JIS Z 1406:1978 さん付き合板箱

JIS Z 1406:1978 規格概要

この規格 Z1406は、6面に合板を用いた外装用さん付き合板箱について規定。

JISZ1406 規格全文情報

規格番号
JIS Z1406 
規格名称
さん付き合板箱
規格名称英語訳
Cleated plywood boxes
制定年月日
1953年6月6日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

55.160
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020
改訂:履歴
1953-06-06 制定日, 1956-05-25 確認日, 1959-03-30 確認日, 1962-03-20 確認日, 1965-06-01 確認日, 1969-01-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1978-02-01 確認日, 1978-12-01 改正日, 1983-12-01 確認日, 1989-03-01 確認日, 1994-05-01 確認日, 2000-08-20 確認日, 2005-12-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS Z 1406:1978 PDF [9]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1406-1978

さん付き合板箱

Cleated Plywood Boxes

1. 適用範囲 この規格は,6面に合板を用いた外装用さん付き合板箱(以下,合板箱という。)について
規定する。
引用規格,関連規格 : 8ぺージに示す。
2. 形式
2.1 形式 合板箱の形式は,包装内容物・質量及び輸送条件などによって図1に示すA形5種・B形3
種及びC形1種の合計9種とする。

――――― [JIS Z 1406 pdf 1] ―――――

2
Z 1406-1978
図1 形式

――――― [JIS Z 1406 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
Z 1406-1978
2.2 各部の名称 A形,B形及びC形の各部の名称は,それぞれ図2,図3及び図4による。
図2
備考 上図のほか補強用として各面の中央部に,それぞれ中さんを
付けることができる。
図3
図4
3. 品質 箱の内容質量に対する合板箱の形式,合板の厚さ,さんの寸法及びくぎの間隔などは,表1に
よる。

――――― [JIS Z 1406 pdf 3] ―――――

4
Z 1406-1978
表1
合板の最小厚さ 合板とささんからさんを打

さんの最小寸法 mmmm んに用いさんに用ち付ける箱の内容質 合板箱

                                         1類の樹種       2類の樹種    るタックいるくぎくぎの長
量kg の形式
甲類 乙類 厚さ 幅 厚さ 幅 の最大間の最大間 さmm
隔cm 隔cm
34未満 A1A5
3.0 3.5 15 36 15 45 7.5 18 約 50
34以上 B1B3
57未満 A4A5
3.5 4.0 18 45 18 54 7.5 15 5764
57以上 B2B3
136未満 A5
4.0 4.7 18 45 18 54 7.5 15 6475
136以上 B3
170未満 A5
4.7 6.3 18 45 18 54 7.5 15 7589
170以上 B3
272未満 A5
6.3 8.0 18 60 18 72 7.5 15 7589
272以上 B3
363未満 A5
8.0 10.0 24 60 24 72 7.5 12 7589
363以上 B3
A5
454まで 10.0 10.0 24 75 24 90 7.5 12 7589
B3
ただし,輸出包装には航空輸送を除き内容質量にかかわらずA5又はB3の形式を用い合板の厚さは表1
に該当する下の欄の厚さのものを用い,さんの幅を25%増しとする。
例 : 内容質量50kgの合板箱に用いる合板は,表2のようになる。
表2
単位mm
合板の最小厚さ
甲類 乙類
国内の場合 3.5 4.0
輸出の場合 4.0 4.7
4. 構造
4.1 様式
(1) 形及びB形合板箱は,合板にさんを付けた各箱面を作成し,これを組み合わせてくぎ打ちして,合
板箱を組み立てる。
合板箱の構造様式は,さん(骨組)の組立方によりそれぞれ(図5)A形及び(図6)B形を合板箱
の構造基本形とし,箱の大きさ並びに内容質量などの条件によりそえさんを使用する。
(2) 形合板箱は,側板を留め金具と足割りリベットで組み立て,さんを取り付けてから,ふた,底を留
め金具で取り付ける。

――――― [JIS Z 1406 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
Z 1406-1978
図5 (A形) 図6 (B形)
4.2 合板にさんを打ち付ける場合のタックの打ち付け方 合板にさんを打ち付ける場合は,金敷を用い
て合板からさんにタックを打ち付ける。
タックは,さんの先端から15mmの箇所から図7のように7.5cm以内ごとに交互に千鳥に打ち付け先端
は打ち曲げる。
図7
4.3 (1) 形及びB形合板箱を組み立てる場合のさんの厚さと打ち付けるくぎの大きさは,表1による。
(2) 形合板箱を組み立てる場合のくぎは,特七丸くぎ又はタックを用いる。
4.4 鋼帯と亜鉛びき鉄線のかけ方 鋼帯のかけ方は,次による。
鋼帯は,原則として機械締めする。
鋼帯2本を用いる場合は,つま面からつま面に用い四隅がくい込む程度に締め付けてクリップで封かん
し,ステープルを用いてずれないように留める。
また,鋼帯を3本用いる場合は,ふた,側,底のそえ中さんの中心に沿って2本に直角になるように用
いる。
鋼帯をくぎ付けする場合は,機械締めの場合と同様に用い,22cmごとにくぎ付けし,鋼帯の両端は正し
く6cm以上重ね合わせてくぎ止めする。
亜鉛びき鉄線のかけ方は,鋼帯のかけ方に準ずる。ただし,そえ中さんに用いる場合に限り,くぎの長

――――― [JIS Z 1406 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS Z 1406:1978の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 1406:1978の関連規格と引用規格一覧