この規格ページの目次
JIS R 5214:2019 規格概要
この規格 R5214は、エコセメントについて規定。
JISR5214 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R5214
- 規格名称
- エコセメント
- 規格名称英語訳
- Ecocement
- 制定年月日
- 2002年7月20日
- 最新改正日
- 2019年3月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 13.030.50, 91.100.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 2002-07-20 制定日, 2003-11-20 改正日, 2009-11-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2016-10-20 改正日, 2019-03-20 改正
- ページ
- JIS R 5214:2019 PDF [13]
R 5214 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類及び構成並びに用途・・・・[2]
- 4.1 種類及び構成・・・・[2]
- 4.2 用途・・・・[2]
- 5 品質・・・・[2]
- 5.1 一般事項・・・・[2]
- 5.2 全アルカリ量の算出・・・・[3]
- 6 原材料・・・・[3]
- 6.1 クリンカー・・・・[3]
- 6.2 せっこう・・・・[3]
- 6.3 硫酸ナトリウム・・・・[4]
- 6.4 石灰石・・・・[4]
- 6.5 粉砕助剤・・・・[4]
- 7 試験方法・・・・[4]
- 7.1 密度,比表面積,凝結,安定性及び圧縮強さ・・・・[4]
- 7.2 化学成分・・・・[4]
- 8 塩化物イオン残存比の測定・・・・[4]
- 9 検査・・・・[4]
- 10 包装・・・・[4]
- 11 表示・・・・[4]
- 12 報告・・・・[5]
- 附属書A(規定)硫酸ナトリウムの品質の試験方法・・・・[8]
- 附属書B(規定)エコセメントの塩化物イオン残存比の測定方法・・・・[10]
- 附属書C(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS R 5214 pdf 1] ―――――
R 5214 : 2019
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人セメ
ント協会(JCA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS R 5214:2016は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
権利者 特許権等の種類 特許番号/公開番号 発明の名称
太平洋セメント株 出願公開後の特 4283947/2001-054775 鉛・塩素の低減方法およびその装置
式会社 許出願 4248736/2002-037655 モルタル・コンクリート製品および
その製造方法
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことを注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS R 5214 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
R 5214 : 2019
エコセメント
Ecocement
序文
この規格は,2002年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2016年に
行われた。この規格は,都市部などで発生する廃棄物のうち主たる廃棄物である都市ごみを焼却したとき
に発生する灰を主とし,必要に応じて下水汚泥などの廃棄物を従としてエコセメントクリンカーの主原料
に用いて製造される資源リサイクル型セメントの一種であるエコセメントについて規定している。
エコセメントの名称は,エコロジーのエコとセメントとを併せて名付けたものである。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1 適用範囲
この規格は,エコセメントについて規定する。
なお,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書Cに示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1144 フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法
JIS A 1203 土の含水比試験方法
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS M 8850 石灰石分析方法
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS R 5202 セメントの化学分析方法
JIS R 5204 セメントの蛍光X線分析方法
JIS R 9151 セメント用天然せっこう
JIS Z 1505 クラフト紙袋−セメント用
――――― [JIS R 5214 pdf 3] ―――――
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R 5214 : 2019
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
エコセメント
都市部などで発生する廃棄物のうち主たる廃棄物である都市ごみを焼却したときに発生する灰を主とし,
