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備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
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− IDT 技術的差異がない。
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− MOD/削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
-
1:
− MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
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− MOD/変更 国際規格の規定内容を変更している。
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− MOD/選択 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。
− NEQ 技術的差異があり,かつ,それがはっきりと識別され説明されていない。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− IDT 国際規格と一致している。
− MOD 国際規格を修正している。
− NEQ 技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。
――――― [JIS R 3103-1 pdf 11] ―――――
附属書2付表1 軟化点炉比較表
JIS 国際規格
1. 炉頂板 厚さ13mm,外径100mmで,中心に内径15mmのあな及び直径80mm 1. 炉頂板 厚さ12.7mm,外径100mmで,中心に内径12.7mmの孔と,直径82.5mm
の円周上に120度の角度で離れたタイロッド用の3個の5.6mmのあなの付いたも
の円周上に120度の角度で離れたタイロッド用の3個の5.5mmのあなの付いたも
の。そのほか適切に配置した熱電対用の二つの小さなあなと,二つの電熱線固定具
の。そのほか適切に配置した熱電対用の二つの小さなあなと,二つの電熱線固定具
のあな及びそのそばの電熱線引き出し用子あなが付いている。材料は耐熱性の繊維
のあな及びそのわきの電熱線引き出し用の小あなが付いている。材料は,耐熱繊維
強化セメント。必要数量1個。 強化セメント。必要数量1個。
2. スペーサーリング 厚さ12.7mm,外径94mm,内径70mm。タイロッド用のあ
2. スペーサーリング 厚さ13mm,外径94mm,内径60mm。タイロッド用のあな
付き(1. 炉頂板参照)。材料は,耐熱繊維強化セメント。必要数量2個。 な付き(1.参照)。材料は,耐熱性の繊維強化セメント。必要数量2個。
3. 中間板 厚さ5mm,外径94mmで,中心に内径20mmのあな及び直径50mm 3. あな板 厚さ6.5mm,外径94mmで,中心に内径19mmのあなと,直径51mm
の円周上に60度の角度間隔の6個の19mmのあなの付いたもの。タイロッド用の
の円周上に60度の角度間隔の6個の20mmのあなの付いたもの。タイロッド用の
直径5.5mmのあなも付いている(1.炉頂板参照)。材料は,耐熱繊維強化セメント。 あなも付いている(1.参照)。材料は耐熱性の繊維強化セメント。必要数量2個。
上のあな板は,電熱線用に適切な位置に二つの小あなをあける。
必要数量2個。上のあな板は,電熱線用に適切な位置に二つの小あなをあける。
4. 炉心 高さ96mm,外径34mmで,両端の長さ5mmについては外径を20mm 4. 炉心 高さ95mm,外径29mmで,両端は長さ6.5mm,外径19mmに旋削する。
中心に内径5.6mmのあなが全長にわたってあけてあり,3.2から5.6mmの径の二本
に削りとる。中心に内径5.5mmのあなが全長にわたって貫通し,直径5.5mmの径
の2本のあなを,互いに端から対称の位置に,心のあなに近接して,平行にしかも
のあなが対称の位置に,心のあなに近接して,平行にしかも心あなの中心深さにで
きるだけ近く,47.5mm(それぞれ両端から)まで削孔する。材質はニッケル。必
心あなの中心深さにできるだけ近く,48mm(それぞれ両端から)まで削孔する。
材質は,ニッケル又はステンレス鋼。必要数量1本。 要数量1本。
