JIS R 1703-1:2020 ファインセラミックス―光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法―第1部:水接触角の測定

JIS R 1703-1:2020 規格概要

この規格 R1703-1は、光触媒として主に酸化チタンなどの金属酸化物半導体が用いられる光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法のうち,水接触角による試験方法について規定。

JISR1703-1 規格全文情報

規格番号
JIS R1703-1 
規格名称
ファインセラミックス―光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法―第1部 : 水接触角の測定
規格名称英語訳
Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics) -- Test method for self-cleaning performance of photocatalytic materials -- Part 1:Measurement of water contact angle
制定年月日
2007年7月20日
最新改正日
2020年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 27448:2009(MOD)
国際規格分類

ICS

81.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2007-07-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2020-10-20 改正
ページ
JIS R 1703-1:2020 PDF [15]
                                                                                 R 1703-1 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び単位・・・・[3]
  •  5 原理・・・・[3]
  •  6 試験装置・・・・[3]
  •  7 試薬・・・・[4]
  •  8 試験室の温度及び湿度・・・・[4]
  •  9 試験片・・・・[4]
  •  10 試験方法・・・・[4]
  •  10.1 一般・・・・[4]
  •  10.2 試験片の前処理・・・・[5]
  •  10.3 水接触角の測定・・・・[5]
  •  11 試験結果の計算・・・・[6]
  •  11.1 数値の表し方・・・・[6]
  •  11.2 限界接触角の決定・・・・[6]
  •  12 試験結果の報告・・・・[7]
  •  附属書A(参考)限界接触角の測定例・・・・[8]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 1703-1 pdf 1] ―――――

           R 1703-1 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本ファインセラミックス協会(JFCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添
えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
した日本産業規格である。これによって,JIS R 1703-1:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS R 1703の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS R 1703-1 第1部 : 水接触角の測定
JIS R 1703-2 第2部 : 湿式分解性能

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 1703-1 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
R 1703-1 : 2020

ファインセラミックス−光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法−第1部 : 水接触角の測定

Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)-Test method for self-cleaning performance of photocatalytic materials-Part 1: Measurement of water contact angle

序文

  この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 27448を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,光触媒として主に酸化チタンなどの金属酸化物半導体が用いられる光触媒材料のセルフク
リーニング性能試験方法のうち,水接触角による試験方法について規定する。
なお,この規格は,水が染み込んで水滴を保持できないような透水性のある光触媒材料,水滴が隠れて
しまうような凹凸をもった光触媒材料,高いはっ(撥)水性をもつ光触媒材料,粉状及び粒状の光触媒材
料並びに可視光応答形光触媒材料には適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 27448:2009,Fine ceramics (advanced ceramics,advanced technical ceramics)−Test method for
self-cleaning performance of semiconducting photocatalytic materials−Measurement of water
contact angle(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水·排水の試験に用いる水
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 9701 ヘプタン(試薬)
JIS R 1709 ファインセラミックス−紫外線励起形光触媒試験用光源

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           2
R 1703-1 : 2020
JIS R 3257 基板ガラス表面のぬれ性試験方法
JIS Z 8101-1 統計−用語及び記号−第1部 : 一般統計用語及び確率で用いられる用語
注記 対応国際規格 : ISO 3534-1,Statistics−Vocabulary and symbols−Part 1: General statistical terms
and terms used in probability
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
光触媒(photocatalyst)
光照射下で,酸化·還元作用によって,空気浄化·脱臭,水質浄化,抗菌,抗かび,抗ウイルス,セル
フクリーニングなどの機能を発現する物質。機能性ファインセラミックスの一種である。
3.2
光触媒材料(photocatalytic materials)
光触媒の諸機能を利用するため,塗布,含浸,練り込み又は種々の製膜方法によって光触媒を建築材料
及びその他の材料の表面に担持させたもの。
3.3
親水性(hydrophilicity)
材料の表面において,水とのぬ(濡)れ性が良い性質。
3.4
疎水性(hydrophobicity)
材料の表面において,水とのぬれ性が悪い性質。
3.5
セルフクリーニング(self-cleaning)
建築材料などの表面に担持された光触媒が,光照射下で,酸化·還元によって表面に付着した汚染物質
を分解する現象,及び同時に光照射下で発現する親水性によって,雨水又は水を掛けたときに,汚れが洗
い流される現象のうち,少なくとも一つ以上の現象を利用して,表面を汚れにくくする機能。
3.6
接触角(contact angle)
固体上の液体の曲面に沿って,固体,液体及び気体(一般には空気を指す。以下,空気という。)とが接
する点から接線を引いたときの,この接線と固体表面とのなす液体側の角度。
3.7
水接触角(water contact angle)
水の接触角。
3.8
初期接触角(initial contact angle)
紫外光照射を開始する直前の接触角。
3.9
紫外光照射n時間後の接触角(contact angle after n h of UV irradiation)

――――― [JIS R 1703-1 pdf 4] ―――――

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R 1703-1 : 2020
紫外光をn時間照射した後の接触角。
3.10
限界接触角(final contact angle)
光触媒材料に一定の放射照度の紫外光を照射し,最も親水化したときの接触角。
3.11
試験片の前処理(pretreatment of test piece)
試験片の準備として,紫外光照射後にオレイン酸などの有機物の汚れを付着させること。
3.12
暗条件(dark condition)
光源を点灯せず,外部の光も入射しない試験条件。
3.13
変動係数(coefficient of variation)
JIS Z 8101-1に規定されている標準偏差を測定値の算術平均で割ったもの。百分率で表す。

4 記号及び単位

  この規格で用いる主な記号及び単位は,次による。
θi : 初期接触角(°)
θn : 紫外光照射n時間後の接触角(°)
x : 連続する3回のθnの平均(°)
s : 連続する3回のθnの標準偏差(°)
θf : 限界接触角(°)

5 原理

  この規格の試験は,光触媒材料に関する開発,性能比較,品質管理,同定,信頼性評価及び設計データ
取得を目的とし,ばく(曝)露試験において発生する汚染と相関する性能の評価のために実施する。また,
この規格の試験方法は,平板状の光触媒材料のセルフクリーニング性能に影響を与える要因のうち,紫外
光照射下における水接触角を測定し,試験片の限界接触角を求めることによって,光触媒材料のセルフク
リーニング性能を評価する方法である。
光触媒材料の表面に屋外環境での汚れを想定した有機物の汚れを付着させた後に,紫外光を照射するこ
とで,光触媒材料表面の光触媒が酸化·還元作用を発現して有機物の汚れを分解する。これによって,有
機物の汚れを分解後の光触媒材料は,有機物の汚れを付着させた時点の状態と比較して,親水性が向上す
る。紫外光照射を更に継続すると,光触媒材料の親水性は,その材料に特有の限界接触角に達する。限界
接触角の値は,光触媒のセルフクリーニング性能と相関があるため,この試験方法によって光触媒材料の
セルフクリーニング性能を評価することができる。

6 試験装置

  試験装置は,次による。
6.1 ブラックライトブルー形紫外線蛍光ランプ JIS R 1709の箇条4(光源)に規定する351 nmにピー
ク放射をもち,可視光を吸収する青色ガラスを使用したブラックライトブルー形紫外線蛍光ランプ。
6.2 紫外光照射装置 6.1に規定するランプからの光が,試験片に均一に照射され,周囲からの光を遮断

――――― [JIS R 1703-1 pdf 5] ―――――

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JIS R 1703-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 27448:2009(MOD)

JIS R 1703-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 1703-1:2020の関連規格と引用規格一覧