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T 1140 : 2014
附属書JA
(規定)
計量法における抵抗体温計の要求事項
JA.1 適用範囲
この附属書は,箇条1のうち,計量法における抵抗体温計の構造及び性能に係る技術上の基準並びに検
定の方法等について規定する。
なお,抵抗体温計とは,電気抵抗の変化をもって体温を計量する体温計である。
JA.2 用語及び定義
この附属書で用いる主な用語及び定義は,箇条3によるほか,次による。
JA.2.1
計量値
計量器の表示する物象の状態の量の値。
JA.2.2
器差
計量値から真実の値を減じた値。
JA.2.3
検定
計量法に規定される特定計量器の検査。
注記 検定を行うものは,計量法によってその特定計量器の種類ごとに都道府県知事,指定検定機関,
独立行政法人産業技術総合研究所又は日本電気計器検定所と定められている。
JA.2.4
検定公差
検定における器差の許容値。
JA.2.5
使用公差
使用中検査における器差の許容値。
JA.2.6
合番号
計量器(附属機器も含む。)が分離する構造であり,その計量器が1対であることを示すための番号。
JA.3
検定公差
検定公差は,表JA.1による。
――――― [JIS T 1140 pdf 16] ―――――
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T 1140 : 2014
表JA.1−検定公差
単位 ℃
用途 温度範囲 検定公差a)
一般用 3043 ±0.1
婦人用 3035未満 ±0.1
3538 ±0.05
38超43 ±0.1
広範囲用 低体温 2030未満 ±0.4
3043 ±0.1
高体温 43超45 ±0.2
注a) 測温部分離形の場合は,体温表示部(本体)と測温部とを組み
合せた場合で検定公差以内でなければならない。
JA.4 性能
JA.4.1 一般
性能は,JA.4.2JA.4.13による。ただし,箇条6の“誤差”とあるのは“器差”と,箇条5及び箇条6
の“最大許容誤差”とあるのは“検定公差”とそれぞれ読み替える。
JA.4.2 電源電圧
電源電圧の性能は,6.2及び7.4による。
JA.4.3 周囲温度
周囲温度の性能は,6.3による。
JA.4.4 応答特性
応答特性の性能は,6.4による。
JA.4.5 高温放置
高温放置の性能は,6.5による。
JA.4.6 保存温度
保存温度の性能は,6.6による。
JA.4.7 保存湿度
保存湿度の性能は,6.7による。
JA.4.8 熱的耐衝撃
熱衝撃の性能は,6.8による。
JA.4.9 防浸
防浸の性能は,6.9による。
JA.4.10 機械的耐衝撃
機械的衝撃の性能は,6.10による。
JA.4.11 耐電圧
耐電圧の性能は,6.11による。
JA.4.12 洗浄・消毒
洗浄消毒の性能は,箇条5 b) 3) による。
JA.4.13 消費電力量
消費電力量の性能は,6.13による。
――――― [JIS T 1140 pdf 17] ―――――
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T 1140 : 2014
JA.5 構造
JA.5.1 測温範囲及び最小表示単位
JA.5.1.1 測温範囲
測温範囲は,7.1.1 b) による。
JA.5.1.2 最小表示単位
最小表示単位は,7.1.2による。
JA.5.2 予測機能
予測機能は,7.2による。
JA.5.3 実測機能
実測機能は,7.3による。
JA.5.4 測温範囲外告知
測温範囲外告知は,7.5による。
JA.5.5 接続方式
接続方式は,7.6による。
JA.6 試験
JA.6.1 試験環境
試験環境は,8.5.1 b) による。
JA.6.2 試験装置
試験に用いる測定器及び装置は,8.2による。ただし,8.2 c) は除く。
JA.6.3 試験項目
試験は,通常,測温部と体温表示部(本体)とを接続した状態で行い,次の項目について行う。
a) 電源電圧
b) 周囲温度
c) 応答特性
d) 高温放置(測温部一体形については,除外する。)
e) 保存温度
f) 保存湿度
g) 熱的耐衝撃
h) 防浸
i) 機械的耐衝撃
j) 耐電圧(測温部一体形については,除外する。)
k) 洗浄・消毒
l) 消費電力量
JA.6.4 性能試験
JA.6.4.1 電源電圧
電源電圧の試験方法は,8.5.2による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a) d)”と読み替える。
JA.6.4.2 周囲温度
周囲温度の試験方法は,8.5.3による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.3 応答特性
――――― [JIS T 1140 pdf 18] ―――――
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T 1140 : 2014
