JIS P 8153:2006 紙及び板紙―吸湿伸度測定方法―第1部:最高相対湿度68%までの吸湿伸度

JIS P 8153:2006 規格概要

この規格 P8153は、相対湿度を(33±2)%の平衡状態から(66±2)%の平衡状態に変えたときの紙及び板紙の吸湿伸度を測定する方法について規定。

JISP8153 規格全文情報

規格番号
JIS P8153 
規格名称
紙及び板紙―吸湿伸度測定方法―第1部 : 最高相対湿度68%までの吸湿伸度
規格名称英語訳
Paper and board -- Measurement of hygroexpansivity -- Part 1:Hygroexpansivity up to a maximum relative humidity of 68 %
制定年月日
2006年12月20日
最新改正日
2016年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 8226-1:1994(IDT)
国際規格分類

ICS

85.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
紙・パルプ 2021
改訂:履歴
2006-12-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS P 8153:2006 PDF [9]
                                                                    P 8153 : 2006 ISO 8226-1 : 1994

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 装置及び器具・・・・[2]
  •  5.1 キャビネット・・・・[2]
  •  5.2 飽和塩溶液・・・・[2]
  •  5.3 つかみ具・・・・[2]
  •  5.4 荷重・・・・[2]
  •  5.5 相対湿度の測定手段・・・・[3]
  •  5.6 温度の測定手段・・・・[3]
  •  5.7 長さ測定装置・・・・[3]
  •  6 試験片の採取及び調製・・・・[3]
  •  7 操作・・・・[3]
  •  7.1 初期長さ(l0)の測定・・・・[3]
  •  7.2 試験片の前処理・・・・[4]
  •  7.3 吸湿伸度の測定・・・・[4]
  •  8 測定結果の表し方・・・・[4]
  •  9 精度・・・・[4]
  •  9.1 繰返し精度・・・・[4]
  •  9.2 再現性・・・・[4]
  •  10 報告・・・・[5]
  •  附属書A(規定)塩溶液の調製・・・・[6]
  •  附属書B(参考)参考文献・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS P 8153 pdf 1] ―――――

P 8153 : 2006 ISO 8226-1 : 1994

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)及び財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS P 8153 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
P 8153 : 2006
(ISO 8226-1 : 1994)

紙及び板紙−吸湿伸度測定方法−第1部 : 最高相対湿度68 %までの吸湿伸度

Paper and board-Measurement of hygroexpansivity- Part 1: Hygroexpansivity up to a maximum relative humidity of 68 %

序文

  この規格は,1994年に第2版として発行されたISO 8226-1を基に,技術的内容及び対応国際規格の構
成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,相対湿度を(33±2) %の平衡状態から(66±2) %の平衡状態に変えたときの紙及び板紙の吸
湿伸度を測定する方法について規定する。
この規格は,ほぼすべての紙及び板紙に適用できるが,クレープ紙及び段ボールには適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8226-1:1994,Paper and board−Measurement of hygroexpansivity−Part 1: Hygroexpansivity up
to a maximum relative humidity of 68 % (IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格 : ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality (IDT)
JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態
注記 対応国際規格 : ISO 187,Paper, board and pulps−Standard atmosphere for conditioning and testing
and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples (MOD)
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 536,Paper and board−Determination of grammage (MOD)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

――――― [JIS P 8153 pdf 3] ―――――

2
P 8153 : 2006 ISO 8226-1 : 1994
3.1
吸湿伸度 (hygroexpansivity)
一定長さの紙及び板紙を,設定した低相対湿度の平衡状態から高相対湿度の平衡状態に加湿したときの
長さの変化。この長さの変化は,紙及び板紙が相対湿度50 %で平衡になったときの長さに対する百分率
で表す。
注記1 試験片の収縮は,負の吸湿伸度として評価する。

4 原理

  測定に供するすべての試験片は,所定相対湿度よりも低い状態から所定相対湿度になるように,非常に
低い相対湿度で前処理を行う。
具体的には,紙又は板紙の試験片は,規定温度(23 ℃±1) ℃で,荷重をかけないで相対湿度(22±3) %
の前処理を行う。次に,相対湿度を(33±2) %及び(66±2) %にし,その後,試料坪量に合った荷重をかけ
て,それぞれの相対湿度間における長さの変化を測定する。長さの変化は,50 %相対湿度で測定した長さ
に対する百分率で表す。

