この規格ページの目次
JIS P 8112:2008 規格概要
この規格 P8112は、流体を用いて紙に圧力を加えることによって,紙が破裂するときの強さを測定する方法について規定。
JISP8112 規格全文情報
- 規格番号
- JIS P8112
- 規格名称
- 紙―破裂強さ試験方法
- 規格名称英語訳
- Paper -- Determination of bursting strength
- 制定年月日
- 1952年10月23日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2758:2001(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 85.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 紙・パルプ 2021
- 改訂:履歴
- 1952-10-23 制定日, 1955-10-23 確認日, 1958-10-23 確認日, 1960-03-01 改正日, 1963-06-01 改正日, 1966-07-01 確認日, 1969-08-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1975-10-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1989-06-01 確認日, 1994-12-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2008-04-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS P 8112:2008 PDF [15]
P 8112 : 2008
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 装置・・・・[2]
- 5.1 締付装置・・・・[2]
- 5.2 ゴム隔膜・・・・[2]
- 5.3 流体加圧装置・・・・[3]
- 5.4 圧力測定装置・・・・[3]
- 6 校正・・・・[3]
- 7 サンプリング並びに試験片の調製及び調湿・・・・[3]
- 8 操作・・・・[3]
- 9 試験結果の表し方・・・・[4]
- 10 精度・・・・[5]
- 11 報告・・・・[5]
- 附属書A(規定)締付板の寸法・・・・[6]
- 附属書B(規定)締付板の検査・・・・[8]
- 附属書C(規定)締付圧・・・・[9]
- 附属書D(規定)圧力測定装置の校正・・・・[10]
- 附属書JA(規定)締付板(JA)の寸法・・・・[11]
- 参考文献・・・・[12]
- 附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[13]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS P 8112 pdf 1] ―――――
P 8112 : 2008
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会
(JAPAN TAPPI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よって,JIS P 8112:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS P 8112 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
P 8112 : 2008
紙−破裂強さ試験方法
Paper-Determination of bursting strength
序文
この規格は,2001年に第3版として発行されたISO 2758を基に,対応する部分については対応国際規
格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定され
ていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格を変更している事項で
ある。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1 適用範囲
この規格は,流体を用いて紙に圧力を加えることによって,紙が破裂するときの強さを測定する方法に
ついて規定する。
この規格は,破裂強さが70 kPa1 400 kPaの紙に適用する。段ボールに用いる中しん原紙,ライナなど
の測定には,JIS P 8131に規定する方法が適しているので,この規格を用いることは意図していない。
測定方法について,受渡当事者間の協定がない場合には,破裂強さが600 kPa未満のものは,この規格
によって測定することが望ましい。
注記1 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2758:2001,Paper−Determination of bursting strength (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。
注記2 附属書JAは,2013年3月31日をもって廃止し,同時に引用規格JIS B 0601も削除する。
注記3 5.2 b)は,2009年3月31日をもって廃止する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601:1982 表面粗さ−定義及び表示
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格 : ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality (IDT)
JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態
注記 対応国際規格 : ISO 187,Paper,board and pulps−Standard atmosphere for conditioning and testing
and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples (MOD)
――――― [JIS P 8112 pdf 3] ―――――
2
P 8112 : 2008
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 536,Paper and board−Determination of grammage (MOD)