5. 炉心包み 雲母又はセラミックファイバ紙による二層巻き。 5. 炉心包み 雲母あるいはセラミックファイバー紙による二層巻き。
6. 電熱巻き線 電熱線は,JIS C 2520に規定する電熱用ニッケルクロム線 6. 電熱巻き線 炉心の全長にわたって等間隔に巻く。この線は室温で1.76Oの抵
抗値であり,相当する出力は最大電圧42Vで1kWである(例えば,太さ1.6mm,
NCHW1の太さ1.60mmのもので,炉心の全長にわたって等間隔に32回巻く(電熱
80%Ni-20%Cr線で,約32回巻きのものである)。
線の長さは約3.7m)。室温の抵抗値は2.0Oで,相当する出力は,45Vで1kWであ
る。
7. アランダムセメント塗り
7. アランダムセメント塗布層 電熱巻き線を固定するために,電熱巻き線の上に
アランダムセメントを塗布した層。
8. 断熱材 けい藻土又は相当するもの。 8. 断熱材 珪藻土又は相当するもの。
9. 炉底板 厚さ15mm,外径120mmで,中心に内径15mmで上面から8mmのく 9. 炉底 厚さ12.7mm,外径115mmで,中心に内径12.7mmで上面から深さ12.7mm
の窪みが彫ってあり,中心軸に直径6.4mmのあながあけてある。又タイロッドを
ぼみを彫り,更に中心軸に直径6mmのあながあけてある。また,タイロッドを納
おさめるための三つのあながある。それぞれ直径12.7mmで底面から深さ6.4mmに
めるための三つのあながある。それぞれ直径14mmで底面から深さ7mmに削り,
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削ってあり,その窪みの中心には直径5.6mmのあながある。それは直径82.5mmの
そのくぼみの中心には直径5.5mmのあながある。それは,直径80mmの円周上に
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円周上に120度の角度で互いに離れている。更に三つの直径5.6mmの端部あなが,
120度の角度で互いに離れている。さらに端部に三つの直径5.5mmのあなが,直径
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直径105mmの円周上120度の角度で互いに離れて位置する。必要数量1個。
110mmの円周上120度の角度で互いに離れて位置する。材料は,耐熱繊維強化セ
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メント。必要数量1個。
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10. プレート 厚さ6mm,外径115mmで下の部屋にしっかりと取付けてある(例
10. プレート 厚さ5mm,外径120mmで下の部屋にしっかりと取り付けてある(例
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えば溶接)。三つの直径5.6mmの端部あなが,直径105mmの円周上120度の角度
えば溶接)。三つの直径6mmの端部あなが,直径105mmの円周上120度の角度で
-
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で互いに離した位置にあけてある(炉底の端部あなと一致して)。材料は,鋼。必
互いに離した位置にあけてある(炉底の端部あなと一致して)。材料は,鋼。必要
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数量1枚。 要数量1枚。
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11. ガラス試料 上端の球の部分を除いて長さ235±1mm,直径 (0.65±0.1) mで, 11. ガラス試料 長さ (235±1) m,特に上端に球があり,直径は (0.65±0.1) m
で,繊維の全長で直径の最大値は,直径の最小値を0.02mmを超えてはならない。
繊維の全長で直径の最大値は,直径の最小値を0.02mmを超えてはならない。
12. 下箱 高さ200mm,直径80mmの円筒製で,横40mm,高さ150mmのガラス 12. 下箱 高さ200mm,直径80mmの円筒製で,横60mm,縦150mmの窓付き。
窓付。ステンレス鋼板又は亜鉛引き鋼板製。必要数量1個。 ステンレス鋼製。必要数量1個。
