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JIS P 8152:2005 規格概要
この規格 P8152は、紙,板紙及びパルプの拡散反射率係数の測定装置,及びその校正手順について規定。拡散反射率係数の測定は,ISO白色度(拡散及び青色反射率係数),パルプの散乱係数,不透明度,白色度(whiteness),視感反射率係数,紙の色度座標,非繊維材料の固有反射率係数のような光学特性の評価のために行う。
JISP8152 規格全文情報
- 規格番号
- JIS P8152
- 規格名称
- 紙,板紙及びパルプ―拡散反射率係数の測定方法
- 規格名称英語訳
- Paper, board and pulps -- Measurement of diffuse reflectance factor
- 制定年月日
- 2005年7月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2469:1994(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 85.040, 85.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 紙・パルプ 2021, 色彩 2019
- 改訂:履歴
- 2005-07-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS P 8152:2005 PDF [11]
P 8152 : 2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第12 条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)/財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 2469:1994,Paper,board and pulps
−Measurement of diffuse reflectance factorを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS P 8152には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)反射率係数測定装置
附属書B(規定)校正要領
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS P 8152 pdf 1] ―――――
P 8152 : 2005
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 3.1 反射率係数・・・・[2]
- 3.2 拡散反射率係数・・・・[2]
- 3.3 固有反射率係数・・・・[2]
- 3.4 レベル1のISO参照標準面・・・・[2]
- 3.5 レベル2のISO参照標準面・・・・[2]
- 3.6 レベル3のISO参照標準面・・・・[2]
- 4. 前提条件・・・・[3]
- 4.1 参照装置・・・・[3]
- 4.2 IR2標準面・・・・[3]
- 4.3 IR3標準面・・・・[3]
- 4.4 作業標準面・・・・[3]
- 5. 装置・・・・[3]
- 5.1 反射率計・・・・[3]
- 5.2 作業標準面2枚・・・・[3]
- 5.3 光トラップ・・・・[4]
- 6. 試料の採取・・・・[4]
- 7. 試験片の採取方法・・・・[4]
- 8. 操作・・・・[4]
- 9. 試験結果の表し方及び報告・・・・[4]
- 附属書A(規定)反射率係数測定装置・・・・[5]
- 附属書B(規定)校正要領・・・・[7]
- 附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[8]
――――― [JIS P 8152 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
P 8152 : 2005
紙,板紙及びパルプ−拡散反射率係数の測定方法
Paper,board and pulps−Measurement of diffuse reflectance factor
序文
この規格は,1994年に第3版として発行されたISO 2469,Paper,board and pulps−Measurement of
diffuse reflectance factorを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,紙,板紙及びパルプの拡散反射率係数の測定装置,及びその校正手順につい
て規定する。拡散反射率係数の測定は,ISO白色度(拡散及び青色光反射率係数),パルプの散乱係数,不
透明度,白色度(whiteness),視感反射率係数,紙の色度座標,非繊維材料の固有反射率係数のような光学
特性の評価のために行う。材料を光学的に特徴付ける数値は,決定すべきそれぞれの特性に固有の方法で
求める。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 2469:1994,Paper,board and pulps−Measurement of diffuse reflectance factor (MOD)
参考 反射率係数は,測定条件,特に使用する装置の分光的及び幾何学的特性に依存する。拡散反射
率係数は,附属書Aで規定する特性をもった装置を用いて測定する。反射率係数の測定は,高
い精度で行う必要がある。これを実現するための唯一の手段は,レベル3のISO参照標準面(3.6
