 保 通商産業省製品評価技術センター
島 田 謹 爾 農林水産省森林総合研究所
西 田 友 昭 静岡大学
八 木 寿 則 王子製紙株式会社
仲 山 伸 二 王子製紙株式会社
大 町 伸 一 紀州製紙株式会社
足 立 博 行 大王製紙株式会社
石 嶋 啓 夫 高崎製紙株式会社
加 藤 義 嗣 日本板紙株式会社(平成9年10月1日まで)
川 岸 秀 治 日本板紙株式会社(平成9年10月2日から)
JIS原案作成委員会の○印の委員
(*印は,事務局兼務を示す。)

JIS P 8119:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5627:1995(MOD)

JIS P 8119:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS P 8119:1998の関連規格と引用規格一覧