この規格ページの目次
JIS Z 1505:2004 規格概要
この規格 Z1505は、セメントの包装に用いるクラフト紙袋について規定。
JISZ1505 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z1505
- 規格名称
- クラフト紙袋―セメント用
- 規格名称英語訳
- Kraft paper sacks -- For cement
- 制定年月日
- 1951年7月30日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 55.080
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 紙・パルプ 2021, 包装 2020
- 改訂:履歴
- 1951-07-30 制定日, 1954-06-26 改正日, 1957-06-26 確認日, 1960-08-01 改正日, 1965-03-01 改正日, 1969-01-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1975-03-01 改正日, 1978-04-01 確認日, 1983-10-01 確認日, 1989-02-01 確認日, 1993-10-01 改正日, 1998-09-20 改正日, 2004-02-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS Z 1505:2004 PDF [8]
Z 1505 : 2004
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,全国クラフト紙袋
工業組合(JKPSA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 1505:1998は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 1505 pdf 1] ―――――
Z 1505 : 2004
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 紙袋の種類・・・・[1]
- 5. 品質・・・・[2]
- 5.1 性能・・・・[2]
- 5.2 紙袋の層数及び構造・・・・[2]
- 5.3 紙袋の形状,寸法及び寸法の許容差・・・・[3]
- 5.4 外観・・・・[5]
- 6. 材料・・・・[6]
- 6.1 クラフト紙・・・・[6]
- 6.2 加工紙・・・・[6]
- 6.3 フィルム・・・・[6]
- 6.4 縫糸及び接着剤・・・・[6]
- 7. 試験方法・・・・[6]
- 7.1 寸法の測定・・・・[6]
- 7.2 クラフト紙の品質・・・・[6]
- 7.3 加工紙及びフィルムの防湿性・・・・[6]
- 7.4 縫糸の引張強さ・・・・[6]
- 7.5 ミシン縫い袋の縫い目強さ・・・・[6]
- 7.6 のりばり袋の底のりばり強さ・・・・[6]
- 7.7 外観・・・・[6]
- 8. 表示・・・・[6]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 1505 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 1505 : 2004
クラフト紙袋−セメント用
Kraft paper sacks−For cement
1. 適用範囲
この規格は,セメントの包装に用いるクラフト紙袋(以下,紙袋という。)について規定す
る。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7129 プラスチックフィルム及びシートの水蒸気透過度試験方法(機器測定法)
JIS L 1095 一般紡績糸試験方法
JIS L 2512 ビニロン縫糸
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
JIS P 3401 クラフト紙
JIS Z 0102 クラフト紙袋−用語及び種類
備考 ISO 6590-1:1983Packaging−Sacks−Vocabulary and types−Part 1:Paper sacksからの引用事項
は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 0208 防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)
JIS Z 0215 ミシン縫いクラフト紙袋の縫い目強さ試験方法
JIS Z 1531-1 クラフト紙袋−寸法の記述及び測定方法
備考 ISO 6591-1:1984 Packaging−Sacks−Description and method of measurement−Part 1: Empty
paper sacksからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 1531-2 クラフト紙袋−通常の目的に使用する袋の寸法許容差
備考 ISO 8367-1:1993 Packaging−Dimensional tolerances for general purpose sacks−Part 1:Paper
sacksからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 1532 クラフト紙袋−底のりばり強さ試験方法