JIS P 8131 紙及び板紙のミューレン高圧形試験機による破裂強さ試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 2759,Board−Determination of bursting strength (MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
破裂強さ (bursting strength)
試験片の円形領域に,流体加圧装置を用いて,この規格に規定する方法によって弾性をもつゴム隔膜に
圧力を加えたときの最大圧力。
注記 最大圧力は,ゴム隔膜を膨張させるのに必要な圧力も含む。
3.2
比破裂強さ (burst index)
キロパスカル(kPa)単位で表した紙の破裂強さをJIS P 8124に規定する方法によって測定した坪量で除
した値。
4 原理
試験片を,弾性をもつ円形のゴム隔膜の上に置き,ゴム隔膜とともに膨張するのに差し支えないように
周辺を締付板でしっかりと固定する。流体を一定の速度で圧入することによって,試験片が破裂するまで
ゴム隔膜を膨張させる。試験片の破裂強さは,加圧した流体の圧力の最大値である。
5 装置
装置は,少なくとも5.15.4に規定した構成要素をもつものでなければならない。
5.1 締付装置
締付装置は,試験片を2枚の環状,平たん,かつ,平行な面間で確実,かつ,均等に締
め付けることのできるものとする。その面は,平滑で(研磨面ではない)あり,附属書A又は附属書JA
に規定した溝をもつものとする。附属書A又は附属書JAでは,締付板の寸法についても規定する。
締付板の一方は,締付圧力が均等に分布するよう,スイベル継手又はそれに類する装置で保持する。
測定のために圧力を加えているとき,2枚の締付板の円形の開口部の中心のずれは0.25 mm以下であ
り,締付面は,平たん,かつ,平行でなければならない。締付板の検査方法は,附属書Bに規定する。
締付装置は,最大1 200 kPaの圧力をかけることができ,かつ,一定の圧力で加圧操作を繰返し行うこと
ができるものとする(附属書C参照)。
締付圧力を算出するときは,溝による面積減少分は無視する。
締付圧力検出器は,締付装置の圧力を指示するのではなく,締付面そのものにかかる圧力を指示するも
のが望ましい。締付圧力は,締付力と締付面積とから計算してもよい。
5.2 ゴム隔膜
ゴム隔膜は,円形の合成又は天然ゴム製で,充てん(填)剤などを含まず,外周部で確
実に締め付けることができるものとする。圧力を加えていないときは,締付板の締付面よりも約3.5 mm
下がっている。
ゴム隔膜は定期的に検査し,膨張する高さが規定に満たない場合は交換する。
ゴム隔膜の性質及び構造は,次のいずれかに適合するものとする。
――――― [JIS P 8112 pdf 4] ―――――
3
P 8112 : 2008
a) ゴム隔膜は,厚さが0.86 mm±0.06 mmであり,締付面から9.0 mm±0.2 mmの高さまで膨張させたと
きの圧力が30 kPa±5 kPaとなる。
b) ゴム隔膜は,締付面から9.5 mmの高さまで膨張させたときの圧力が,34.3 kPa44.1 kPaとなる。
ただし,この細別は,2009年3月31日をもって廃止する。
5.3 流体加圧装置
流体加圧装置は,試験片が破裂するまでゴム隔膜を膨張させる流体圧を加える装置
とする。圧力は,適切な流体(純グリセリン,低粘度シリコーンオイル,防食剤入りエチレングリコール
など)を電動ピストンで加圧することによって得る。流体は,ゴム隔膜の内面に対して親和性があるもの
とする。加圧装置及び加圧流体には気泡が混入しないようにする。ピストンの移動速度は,95 ml/min±5
ml/minとする。
5.4 圧力測定装置
圧力測定装置は,破裂強さを測定するものである。
圧力測定装置は,±10 kPa又は測定値の±3 %のいずれか良好な方の精度で測定・表示できる装置を用
いる。その精度は,圧力を増加させ最大値まで到達したときの指示値が,真の圧力値に対し±3 %でなけ
ればならない。この校正方法は,附属書Dに規定する。
6 校正
6.1 装置には,ピストンの移動速度の確認,加圧圧力の測定・表示装置の校正,及び締付圧表示装置の校
正を容易にするために,適切な点検口を装備しているか,又は装備可能であることが望ましい。
6.2 校正は,装置を最初に使用するとき,及び設計精度を維持するのに十分な頻度で実施しなければなら
ない。圧力計の校正は,可能ならば,装置に取り付けた状態で,できればその装置を用いて行うことが望
ましい。圧力計に設計値を超える圧力がかかったときは,使用を中止し,圧力計の校正を行う。
種々の厚さのアルミはく(箔)は,破裂強さが既知の比較試料として用いることができる。アルミはく
の測定は,装置の全体的な機能を確認するには有用な方法であるが,加圧下での破裂挙動が紙とは異なる
ので,校正用標準試料としては用いないほうがよい。
7 サンプリング並びに試験片の調製及び調湿
この規格では,サンプリング方法については規定しない。試験片は,測定する試料を代表していること
を確認しておく。ロットを代表する試験の場合は,サンプリングは,JIS P 8110によって行う。試験片は,
できる限り,すき入れ,しわ又は外見で分かる損傷がないものを用いる。試験片の寸法は,60 mm×60 mm
以上とする。
試験片は,JIS P 8111によって調湿する。
必要な試験片の数は,試験片の各面をゴム隔膜に接触させて,それぞれ測定するかどうかによって決定
する。
8 操作
試験は,箇条7に規定した,JIS P 8111で規定する試験片の調湿に用いた標準条件下で行う。
坪量を求める必要がある場合は,JIS P 8124によって行う。
装置の製造業者が提供する取扱説明書及びこの規格によって,測定装置の使用準備を行う。電子機器
は,通常ウォームアップが必要である。
測定圧範囲が選べる場合は,適切な範囲を選定する。選定するときは,必要ならば最大測定範囲で予備
試験を行う。
――――― [JIS P 8112 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS P 8112:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2758:2001(MOD)
JIS P 8112:2008の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8112:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法
- JISP8111:1998
- 紙,板紙及びパルプ―調湿及び試験のための標準状態
- JISP8124:2011
- 紙及び板紙―坪量の測定方法
- JISP8131:2009
- 板紙―破裂強さ試験方法