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げる途中で試験槽への水又はミストを供給する。この(60±5)分以内に試験槽内の湿度を少なくとも90 %
r.h.に到達させる。(60±5)分後,水又はミストの供給を停止する。
6.1.4.12 耐候性サイクル試験槽内の温度を(60±3)℃に維持し,紫外線照射を(60±5)分間継続する。
6.1.4.13 供試体への紫外線照射を継続した状態で(60±5)分かけて試験槽内の温度を(60±3)℃から室
温まで下げる。この(60±5)分間で紫外線照射を終了する。
6.1.4.14 63日間かけて,6.1.4.76.1.4.13を252回(サイクル)繰り返す。各サイクルは6時間±5分と
する(図4参照)。試験槽から供試体を取り出し,少なくとも24時間,(23±3)℃の温度に放置する。
6.1.4.15 ASTM E546又はこれと同等の方法によって,供試体の露点を測定する。中空層が2層の複層ガ
ラスの場合は,各中空層の露点を測定する。液体が現れた場合は,その発生時の温度を記録する。
6.1.4.16 6.1.4.16.1.4.4の恒温恒湿試験の手順を繰り返す。ただし,6.1.4.4に示す14日間の試験期間は,
28日間に延長する。
6.1.4.17 ASTM E546又はこれと同等の方法によって,加速試験後の露点を測定する。中空層が2層の複
層ガラスの場合,各中空層の露点を測定する。露点測定において,液体が見られた場合には,その発生時
の温度を記録する。加速試験後の露点測定は,試験終了から少なくとも24時間以上7日以内に行う。
6.2 アプローチ2
6.2.1 原理
複層ガラスの耐候性試験を行い,試験対象の複層ガラスの仕様に応じて初期及び試験後の露点,並びに
水分量を測定し,水分透過係数を計算し評価する。
6.2.2 試験装置
6.2.2.1 耐候性サイクル試験槽 試験槽は,次の要求試験条件を確保できるものとする。耐候性試験は二
つの部から成る。前半の部は冷熱繰返し試験であり,1サイクルは(−18±2)℃から(53±1)℃までの
範囲で14 ℃/hの割合で温度を変化させたものであり,12時間の56サイクルである。後半の部は恒温恒湿
試験であり,図5に示す湿度で(58±0.5)℃で7週間保持するものである。
温度,湿度及び時間は,図5及び図6による。
――――― [JIS R 3224-1 pdf 11] ―――――
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1 1サイクル12時間の56回の温度サイクル(4週間での総持続時間)
2 供試体の移動間隔24時間(必要時)
3 恒温及び相対湿度≧95 %の条件で1 176±4時間(7週間での総持続時間)
Θ ガラスの温度
注a) 冷却から冷熱サイクル開始
b) 試験は,単一試験槽内又は別々の試験槽2台で実施する。試験槽を2台用いる場合,一方の試験槽から他方へ
の供試体の移動時間を最長4時間とする。
c) 供試体表面の結露は,許容する。
図5−中央に配置した供試体の槽内の耐候条件の概要
――――― [JIS R 3224-1 pdf 12] ―――――
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b)
a)
c)
X 時間(h)
Y1 相対湿度(%)
Y2 温度(℃)
1 冷熱サイクル中の相対湿度
2 冷温期間中の図示されない相対湿度
3 中央に配置した供試体の高温Θh,(53.0±1.0)℃
4 中央に配置した供試体の低温Θl,(−18.0±1.0)℃
5 (14±2)℃/hで温度が変化する場合におけるサイクル中,中央に配置した供試体の温度Θs
注a) 95 %以上の最大値
b) 供試体表面の結露は許容する。
c) 時間間隔 : t1=5時間±1分,t2=1時間±1分,t3=5時間±1分,t4=1時間±1分,
t5=12時間±1分(合計サイクル時間)
図6−冷熱繰返し試験における温度・時間と湿度・時間との関係
図5及び図6に示す温度及びその公差は,試験槽内の中央に配置した供試体に適用し,その温度を連続
的に記録する。また,最適な場所で測定される試験槽内の相対湿度及び温度についても連続的に記録する。
温度及び相対湿度において偏差があれば,その偏差を試験報告書に記載する。
試験槽内のその他の供試体のガラスの温度は,次による。
a) 冷熱繰返し試験中
高温側の温度範囲 : (Θh±1.0)℃
低温側の温度範囲 : (Θl±2.0)℃
温度変化時の温度範囲 : (Θs±2.0)℃[温度変化速度(14±2)℃/hの場合]
b) 恒温恒湿試験中
恒温の温度範囲 : (Θc±0.5)℃
試験槽内での温湿度条件を均一にするため,垂直に配置した供試体間の距離は,15 mm以上とする。
――――― [JIS R 3224-1 pdf 13] ―――――
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6.2.3 供試体
耐候性試験の供試体は,15体から成る。各供試体は,EN 1279-1に規定する設計記述書(システムディ
スクリプション)を代表した仕様とし,EN 572-1及びEN 572-2によって製造した厚さ4 mmの透明フロー
ト板ガラス2枚から成る。それぞれのガラスは,長さ(502±2)mm,幅(352±2)mmとする。中空層は,
(12±1)mmとする。製造業者によって12 mmの中空層を確保できない場合には,できる限り12 mmに
近づける。
中空層は空気を充するのが望ましいが,他のガスでもよい。
供試体の辺部及びコーナー部における封止部の詳細構造は,市販の複層ガラスと同じでなければならな
い。
曲げ半径が1 m以下の曲げ複層ガラスの場合は,EN 1279-1によって曲げ複層ガラスの供試体を作製す
る。
試験を行う供試体の封止部構造において,乾燥剤及び乾燥剤以外の混合物が用いられ,この混合物が