必要に応じて下水汚泥などの廃棄物を従としてエコセメントクリンカーの主原料に用い,製品1 tにつき
これらの廃棄物をJIS A 1203に規定される乾燥ベースで500 kg以上用いてつくられるセメント。エコセメ
ントは,その特徴によって普通エコセメント及び速硬エコセメントの2種類に分類される。
3.2
普通エコセメント
エコセメントの製造過程で脱塩素化させ,塩化物イオン量がセメント質量の0.1 %以下のもの。普通ポ
ルトランドセメントに類似する性質をもつセメントである。
3.3
速硬エコセメント
塩化物イオン量が,セメント質量の0.5 %以上1.5 %以下のもの。塩素成分をクリンカー鉱物として固定
した速硬性をもつセメントである。
4 種類及び構成並びに用途
4.1 種類及び構成
エコセメントの種類は次の2種類とし,エコセメントの構成は表1による。また,粉砕助剤の使用量は
エコセメントに対し,質量で1 %未満とする。
a) 普通エコセメント
b) 速硬エコセメント
表1−エコセメントの構成
単位 質量 %
種類 クリンカー及び クリンカー,せっこう及び 石灰石
せっこうの合量 硫酸ナトリウムの合量
普通エコセメント 95以上100以下 − 0以上5以下
速硬エコセメント − 100 0
4.2 用途
速硬エコセメントの用途は,無筋コンクリートとする。
5 品質
5.1 一般事項
エコセメントの品質は,箇条7によって試験し,表2の規定に適合しなければならない。
なお,安定性は,パット法又はルシャテリエ法のいずれかの規定に適合すればよい。また,表2の全ア
ルカリ量は5.2によって算出する。
――――― [JIS R 5214 pdf 4] ―――――
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R 5214 : 2019
5.2 全アルカリ量の算出
全アルカリ量は,JIS R 5202又はJIS R 5204による化学分析の結果から,式(1)によって算出し,四捨五
入によって小数点以下2桁に丸める。
Na2Oeq=Na2O+0.658×K2O (1)
ここに, Na2Oeq : エコセメント中の全アルカリの含有率(%)
Na2O : エコセメント中の酸化ナトリウムの含有率(%)
K2O : エコセメント中の酸化カリウムの含有率(%)
表2−エコセメントの品質
普通 速硬
品質
エコセメント エコセメント
密度a) /cm3 − −
比表面積 cm2/g 2 500以上 3 300以上
始発 h-m 1-00以上 −
凝結
終結 h-m 10-00以下 1-00以下
パット法 良 良
安定性
ルシャテリエ法 mm 10以下 10以下
1d − 15.0以上
圧縮強さ 3d 12.5以上 22.5以上
N/mm2 7d 22.5以上 25.0以上
28 d 42.5以上 32.5以上
酸化マグネシウム 5.0以下 5.0以下
三酸化硫黄 4.5以下 10.0以下
化学成分
強熱減量 5.0以下 3.0以下
%
全アルカリ 0.75以下 0.75以下
塩化物イオン 0.1以下 0.5以上1.5以下
注a) 測定値を報告する。
6 原材料
6.1 クリンカー
エコセメントクリンカーは,都市ごみを焼却した灰を主とし,必要に応じて下水汚泥などの都市部など
で発生する廃棄物を従として原料に用い,その他石灰質原料,粘土質などの副原料を用いて成分調整し,
その一部が溶融するまで焼成したものとする。エコセメントクリンカーには,普通エコセメントクリンカ
ー及び速硬エコセメントクリンカーの2種類がある。
注記 エコセメントクリンカーの原料に用いられる都市ごみの焼却灰及び下水汚泥には,重金属類及
び有機化合物であるダイオキシン類を含むことがある。原料からもち込まれる重金属類の鉛,
銅,カドミウム,水銀などの大部分は,1 300 ℃以上の焼成工程で塩化物の形態でセメントク
リンカーから分離,冷却されてアルカリ塩化物とともにダストとしてバグフィルターで回収さ
れる。また,ダイオキシン類などの有害な有機化合物は,焼成工程において800 ℃以上の高温
によって分解され,排ガス,ダスト及びセメントクリンカー中には残存しない。
6.2 せっこう
JIS R 9151に規定するセメント用天然せっこう又はこれに準じるものとする。
――――― [JIS R 5214 pdf 5] ―――――
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JIS R 5214:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.030 : 廃棄物 > 13.030.50 : リサイクル
JIS R 5214:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1144:2010
- フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法
- JISA1203:2020
- 土の含水比試験方法
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8155:2017
- 塩化バリウム二水和物(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISM8850:1994
- 石灰石分析方法
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR5202:2010
- セメントの化学分析方法
- JISR5204:2019
- セメントの蛍光X線分析方法
- JISR9151:1979
- セメント用天然せっこう
- JISZ1505:2004
- クラフト紙袋―セメント用