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS P 0001及びJIS Z 0102による。
4. 紙袋の種類
紙袋の種類は,チューブの封かん形式によってミシン縫いクラフト紙袋(以下,ミシン
縫い袋という。)及びのりばりクラフト紙袋(以下,のりばり袋という。)に分け,次に充てん質量によっ
て分け,更に紙袋の長さによって区分し,その種類は,表1による。
――――― [JIS Z 1505 pdf 3] ―――――
2
Z 1505 : 2004
表 1 紙袋の種類
種類 紙袋の形状 充てん質量 長さ
kg mm
1種 A ひだ付きバルブ付き 25 533
B ミシン縫い袋 546
C 559
D 571
E 584
F 597
2種 A 40 635
B 648
C 660
D 673
E 686
F 698
3種 A 50 749
B 775
C 800
4種 A ひだなしバルブ付き 25 440
B 底ばり袋 452
C 465
D 478
E 490
備考 紙袋の形状は,JIS Z 0102の紙袋の種類に対応する。
5. 品質
5.1 性能
紙袋の性能は,7.5及び7.6によって試験を行い,表2の規定に適合しなければならない。
表 2 紙袋の性能
項目 種類 層数 性能 適用試験箇条
kN
縫い目強さ 1種 2 1.3以上 7.5
3 1.6以上
2種 3 1.8以上
及び 4 2.2以上
3種 5 2.5以上
6 2.8以上
底のりばり強さ 4種 2 1.5以上 7.6
5.2 紙袋の層数及び構造
5.2.1 紙袋の層数 紙袋の層数は,26層とし,6.1に規定したクラフト紙及び6.2に規定した加工紙の
合計層数をもって表す。
なお,紙袋の種類別層数は,通常,1種及び4種は3層又は2層とし,2種は3層,3種は6層とする。
備考 紙袋に使用するクラフト紙の種類及び層数,加工紙又はフィルムの有無,使用の場合の層の位
置及び加工面の向きは,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS Z 1505 pdf 4] ―――――
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Z 1505 : 2004
5.2.2 紙袋の構造 紙袋の構造は,次による。
a) チューブの構造 チューブの構造は,フラッシュカット又はステップエンドとし,縦のはり合わせの
各層は横方向にずらして重ね合わせ,約10 mm幅でのり付けしたもので,ひだ切れ,のりはがれ,内
面へののりはみ出しなどがあってはならない。
1) ミシン縫い袋のチューブの構造 ミシン縫い袋のチューブの構造は,上端部をノッチエンド,下端
部をフラッシュカットとし,両側はひだ付きとする。
2) のりばり袋のチューブの構造 のりばり袋のチューブの構造は,フラッシュカット又はステップエ
ンドとし,両側はひだなしとする。
b) バルブの構造
1) ミシン縫い袋のバルブの構造 ミシン縫い袋のバルブの構造は,JIS Z 0102の4.4.2(ミシン縫い袋
のバルブ)のシンプルバルブとする。
2) のりばり袋のバルブの構造 のりばり袋のバルブの構造は,JIS Z 0102の4.4.3(のりばり袋のバル
ブ)の補強バルブ又は内側スリーブバルブとする。いずれの構造にするかは受渡当事者間の協定に
よる。
c) 紙袋の上下端部の構造
1) ミシン縫い袋の上下端部の構造 ミシン縫い袋の上下端部の構造は,JIS Z 0102 の図5b)に補強紙
を付けたもので,図1による。
バルブ側のノッチエンドを折り込んでバルブ口を成形した後.上下端部にクレープテープと補強
紙とをのり付けしてミシン縫いする。
図 1 ミシン縫い部の構造
2) のりばり袋の上下端部の構造 のりばり袋の上下端部の構造は,JIS Z 0102の図6による。底のり
ばり部の底のり付け幅は,10 mm以上とし,充てん物がもれないようにのりばりしなければならな
い。
なお,底化粧紙使用の有無については,受渡当事者間の協定による。
5.3 紙袋の形状,寸法及び寸法の許容差
ミシン縫い袋及びのりばり袋の形状及び寸法は,JIS Z 0102
のD-2及びB-1とし,図2による。
――――― [JIS Z 1505 pdf 5] ―――――
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JIS Z 1505:2004の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 1505:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK7129:2008
- プラスチック―フィルム及びシート―水蒸気透過度の求め方(機器測定法)
- JISL1095:2010
- 一般紡績糸試験方法
- JISL2512:2000
- ビニロン縫糸
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISP3401:2000
- クラフト紙
- JISZ0102:2004
- クラフト紙袋―用語及び種類
- JISZ0208:1976
- 防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)
- JISZ0215:1996
- ミシン縫いクラフト紙袋の縫い目強さ試験方法
- JISZ1531-1:2004
- クラフト紙袋―寸法の記述及びその測定方法
- JISZ1531-2:2004
- クラフト紙袋―通常の目的に使用する袋の寸法許容差
- JISZ1532:1998
- クラフト紙袋―底のりばり強さ試験方法