13. 底板 厚さ8mm,直径150mmで,下箱にしっかり取り付ける(例えば溶接)。
13. 底板 厚さ約5mm,直径150mmで,下箱にしっかり取り付ける(例えば,溶
直径135mmの円周上に3本の水平調節ねじ付きとする。鋼製。必要数量1個。
接)。直径130mmの円周上に3本の水平調節ねじ付きとする。鋼板製。必要数量1
個。
14. シリンダ 高さ19mm,外径12.7mm,内径3.2mmで,図に示すように上側に
14. シリンダ 高さ20mm,外径15mm,内径3mmで,図に示すように上側にテー
テーパー付きあなあきのもの。材料は耐熱性の繊維強化セメント。必要数量1個。
パ付きあなあきのもの。材料は,耐熱性の繊維強化セメント。必要数量1個。
15. タイロッド 直径4mm,長さ153mmで,両端にねじの切ったもの。材料は鋼。
15. タイロッド 直径5mm又は4mm,長さ160mmで,両端にねじの切った棒。材
料は,鋼。必要数量3本。 必要数量3本。
16. 炉外筒 内径95mm,長さ122mmで溶接したもの。材料は亜鉛メッキ鋼板ある
16. 炉外筒 内径95mm,長さ122mmで溶接したもの。材料は,ステンレス鋼板又
は亜鉛引き鋼板又はステンレス鋼板。必要数量1個。 いは望ましくはステンレス鋼板。必要数量1個。
17. 二あな絶縁管 外径35mm(炉心4から熱電対を絶縁するために,先端は3
17. 二つあな絶縁管 外径35mm(炉心4から熱電対を絶縁するために,先端は
34mmあける)。材料は,磁製。必要数量1個。 4mmあける)。材料は磁製。必要数量1個。
18. シリンダ 高さ19mm,外径12.7mm,内径3.2mmで,図に示すように熱電対
18. シリンダ 高さ20mm,外径15mm,内径3mmで,図に示すように熱電対用に
底にドリルであなをあけたもの。材料は,耐熱性の繊維強化セメント。必要数量1
用に底にドリルで切り込みをつけたもの。材料は耐熱性の繊維強化セメント。必要
個。 数量1個。
19. 繊維保持具 長さ60mm,幅10mm,厚さ3mmで,一端から10mmに直径0.8mm19. 試料繊維保持具 長さ60mm,幅12mm,厚さ3mmで,一端から6.4mmに直
径0.8mmのあな,及びそのあなから40.4mm離れた位置を中心とする直径6.4mm
のあな,及びそのあなから40mm離れた位置を中心とする直径6.5mmのあなをあ
のあなをあけたもの。これらのあなは試料繊維保持具の幅について,心出しのため
けたもの。これらのあなは,繊維保持具の幅について,心出しのためである。材料
である。材料は黄銅。必要数量1個。タイロッドの一つに固定した繊維保持具は,
は,黄銅。必要数量1個。タイロッドの一つに固定した繊維保持具は,炉の熱膨張
炉の熱膨張による変化が伝わらないように,炉の上板に接触させない。(23mm
による変化が伝わらないように,炉の上板に接触させない。(23mm間隙をあけ
る。) 間隙をあける。)
20. 熱電対の線 20. 熱電対の線
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R 3103-1 : 2001
JIS R 3103-1 : 2001(ガラスの粘性及び粘性定点−第1部 : 軟化点の測定方法)改正原案作成委員会 構成
表
氏名 所属
(委員長) 坂 田 浩 伸 東海大学工学部工業化学科
山 中 裕 工業技術院大阪工業技術研究所光機能材料部ガラス構造研究室
岸 井 貫 千葉工業大学
吉 井 純 行 社団法人ニューガラスフォーラム
上 部 隆 男 東京都立産業技術研究所研究開発部
坂 口 茂 樹 NTT光エレクトロニクス研究所
荻 原 覚 日立製作所日立研究所開発センタ
砂 田 貴 日本板硝子株式会社研究技術企画部
中 尾 泰 昌 旭硝子株式会社中央研究所
林 和 孝 HOYA株式会社R&Dセンター開発研究所
栗 山 延 也 セントラル硝子株式会社硝子研究所
吉 田 晃 雄 社団法人日本硝子製品工業会
鈴 木 由 郎 社団法人日本セラミックス協会
橋 本 進 財団法人日本規格協会技術部規格開発室
真 鍋 隆 通商産業省生活産業局窯業室
八 田 勲 工業技術院標準部材料機械規格課
(事務局) 神 里 達 平 社団法人日本セラミックス協会
JIS R 3103-1:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7884-6:1987(MOD)
JIS R 3103-1:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.01 : ガラス一般