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JIS T 0305:2002 規格概要
この規格 T0305は、体内環境を模擬した溶液(擬似体液)中での異種金属間の接触腐食(ガルバニック腐食)を電気化学的に評価する方法について規定。試験片レベルでの材料選択において必要となる異種金属間の接触腐食試験方法について規定。
JIST0305 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T0305
- 規格名称
- 擬似体液中での異種金属間接触腐食試験方法
- 規格名称英語訳
- Testing method for galvanic corrosion in pseudo physiological solution
- 制定年月日
- 2002年7月25日
- 最新改正日
- 2019年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 11.040.40, 77.060
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- 医療機器 II 2018, 医療機器 III 2018
- 改訂:履歴
- 2002-07-25 制定日, 2009-04-25 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
- ページ
- JIS T 0305:2002 PDF [8]
T 0305 : 2002
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業
大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本
工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願
公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
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――――― [JIS T 0305 pdf 1] ―――――
T 0305 : 2002
pdf 目 次
ページ
1. 適用範囲 1
2. 引用規格 1
3. 定義 1
4. 試験装置 1
4.1 装置の構成 2
4.2 装置及び測定回路のチェック 3
5. 試料 3
5.1 試験片の大きさ 3
- 5.2 試験片の埋込み,表面仕上げ及び洗浄・・・・[3]
6. 試験溶液 3
7. 試験方法 3
7.1 試験条件 3
7.2 試料の設置 4
7.3 異種金属間接触腐食試験 4
8. 試験回数 4
9. 結果の表示 4
解 説 6
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――――― [JIS T 0305 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 0305 : 2002
擬似体液中での異種金属間接触腐食試験方法
Testing method for galvanic corrosion in pseudo physiological solution
1. 適用範囲 この規格は,体内環境を模擬した溶液(擬似体液)中での異種金属間の接触腐食(ガルバ
ニック腐食ともいう。)を電気化学的に評価する方法について規定する。ただし,この規格は,試験片レベ
ルでの材料選択において必要となる異種金属間の接触腐食試験方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1002 電子測定器用語
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 0213 分析化学用語(電気化学部門)
JIS T 0302 金属系生体材料のアノード分極試験による耐食性の評価方法
JIS T 0304 金属系生体材料の溶出試験方法
JIS Z 8802 pH測定方法
ISO/DIS 10993-15 Biological evaluation of medical devices−Part 15 : Identification and quantification of
degradation products from metals and alloys
ASTM G71-81 Standard guide for conducting and evaluating galvanic corrosion tests in electrolytes
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 1002,JIS K 0213及びJIS T 0302によるほか,次
による。
a) ガルバニック電流 異種金属の接触(ガルバニック)によって流れる電流。
b) 異種金属間接触(ガルバニック)腐食 異なる2種類の金属が直接接続され,両者間に電位差を伴う
ガルバニック電流が流れたときに生じる腐食。
c) 無抵抗電流計 内部抵抗をゼロとみなすことができる電流計。
d) エレクトロメータ 参照(照合)電極基準などに対する電位を計測する装置。
4. 試験装置
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2
T 0305 : 2002
4.1 装置の構成 試験装置は,無抵抗電流計,試験用セル,恒温槽及びシールドケースを組み合わせた
ものを基本とし,入力インピーダンスの高いエレクトロメータ(ISO/DIS 10993-15に準じ,1011 Ω以上)
及び制御装置を必要に応じて組み合わせて用いる。図1に異種金属間の接触腐食試験装置を一例として示
す。試験用セルは,図2に示した例によるか又はJIS T 0302に準じルギン管の位置を変える。
なお,試験装置のアース接地をとる必要がある。また,ルギン管には,銅製の網などを巻きアース接地
するとよい。
参考 エレクトロメータの入力バイアス電流は,数10 pA以下が望ましい。
図 1 異種金属間の接触腐食試験装置の一例
――――― [JIS T 0305 pdf 4] ―――――
3
T 0305 : 2002
図 2 試験用セルの一例
4.2 装置及び測定回路のチェック 同一の金属の組合せで試験と同じ溶液にセットし,閉回路状態で流
れる電流値を測定する。電流量が大きい場合には,接触電流がほとんど流れなくなるまで調整する。
5. 試料
5.1 試験片の大きさ 試験片の大きさによって,ガルバニック電流が変化するので,使用環境を考慮し
て最適な表面積(例えば,ASTM G71-81に準じ1 cm2以上)とする。測定電流値をそのまま電流密度とす
る場合には,試験片の表面積を1 cm2にするとよい。ただし,組み合わせる試料の試験片の表面積は,同
じ表面積を基本とするが,必要に応じて異なった表面積の試料を組み合わせてもよい。この場合,注目す
る試料の表面積を用いて,電流密度に換算する。
試験片の切断などの作製方法は,JIS T 0302による。
5.2 試験片の埋込み,表面仕上げ及び洗浄
試験片の埋込み,表面仕上げ及び洗浄方法は,JIS T 0302
による。
備考 表面改質処理した材料など,埋込み及び注水(流水)下で研磨ができない場合には,最適な方
法で行う。
6. 試験溶液 試験溶液は,使用環境を考慮し体内環境を模擬した溶液とする。体内を模擬した溶液の例
は,JIS T 0304又はJIS T 0302による。試験溶液の量は,試験片及びセルの大きさを考慮し,最適な量と
する。また,JIS Z 8802に準じ試験溶液のpHを測定する。
なお,細胞培養液など腐敗しやすい溶液を使用する場合には,必要に応じて防腐剤(0.3質量%アジ化ナ
トリウム又は抗生物質など)を添加する。
7. 試験方法
7.1 試験条件
――――― [JIS T 0305 pdf 5] ―――――
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JIS T 0305:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.040 : 医療設備 > 11.040.40 : 外科用体内埋没材,義肢及び装具
JIS T 0305:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1002:1975
- 電子測定器用語
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0213:2014
- 分析化学用語(電気化学部門)
- JIST0302:2000
- 金属系生体材料のアノード分極試験による耐食性の評価方法
- JIST0304:2002
- 金属系生体材料の溶出試験方法
- JISZ8802:2011
- pH測定方法