この規格ページの目次
JIS R 6251:2022 規格概要
この規格 R6251は、主に金属,木材及びプラスチックの研削・研磨加工に使用する研磨布について規定。
JISR6251 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R6251
- 規格名称
- 研磨布
- 規格名称英語訳
- Abrasive cloths
- 制定年月日
- 1952年4月14日
- 最新改正日
- 2022年3月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 21948:2001(MOD), ISO 21950:2001(MOD), ISO 3366:1999(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.100.70
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1952-04-14 制定日, 1955-03-05 確認日, 1956-12-15 改正日, 1959-12-15 確認日, 1960-03-01 改正日, 1960-09-01 改正日, 1964-02-15 確認日, 1966-02-01 改正日, 1968-11-01 確認日, 1971-01-01 改正日, 1976-01-01 確認日, 1976-12-01 改正日, 1979-12-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1992-03-01 確認日, 1994-08-01 改正日, 1999-11-20 改正日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2020-10-20 確認日, 2022-03-22 改正
- ページ
- JIS R 6251:2022 PDF [12]
R 6251 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 研磨布の構造・・・・[2]
- 5 種類・・・・[2]
- 6 品質・・・・[3]
- 6.1 外観・・・・[3]
- 6.2 引張強さ・・・・[3]
- 7 寸法及び寸法許容差・・・・[3]
- 7.1 寸法・・・・[3]
- 7.2 寸法許容差・・・・[4]
- 8 材料・・・・[4]
- 8.1 基材・・・・[4]
- 8.2 研削研磨材・・・・[4]
- 8.3 接着剤・・・・[5]
- 9 試験方法・・・・[5]
- 9.1 引張強さ・・・・[5]
- 9.2 寸法・・・・[7]
- 9.3 基材の単位面積当たりの質量・・・・[7]
- 10 検査・・・・[7]
- 11 製品の呼び方・・・・[7]
- 12 表示・・・・[8]
- 12.1 製品への表示・・・・[8]
- 12.2 包装への表示・・・・[8]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS R 6251 pdf 1] ―――――
R 6251 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,研削砥石工業
会(JGWA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正す
べきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。
これによって,JIS R 6251:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和5年3月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS R 6251:2006を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS R 6251 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
R 6251 : 2022
研磨布
Abrasive cloths
序文
この規格は,1999年に第2版として発行されたISO 3366並びに2001年に第1版として発行されたISO
21948及びISO 21950を基とし,我が国の市場の実態を反映させるため,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,主に金属,木材及びプラスチックの研削·研磨加工に使用する研磨布について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3366:1999,Coated abrasives−Abrasive rolls
ISO 21948:2001,Coated abrasives−Plain sheets
ISO 21950:2001,Coated abrasives−Plain discs(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS L 0206 繊維用語(織物部門)
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS R 6004 研削研磨材,といし及び研磨布紙−用語及び記号
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
JIS R 6111 人造研削研磨材
JIS Z 8401 数値の丸め方
――――― [JIS R 6251 pdf 3] ―――――
2
R 6251 : 2022
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS L 0206及びJIS R 6004による。
3.1
原反(abrasive jumbo rolls)
製品の形状に加工する前のロール状の研磨布
注釈1 “ジャンボロール”ともいう。
3.2
縦方向(machine direction)
基材のたて糸の方向
注釈1 原反,研磨布ロールなどのロール状の研磨布では,長さ方向が縦方向となり,シート状の研磨
布では“長辺”と基材の“縦方向”とは,関連していない。
3.3
横方向(cross direction)
基材のよこ糸の方向
注釈1 原反,研磨布ロールなどのロール状の研磨布では,幅方向が横方向となり,シート状の研磨布
では“短辺”と基材の“横方向”とは,関連していない。
4 研磨布の構造
研磨布は,基材,接着剤及び研削研磨材によって構成し,その代表的な構造の例を図1に示す。
研削研磨材
接着剤
基材(布)
図1−研磨布の構造の例
5 種類
研磨布の種類は,形状,研削研磨材の材質及び研削研磨材の粒度によって区分し,表1による。
――――― [JIS R 6251 pdf 4] ―――――
3
R 6251 : 2022
表1−研磨布の種類
形状による種類 研削研磨材の材質による種類a)及びその記号b)研削研磨材の粒度による種類c)
研磨布シート アルミナ質研削研磨材(A,WA,PA,HA) P24,P30,P36,P40,P50,P60,
研磨布ロール 炭化けい素質研削研磨材(C,GC) P80,P100,P120,P150,P180,
研磨布ディスク P220,P240,P280,P320,P360,
P400,P500,P600,P800,P1000,
P1200,P1500
アルミナジルコニア質研削研磨材(AZ) P24,P30,P36,P40,P50,P60,
P80,P100,P120,P150,P180,
P220
注a) 研削研磨材の材質による種類は,JIS R 6111の表1(人造研削研磨材の種類)参照。
注b) 研削研磨材の材質による種類の記号は,JIS R 6004の箇条4(用語,記号及び定義)のc) 3)(記号
及びその定義)による。
注c) 研削研磨材の粒度による種類は,JIS R 6010の表1(粒度の種類)による。
6 品質
6.1 外観
研磨布の外観は,目視によって試験し,使用上有害なきず,しわ,破れ,穴及び研削研磨材の塗装むら
のいずれもあってはならない。
6.2 引張強さ
研磨布の引張強さは,9.1によって試験を行い,表2による。
表2−研磨布の引張強さ
単位 N
形状による種類 研削研磨材の粒 引張強さ
度による種類 縦方向 横方向
研磨布シート P24P60 441以上 147以上
P80P1500 196以上 98以上
研磨布ロール P24P60 539以上 −
P80P1500 196以上 −
研磨布ディスク P24P1500 98以上 98以上
注記 引張強さは,幅25 mmの試験片を用いて測定した場合の引張強さで表す。
7 寸法及び寸法許容差
7.1 寸法
研磨布の寸法は,9.2によって測定を行い,表3による。
――――― [JIS R 6251 pdf 5] ―――――
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JIS R 6251:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 21948:2001(MOD)
- ISO 21950:2001(MOD)
- ISO 3366:1999(MOD)
JIS R 6251:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS R 6251:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISL0206:1999
- 繊維用語(織物部門)
- JISL1096:2010
- 織物及び編物の生地試験方法
- JISR6004:2010
- 研削材及び研磨材,といし並びに研磨布紙―用語及び記号
- JISR6004:2020
- 研削研磨材,といし及び研磨布紙―用語及び記号
- JISR6010:2000
- 研磨布紙用研磨材の粒度
- JISR6111:2005
- 人造研削材
- JISR6111:2020
- 人造研削研磨材
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方