19
S 4803 : 2018
a) ロック解除ボタン側面 b) ロック解除ボタン上面
図21−ダブルアクション式ライターの固定方法の例
6.5.5 フリント式たばこライター
フリント式たばこライターのホイール押し込み力の計測には,フリント式たばこライター試験装置を用
いる。試験手順は,次による。
a) 円柱状の回転子を使用する(図22参照)。回転子は高速に接触回転するため,十分な剛性をもつ金属
の芯材及び十分な耐久性をもつゴムの表面材から作成する。試験中に回転子が操作点以外と接触しな
いようにする。また,試験中に回転子にたわみ及び変形が生じないものとする。
注記 材質は,芯材としてJIS G 4308に規定するSUS304など,表面材としてウレタンゴム(デュ
ロメータ硬さA70)などがある。
b) ライターの対称面上にあるホイール上端点を操作点とする(図23参照)。
c) 操作点が回転子の直上に位置し,ライター本体が鉛直となるように試料をライター固定台に固定する
(図24参照)。ただし,ホイールの回転軸及び回転子の回転軸が鉛直平面内に位置するものとする。
d) おもりで操作点を回転子に押し込み,火花を発生させるために必要な最小の押し込み力を記録する。
試験を行うときの回転子の速度は,300 rpm±30 rpmとする。操作点が回転子に接触したときに,ホイ
ールの回転方向が通常の使用時と同じになるように回転方向を決める。火花センサーは,火花を検出
できる適切な位置に配置する。ただし,目視によって火花の発生を判断できる場合には,火花センサ
ーを使用しなくてもよい。
なお,試料,リニアガイドの可動部,又はライター固定台の質量に等しいカウンターウェイトを用
いる場合には,おもりの質量による力をホイール押し込み力とする。そうでない場合には,おもりと
これらの質量との和による力をホイール押し込み力とする。
――――― [JIS S 4803 pdf 21] ―――――
20
S 4803 : 2018
a) 正面図 b) 側面図
直径(D) : 30 mm
幅(w) : ライター本体の横幅以上
図22−フリント式たばこライターの回転子の例
図23−フリント式たばこライターの操作点の例
――――― [JIS S 4803 pdf 22] ―――――
21
S 4803 : 2018
図24−フリント式たばこライターの固定方法の例
7 試験回数及び測定値の処理方法
試験は,一つの試料について最低5回の計測を行い,平均値を小数点以下1桁まで求め,JIS Z 8401の
規則B(四捨五入)によって整数値に丸める。
8 試験報告書
試験報告書を作成する場合は,次の事項を含めなければならない。
a) 規格番号
b) ライターの区分
c) 試験結果の平均値
d) 試験年月日
e) その他必要な事項
――――― [JIS S 4803 pdf 23] ―――――
22
S 4803 : 2018
附属書A
(参考)
押しボタン式多目的ライターに対する計測ジグの形状
A.1 概要
点火ボタンに保護カバーをもつ多目的ライターの計測ジグの例を,図A.1に示す(6.5.1参照)。ただし,
試験中にジグにたわみ及び変形が生じないものとする。
a) 点火ボタン側面 b) 点火ボタン正面
図A.1−保護カバーのある多目的ライターの接触子の例
――――― [JIS S 4803 pdf 24] ―――――
23
S 4803 : 2018
附属書B
(参考)
スライドボタン式多目的ライターに対する計測ジグの形状
B.1 概要
長いバーナー部をもつスライドボタン式ライターの計測ジグの例を,図B.1に示す(6.5.3参照)。ただ
し,試験中にジグにたわみ及び変形が生じないものとする。また,試験中に点火ボタンとジグとの間にず
れが生じないよう,確実に固定するものとする。
a) 点火ボタン側面 b) 点火ボタン正面
図B.1−長いバーナー部をもつスライドボタン式ライターの接触子の例
参考文献
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS G 4308 ステンレス鋼線材
JIS S 4803:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.180 : 種々の家庭用及び商業用設備
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.120 : 家庭内の安全
JIS S 4803:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISS4801:2018
- たばこライター―安全仕様
- JISS4802:2018
- 多目的ライター―安全仕様
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方