1 000 ℃の加熱に耐えられない場合,ISO 760(カールフィッシャー法)によって,その方法が適用できる
ことを確認した上で水分量を測定する。または,乾燥剤以外の材料を同一体積の乾燥剤と置換する。
この封止構造で提供する試験を行う供試体の封止部構造において,乾燥剤及び乾燥剤以外の混合物が用
いられ,この混合物が220 ℃に耐えられない場合,乾燥剤以外の材料は同一量の乾燥剤と置換する。
6.2.4 手順
6.2.4.1 標準の実験室温湿度条件で少なくとも2週間,15体の供試体を保管する。
6.2.4.2 7.1.2によって,供試体15体全ての初期露点を測定する。この露点は,製造業者の製品・型式説
明書に記載されている最高露点,又はその中で情報として引用している最高露点に対し,±10 ℃の範囲内
でなければならない。露点の測定値が−60 ℃よりも低い場合は,−60 ℃として記録する。
6.2.4.3 露点が最も高いものを1番,露点が最も低いものを15番として,露点温度に基づき供試体の序
列付けをする。露点が−60 ℃よりも低い供試体には,無作為に序列付けを行う。それぞれの試験用途に対
する供試体の選定は,表1による。
表1−耐候性試験における供試体の選定
供試体番号 指定される試験用途
7,8,9及び10 乾燥剤の初期水分量Tiの測定に用いる。
4,5,6,11及び12 耐候性試験及び試験後の乾燥剤の最終水分量Tfの測定に用いる。
2,3,13及び14 耐候性試験後の乾燥剤の最終水分量Tfの測定における予備の供試体である。
1及び15 試験からは除外される供試体。
必要な場合に乾燥剤の標準水分吸着能力Tcの測定に用いる。
6.2.4.4 耐候性試験を開始する場合,選定した4体の供試体の乾燥剤の初期水分量Tiを7.2によって測定
する(表1参照)。乾燥剤不使用の複層ガラスの場合,6.2.4.2による露点に基づき,7.2.4によって初期水
分量Tiの相当値を求める。
6.2.4.5 乾燥剤の平均初期吸着水分量を,式(1)によって算出する。
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Ti, n
Ti, av (1)
n 1 4
6.2.4.6 選定した供試体5体(表1参照)を,6.2.2によって所定サイクル数の耐候性試験を行う。
注記 試験の時間及び費用の無駄を省くため,製造業者又はその代行者は,最初から予備の供試体を
――――― [JIS R 3224-1 pdf 14] ―――――
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耐候性試験に用いるか,又は試験中に供試体が破損した場合に限り,予備の供試体を試験機に
投入するかを選択できる。
6.2.4.7 供試体5体を耐候性サイクルにかけた後,標準の実験室温湿度条件で最低2週間保管する。7.2
によって,供試体5体の乾燥剤の最終水分量Tfを測定する。
6.2.4.8 供試体内の乾燥剤量が実際の複層ガラス製品と異なる場合,式(2)を用いて最終水分量Tfを補正す
る。
Q2
k (2)
Q1
ここに, k : 補正率
Q2 : 設計記述書で示されている乾燥剤の量
Q1 : 試験に用いる供試体の乾燥剤の量
Q : 乾燥剤の量であり,質量(g)又は体積(cm3)で表す。
技術的な理由のため,供試体内の乾燥剤量が設計記述書(システムディスクリプション)を代表してい
ない場合,必要に応じて供試体内の乾燥剤量を変えて試験を行ってもよいが,試験結果は式(2)によって補
正する。
6.2.4.9 乾燥剤を用いない複層ガラスの場合,7.1.2によって供試体5体の最終露点を測定する。これらの
露点に基づき,7.2.4によって各供試体のTfに相当する水蒸気分圧を求める
6.2.4.10 附属書Dによって,標準水分吸着能力Tcを確定する。
6.2.4.11 附属書DにおいてTcの測定が要求されている場合,供試体2体の測定値に基づき,式(3)によっ
てTc,avを算出する。
2
Tc,n
Tc,av (3)
n 1 2
6.2.4.12 耐候性試験を行った5体の供試体について,それぞれの水分透過係数Iを,それぞれ式(4)及び式
(5)によって算出し,小数又はパーセントで表す。
Tf Ti, av
I (4)
Ti, av
Tc, av
Tf Ti, av
I 100 (5)
Tc,avTi, av
6.2.4.13 平均水分透過係数を式(6)によって求める。
5
In
Iav (6)
n 1 5
6.2.4.14 複層ガラスの製造業者は,試験の熟練度が耐候性試験の正確度に影響を与えることを認識してお
かなければならない。
注記 試験機関10機関がこのアプローチ2に基づいて実施したところ,3.5に定義する正確度は,水
分透過係数Iの比表記で±0.10となり,パーセント表記では絶対値±10 %となることが明らか
になった。
6.3 アプローチ1及びアプローチ2によらない封止の加速耐久性試験
6.3.1 試験方法
試験方法は,次のa) c) のいずれかによる。供試体は,JIS R 3209の7.1(供試体)に規定する試料と
する。
――――― [JIS R 3224-1 pdf 15] ―――――
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JIS R 3224-1:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20492-1:2008(MOD)
JIS R 3224-1:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.20 : 建築物に使用するガラス
JIS R 3224-1:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ9001:2015
- 品質マネジメントシステム―要求事項
- JISR3209:2018
- 複層ガラス