応答特性の試験方法は,8.5.4による。
JA.6.4.4 高温放置
高温放置の試験方法は,8.5.5による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.5 保存温度
保存温度の試験方法は,8.5.6による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.6 保存湿度
保存湿度の試験方法は,8.5.7による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.7 熱的耐衝撃
熱衝撃の試験方法は,8.5.8による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.8 防浸
防浸の試験方法は,8.5.9による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.9 機械的耐衝撃
機械的衝撃の試験方法は,8.5.10による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替
える。
JA.6.4.10 耐電圧
耐電圧の試験方法は,8.5.11による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.11 洗浄・消毒
洗浄消毒の試験方法は,8.4.1による。ただし,“8.5.1”とあるのは“8.5.1 a),b) 及びd)”と読み替える。
JA.6.4.12 消費電力量
消費電力量の算出方法は,8.5.13による。
JA.7 表示
JA.7.1 体温表示部(本体)の表示
体温表示部は,見やすい箇所に次の表示をしなければならない。
a) “体温計”とする。
b) 予測機能付きは,“予測式”とする。
c) 婦人用は,“婦人用”とする。
d) 広範囲用は,“広範囲用”とする。
e) 測温部が分離できる体温計は,合番号
f) 製造事業者名,製造事業者の登録商標又は経済産業大臣に届け出た記号
g) 製造番号
h) 製造年
i) 温度単位の記号“℃”
JA.7.2 測温部の表示
測温部が分離できる体温計は,見やすい箇所に次の表示をしなければならない。
a) 体温表示部(本体)との合番号
b) 製造事業者名,製造事業者の登録商標又は経済産業大臣に届け出た記号
JA.8 検定
検定は,附属書JBによる。
――――― [JIS T 1140 pdf 19] ―――――
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T 1140 : 2014
JA.9 使用中検査
使用中検査は,附属書JCによる。
JA.10 対応関係
この規格の箇条と特定計量器検定検査規則(以下,検則という。)の項目の対応関係は,表JA.2による。
表JA.2−この規格の箇条と検則項目との対比表
箇条 検則の対応項目
JA.7 表示 第四章第一節第一款第一目“表記事項”
JA.1 適用範囲[箇条1]
JA.4 性能[5 b) 3),6.26.11,6.13,7.4] 第四章第一節第一款第三目“性能”
JA.5 構造[箇条7(7.1.1 a),7.4を除く。)]
JA.3 検定公差 第四章第一節第二款“検定公差”
JA.6 試験[8.2 a),8.2 b),8.4.1,8.5(8.5.1 e) 及
第四章第一節第三款第一目“構造検定の方法”
びf) 並びに8.5.12を除く。)]
JB.3 器差検定 第四章第一節第三款第二目“器差検定の方法”
JC.3 性能に係る技術上の基準[7.5] 第四章第二節第一款“性能に係る技術上の基準”
JC.2 使用公差 第四章第二節第二款“使用公差”
JC.4 性能に関する検査の方法
第四章第二節第三款“使用中検査の方法”
JC.5 器差検査の方法
――――― [JIS T 1140 pdf 20] ―――――
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JIS T 1140:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R115:1995(MOD)
JIS T 1140:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS T 1140:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1604:2013
- 測温抵抗体
- JIST0601-1:2017
- 医用電気機器―第1部:基礎安全及び基本性能に関する一般要求事項
- JIST0601-1-2:2018
- 医用電気機器―第1-2部:基礎安全及び基本性能に関する一般要求事項―副通則:電磁妨害―要求事項及び試験
- JIST1011:1988
- 医用電気機器用語(共通編)
- JISZ8802:2011
- pH測定方法