5 装置及び器具

5.1 キャビネット

 キャビネットは,空気循環式で,JIS P 8111に規定する温度23 ℃±1 ℃に保持することができ,しかも
キャビネット内全体が30分間以内に均一に,5.5によって測定した要求相対湿度に到達できるもの。
注記2 キャビネットは,23 ℃±1 ℃の温度に管理した環境中に設置するのが望ましい。
注記3 特段の注意を払って,温度変化が最小になるようにしないと,相対湿度生成の方法に関係な
く,キャビネット内の湿度が変化する(0.4 ℃を超える温度変化は無視できない。)。

5.2 飽和塩溶液

 5.5に従って測定する(22±3) %,(33±2) %及び(66±2) %の相対湿度は,附属書Aに規定する飽和塩
溶液で作る。
注記4 もし同等の精度を得ることができるのであれば,要求相対湿度の生成は,別の方法を使用し
てもよい。
注記5 相対湿度50 %のときの初期長さ(7.1参照)は,JIS P 8111の推奨雰囲気で運転している調
湿試験室にキャビネットを設置し,測定するのが望ましい。

5.3 つかみ具

 キャビネット内に試験片を垂直につるすための上下のつかみ具は,試験片に荷重をかけない条件下で,
つかみ具の内側の端面の距離を,設定値の1 mm以内(望ましくは100 mm±1 mm)にできるもの。試験
片に所定の荷重(表1参照)をかけて引っ張ることができ,かつ,この張力を解放するときに,キャビネ
ットを開けて荷重を取り外す必要がないものとする。

5.4 荷重

 試験片の測定中にかける荷重は,つかみ具の質量を含んだものとする(表1参照)。

――――― [JIS P 8153 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
P 8153 : 2006 ISO 8226-1 : 1994
表1−試験荷重
試料坪量,g 全荷重 等価質量
g/m2 N/m (つかみ具を含む)
g/15 mm
g≦125 15±1 23±1.5
125 200 275

5.5 相対湿度の測定手段

 読み精度±1 %(読みの最大誤差)以内,及び測定精度±2 %(真の相対湿度からの最大測定誤差)以
内で,キャビネット(5.1)内の雰囲気を測定するもの(例えば,湿度センサ)。
センサは,平衡相対湿度水準において,10秒間以内に0.5 %の相対湿度変化を検知可能であることが望
ましい。
注記6 腐食性の塩ミストが湿度センサの性能に影響しないよう注意を払わなければならない。セン
サは,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の仕切り又は他の適切な手段で保護することが
望ましい。
注記7 湿度センサは,製品評価技術基盤機構又は日本適合性認定協会によって認定された試験所に
よる,定期的な校正を推奨する。校正証明書は,センサの誤差を示している。測定値は,そ
の誤差で補正しなければならない。

5.6 温度の測定手段

 キャビネット(5.1)内の温度を測定するもの。

5.7 長さ測定装置

 試験片の長さ及び変化を,機械的又は電子的に0.01 mmまで測定できるもの。

6 試験片の採取及び調製

6.1   ロットから試料を採取するときは,JIS P 8110に従って試験用紙を選ぶ。
6.2 すき入れ,折曲がり及びしわのような損傷のない試料から,必要に応じて,抄紙機の流れ方向であ
る縦方向及び/又は横方向にそれぞれ5枚の試験片を裁断する。つかみ具の間隔は,最小で100 mmとし,
試験片は,その間隔よりも少なくとも20 mm以上長くなければならない。試験片幅は,少なくとも15 mm
でなければならない。縦方向又は横方向の吸湿伸度を測定するとき,測定方向を長辺として試験片を裁断
する。
6.3 試料の坪量は,JIS P 8124に従って測定する。

7 操作

7.1 初期長さ(l0)の測定

  キャビネット(5.1)内のつかみ具(5.3)を,少なくとも100 mm(1 mm以内まで測定する。)の間隔に置く。
試験片をつかみ具にはさみ,設定温度(5.1参照)及び(50±2) %の相対湿度で少なくとも30分間,無荷
重で試験片を調湿する。
表1に従って,ゆっくりと所定の荷重をかけ,長さ測定装置の読みを,1 mm単位で記録する。この長

――――― [JIS P 8153 pdf 5] ―――――

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