参照)を使って校正することである。したがって,レベル2のISO参照標準面を発行するため
に,多くの試験所を標準化試験所(Standardizing laboratories)に認定すること,及びレベル3のISO
参照標準面を発行するために,多くの試験所を認定試験所(Authorized laboratories)に認定するこ
とが必す(須)である。このような試験所は,レベル2及びレベル3のISO参照標準面をそれ
ぞれ交換することによって,反射率係数の測定結果を確認し,レベル1のISO参照標準面を元
にして決定されたこれらの標準面の値と一致させなければならない。この一致の実現は,国内
及び多国間において確立し,維持すべき協力体制に全面的に委ねられる。ISO 2469の初版(ISO
2469:1973)が発行されて以来,この校正方法がより厳正に定義されれば,試験所間の差が小さ
くなることが経験によって明らかとなった。そのような修正事項は,このISO 2469第3版に含
まれている。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
――――― [JIS P 8152 pdf 3] ―――――
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P 8152 : 2005
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
備考 ISO 186:1994,Paper and board−Sampling to determine average qualityからの引用事項は,この
規格の該当事項と同等である。
JIS P 8148 紙,板紙及びパルプ−ISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法
備考 ISO 2470:1999,Paper,board and pulps−Measurement of diffuse blue reflectance factor (ISO
brightness)からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS P 8149 紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法
備考 ISO 2471:1998,Paper and board−Determination of opacity (paper backing)−Diffuse reflectance
methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS P 8212 パルプ−拡散青色光反射率(ISO白色度)の測定方法
備考 ISO 3688:1999,Pulps−Preparation of laboratory sheets for the measurement of diffuse blue
reflectance factor (ISO brightness)からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8105 色に関する用語
JIS Z 8120 光学用語
ISO 4094:1991,Paper,board and pulps−International calibration of testing apparatus−Nomination and
acceptance of standardizing and authorized laboratories
IEC 60050-845:1987,International Electrotechnical Vocabulary. Lighting
ASTM E 308:1990,Standard Test Method for Computing the Colors of Objects by Using the CIE System
TAPPI 452 Brightness of pulp,paper,and paperboard (directional reflectance at 457 nm)
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS P 0001,JIS Z 8105 及びJIS Z 8120によるほか,次
による。
3.1 反射率係数
(reflectance factor) 同一照明及び受光条件下において,完全拡散反射体によって反射さ
れた放射に対する物体によって反射された放射の比率を百分率で表した値。
参考 JIS P 8148及びJIS P 8212で規定されている反射率とは,反射率係数のことである。反射率係
数とは,立体角反射率ともいう。
3.2 この規格の規定に従って校正した装置を使用し,こ
拡散反射率係数 (diffuse reflectance factor)
の規格で規定されたような拡散照明/0°受光の同一条件下において,完全拡散反射体によって反射された
放射に対し,物体によって反射された放射の比率を百分率で表した値。
3.3 固有反射率係数
(intrinsic reflectance factor) ∞ シート数を2倍にしても測定する反射率係数に変
化がないほど不透明になるだけの厚さの1枚の,又は重ねた試料の反射率係数。
3.4 レベル1のISO参照標準面
(ISO reference standard of level1) R1 完全拡散反射体(IEC
60050-845 : 1987 term No. 845-04-54参照)。理想的な,全波長で反射率が1となる分光学的に均一な等方性
