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図5 差込板
5. 調整 調整は,試験装置を水平に置き,次による。
5.1 目盛のゼロ点指示調整 目盛のゼロ点指示調整は,差込板を外し,指針の先端を目盛上のゼロ線よ
り約25mm高い位置に置き,振子を振動させる。
このとき,金属製カラーは取り外したままにしておく。振子が指針をゼロ点まで回転させるかどうか確
かめるため,数回操作を繰り返す。
ゼロ点が合わないときは,指針の移動ねじを調節する。使用する目盛板各々について調整を行う。
5.2 指針の摩擦の点検 振子を放つ前に目盛の最高位置に指針を合わせ,放した後,指針の先端がゼロ
線より3mm以内にくるかどうか確かめる。
3mm以上の読みが出る場合は,指針の摩擦が大きすぎるので,指針の軸に注油するか,摩擦ばねを緩め
る。
5.3 カラーによる損失仕事量の測定 振子を水平位置にセットして,補助重りを取り付けずにカラーを
取り付けて空振りする。
次に,あなの開いたダミー試料をつけて,カラーが外れるようにして空振りした指示値を求め,その差
をカラーによる損失仕事量とする。報告時には,結果の数値からこの値を差し引かなければならない。
5.4 試験装置の校正 試験装置の校正は,JIS P 8116の5.(補正)に規定する方法によって行う(1)。
注(1) SO R442に規定する方法を,附属書に示す。
6. 試験片 試験片は,次による。
a) IS P 8110又はISO 186に規定する方法によって,試験用紙を採取する。
b) IS P 8111又はISO 187に規定する方法によって,試験用紙を前処置する。
c) 試験片の寸法は,175mm×175mm以上の大きさとし,必要枚数を準備する。
――――― [JIS P 8134 pdf 6] ―――――
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7. 操作 操作は,次による。
a) 操作は,JIS P 8111又はISO 187に規定する標準条件で行う。
b) あな開けの位置は,試験に支障があると思われる部分から,少なくとも60mm以上離す。
c) 試験片を正しく締付板に挟み,金属カラーを貫通部の根元にはめる。指針は,試験で予測される位置
よりその先端を約25mm高い点に置き,振子を放す。振子を停止させた後,指針の指示を読む。
目盛板は,最高値の2080%を使用する。
d) 試験は,貫通部三角すいの振子振動方向にある1りょう(稜)が,板紙の場合は試験片の縦方向にな
るように行い,段ボールの場合は,段繰り方向と同一方向及び直角方向になるようにして行う。
e) 試験は,各面(表裏)及び各方向について,少なくとも5回行う。
8. 試験結果の表し方 平均値を求め,12Jまでは,0.1J刻みで,12J以上は,0.2J表示で報告する。
標準偏差は,JIS Z 9041に規定する方法によって求める。
各々の面についての平均値が,その高い方の平均値に対し10%以上差がある場合には,別々に平均値を
報告する。そうでないときは,総平均値を報告する。
9. 報告 報告には,必要に応じて次の事項を記録する。
a) 規格名称又は規格番号,及びJIS又はISO規格の区分
b) 試験用紙の種類及び名称
c) 試験年月日及び試験場所
d) 試験用紙の前処置条件(温度及び相対湿度)
e) 試験片の方向及び表裏
f) 試験回数
g) 衝撃あな開け強さの総平均,最大値・最小値,及び標準偏差
h) 各方向,各面ごとの平均値
i) その他必要とする事項
――――― [JIS P 8134 pdf 7] ―――――
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附属書(規定) 振子位置エネルギーの検定方法
1. 適用範囲 この附属書は,板紙の衝撃あな開け強さ試験方法の振子の検定方法について規定する。
備考 この規定の対応国際規格を,次に示す。
ISO RECOMMENDATION R 442 1965 (E) ERIFICATION OF PENDULUM IMPACT TESTING
MACHINES FOR TESTING STEELS
2. 振子の検定方法(附属書図1参照)
a) 振子の初期位置エネルギー
b) 貫通エネルギー
2.1 振り子の初期位置エネルギーA
振子の初期位置エネルギーAは,目盛の最大ひょう量値より±1%以上差があってはならない。初期位置
エネルギーは,一定のモーメントをもっている振子を,一定の角度に持ち上げることによって決定する。
モーメントMの測定は,振子の回転中心と重心が水平になるように置き,回転軸中心から任意の距離
L1をエッジで支え,この点の力F1を電子てんびんで測定する。
モーメントMは,F1×L1で求める。
初期位置エネルギーAは,持ち上げ角を 地替 次の式で求める。
A=M (1−cos 愀
2.2 貫通エネルギーAV
貫通エネルギーAVは,振子の初期位置エネルギーAと,試験片貫通後の最大位置エネルギーALの差か
ら決定する。
初期の持ち上げ角を 懿 試験片貫通後の最大振り上がり角を 戰
AL=M (1−cos 戀
したがって,貫通エネルギーAVは
AV=A−AL=M (cos 拿 cos 愀
で求める。
附属書図1 原理図
――――― [JIS P 8134 pdf 8] ―――――
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JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 鈴 木 正 幸 三菱製紙株式会社
(副委員長) 飯 田 清 昭 紙パルプ技術協会
(委員) 種 岡 弘 明 通商産業省生活産業局
西 出 徹 雄 通商産業省工業技術院
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
岡 山 隆 之 東京農工大学
堀 定 男 日本製紙連合会
吉 田 芳 夫 王子製紙株式会社
内 藤 勉 日本製紙株式会社
高 柳 充 夫 王子製紙株式会社
原 啓 志 三島製紙株式会社
外 山 孝 治 三菱製紙株式会社
佐久間 雅 義 北越製紙株式会社
大豆生田 章 大日本印刷株式会社
細 村 弘 義 富士ゼロックス株式会社
熊 谷 健 熊谷理機工業株式会社
塚 原 登 株式会社東洋精機製作所
* 内 田 久 十條リサーチ株式会社
* 大 石 哲 久 紙パルプ技術協会
備考 *印は,事務局兼務
紙パルプ試験規格委員会第3分科会 構成表
氏名 所属
(第3分科会長) 高 柳 充 夫 王子製紙株式会社
(委員) 西 出 徹 雄 通商産業省工業技術院
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
品 川 俊 一 通商産業省物質工学工業技術研究所
岡 山 隆 之 東京農工大学
長 田 高 穂 王子製紙株式会社
茂 木 一 真 株式会社巴川製紙所
田 口 秀 敏 十條板紙株式会社
折 坂 滋 大昭和製紙株式会社
安 田 強 日本製紙株式会社
佐久間 雅 義 北越製紙株式会社
船 江 晴 芳 三菱製紙株式会社
熊 谷 健 熊谷理機工業株式会社
塚 原 登 株式会社東洋精機製作所
* 内 田 久 十條リサーチ株式会社
* 大 石 哲 久 紙パルプ技術協会
備考 *印は,事務局兼務
JIS P 8134:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3036:1975(MOD)
JIS P 8134:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8134:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法
- JISP8111:1998
- 紙,板紙及びパルプ―調湿及び試験のための標準状態
- JISP8116:2000
- 紙―引裂強さ試験方法―エルメンドルフ形引裂試験機法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ9041:1968
- 測定値の処理方法