のランベルト面(以下,IR1標準面という。)。
3.5 標準化試験所が,IR1に基づい
レベル2のISO参照標準面 (ISO reference standard of level 2) R 2
て反射率係数を決定した標準面(IR2標準面は,認定試験所が自己の保有する参照装置の校正のために使
用する。)(以下,IR2標準面という。)。
3.6 認定試験所が,IR2標準面に基
レベル3のISO参照標準面 (ISO reference standard of level 3) R 3
づいて反射率係数を決定した標準面(IR3標準面は,一般の試験所が自己の保有する装置の校正のために
使用する。)(以下,IR3標準面という。)。
――――― [JIS P 8152 pdf 4] ―――――
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P 8152 : 2005
参考 3.43.6の定義は,ISO 4094:1991と一致している。
4. 前提条件
4.1 参照装置
再現性のある反射率係数の値を得るには,認定試験所が使用する参照装置(反射率計)
の特性を完全な操作手順で維持することが必要である。その特性を,附属書Aに規定する。これらの参照
装置が校正されたIR2標準面を使用することによって,完全拡散反射体IR1に対して常に校正された状態
であることが重要である。校正されて間もないIR2標準面を用いて,参照装置の状態を維持するのに必要
な頻度で,校正を更新しなくてはならない。
4.2 IR2標準面
参照装置の目盛の上限を決めるためには,固有反射率係数が既知のIR2標準面が必要
である。これらの標準面には,圧縮成型した硫酸バリウムの円板,圧縮成型したPTFE
(poly-tetra-fluoroethylene)粉末の円板,高反射率,高不透明度のオパールグラス板などが使用できる。この
ような標準面は,標準化試験所が,その円板又はオパールグラス板を直接校正して絶対的な反射率係数を
値付けしなければならない。
4.3 IR3標準面
IR3標準面は,使用する装置を参照装置に対して校正することができるように,認定試
験所(附属書B参照)が発行する。オパールグラス,セラミック又は紙のような材料を使用することがで
きる(附属書B参照)。これらの標準面は装置の種々の測定範囲及び分光的条件に適用できる。
4.4 作業標準面
作業標準面は,オパールグラス製又はセラミック製の平滑な平板。使用する装置の校
正作業を繰り返し行うために用いる。
5. 装置
5.1 反射率計
附属書Aに規定する幾何学的,分光的及び測光的特性をもつもの。
5.2 作業標準面2枚
オパールグラス製又はセラミック製の平滑な2枚の平板(4.4参照)。
5.2.1 作業標準面の校正 作業標準面は,測定に使用する装置を用い,IR3標準面を使って校正する。こ
の操作によって,すべての校正は,標準化試験所及び認定試験所によってそれぞれ反射率係数を値付けし
たIR2標準面及びIR3標準面を媒介にして,IR1標準面と関連付けられる。装置に適した手順に従って,
IR3標準面を用いて装置を校正し,清浄した作業標準面の反射率係数を0.1 %単位で読み取り記録する。正
確な校正ができるように,校正されて間もないIR3標準面を用いて頻繁に校正を行う。どのIR3標準面も
丁寧に扱い,測定箇所が汚れないように保護し,暗所に保管する。参照装置と対応させるには,作業水準
及び測定の目的によって異なった反射率係数の値を1枚の作業標準面に値付けしてもよい。
備考 円板を圧縮成型するための硫酸バリウム粉末が市販されており,絶対的な分光反射率係数の値
が容器に記載されているが,その値を決定した試験所が行った操作手順と同様の方法で円板を
圧縮成型したときに限り,その値は有効である。硫酸バリウム粉末に基づいた自家製の円板を
使用することは,その硫酸バリウムが標準化試験所又は認定試験所によって正しく反射率係数
が値付けされ,保証されるとともに,当該の一般試験所が円板を作成する技術を保有すること
が示されない限り望ましくない。
5.2.2 作業標準面の使用 2枚のうちの1枚を常用作業標準面として使用し,残りの1枚をその常用作業
標準面の管理用作業標準面として使用する。使用する装置をどの程度の頻度で校正する必要があるかは,
装置の種類による。常用作業標準面を,管理用作業標準面に対して定期的に照合する。反射率係数の値に
変化が認められた場合は,5.2.3に規定する操作手順に従って常用作業標準面を清浄する。その変化がどう
しても残存するときは,両方の作業標準面とも清浄し,適切なIR3標準面を使って再度校正する。
――――― [JIS P 8152 pdf 5] ―――――
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JIS P 8152:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2469:1994(MOD)
JIS P 8152:2005の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8152:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法
- JISP8148:2018
- 紙,板紙及びパルプ―拡散青色光反射率の測定方法―室内昼光条件(ISO白色度)
- JISP8149:2000
- 紙及び板紙―不透明度試験方法(紙の裏当て)―拡散照明法
- JISP8212:1998
- パルプ―拡散青色光反射率(ISO白色度)の測定方法
- JISZ8105:2000
- 色に関する用語
- JISZ8120:2001
- 光学用語