JIS T 4402:2002 検眼レンズ―屈折検査用 | ページ 2

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T 4402 : 2002
表 6 乱視軸及びプリズム基底のマークに関する許容差
公称乱視(円柱)屈折力
許容差
D
乱視(円柱)屈折力を
0.25以下 ± 3°
もつレンズ
0.25を超え0.50以下 ± 2°
0.50を超えるもの ± 1°
公称プリズム屈折力
許容差

0.5以下 ± 7°
プリズム屈折力を
0.5を超え 1.0以下 ± 4°
もつレンズ
1.0を超え 2.0以下 ± 2°
2.0を超え10.0以下 ± 1.5°
10.0を超えるもの ± 1°

4.3 構造

 レンズ枠及び枠入れされたレンズのすべてに,次の要求事項を適用する。
4.3.1 寸法 検眼レンズは円形のレンズ枠をもち,その枠の縁端部の半径は最大で1.4 mmの丸みをもつ
ものとする。
0
レンズ枠の外径は,38-0.2 mmとする。
備考1. 現在用いられているフルアパーチャー又はリデューストアパーチャーのレンズ枠は,どちら
も外径は同じとする。
レンズ枠を含む検眼レンズの最大厚は,2.8 mm以下とする。
2. 検眼レンズは,ISO 12867に規定されるように3 mm幅のレンズ隔室のある検眼レンズ仮枠に
装着するようになっている。
±5.00 D以上の屈折力をもつフルアパーチャーレンズは,この厚さの制限を超えてもよい。
3.0 △以上の屈折力をもつフルアパーチャープリズムレンズとリデューストアパーチャー
プリズムレンズは,検眼レンズ仮枠の最も外側に配置することでこの厚さの制限を超えても
よい。
4.3.2 レンズの有効径 12.00 D以下の公称屈折力の検眼レンズについて,レンズ有効径は18 mm以上と
する。
12.00 Dを超える公称レンズ屈折力の検眼レンズについて,レンズ有効径は16 mm以上とする。
備考 レンズ有効径が16 mmあれば大半の目的にかなうが,それより大きい直径が望ましい。
4.3.3 プリズムレンズ プリズムレンズは,眼に最も近い面がレンズ枠の平面に平行になるように取り付
ける。
4.3.4 レンズ枠 レンズ枠は,通常の使用条件下で被検者又は取扱者の負傷の原因となるような面,鋭利
な端や角があってはならない。
6. に述べるマークをレンズ枠に付ける。

4.4 材料及び表面品質

4.4.1  レンズには,気泡,くもり,引っかききずなど,裸眼で認識できるような表面の異常があってはな
らない。
これらの要求事項は,レンズの有効径範囲で満足しなければならない。
4.4.2 使用する材料は,一般の検査室の環境下で腐食しないような非腐食性成分とするか,又は適切な表
面処理をする。

――――― [JIS T 4402 pdf 6] ―――――

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5. 試験方法

 試験は,すべて型式試験とする。

5.1 光学的要求事項の確認

 4.2の要求事項への適合については,0.01 D又は屈折力の許容差の20 %の
いずれか大きいほう,及び乱視軸方向とプリズム基底方向については0.5 °の測定誤差を超えない装置を使
用して試験する。
測定は,検眼レンズの開口径中心で行い,試験装置の基準面を基準にする。
備考1. 装置の例を附属書Aに示す。
2. 試験装置としてレンズメータを使用する場合には,この目的のために精度校正されたものを
使用しなければならない。
試験結果は,統計学の一般規則に従って評価する。

5.2 材料及び表面品質

 材料及び表面の品質は,検眼レンズを通して“明・暗”の境界を観察して確認
する。
備考 材料及び表面の品質の試験方法,並びに推奨方式の一例を,附属書Bに参考として示す。

5.3 構造

 4.3.1及び4.3.2の要求事項への適合については,その精度が0.05 mm以下である測定装置を使
用して確認する。 4.3.3の要求事項への適合については,観測によって確認する。

6. 機能表示

 機能表示は,次による。
a) 公称の後面頂点屈折力又はプリズム屈折力の数値をレンズ枠に表示する。
b) 乱視レンズ及びプリズムレンズについては,レンズ枠に乱視軸方向又はプリズム基底方向を表示する。
c) 乱視レンズ及びプリズムレンズがレンズ枠内で回転しないよう処置がなされていない場合,レンズ面
上に乱視軸方向又はプリズム基底方向を表示する。
d) レンズ枠の色,識別マークの色,又は表7に示す記号でレンズ種類を表示する。

――――― [JIS T 4402 pdf 7] ―――――

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表 7 レンズ識別マーク
備考 このレンズ識別マークは,リデューストアパーチャーレンズに適用する。
フルアパーチャーレンズの識別マークは,附属書Cに参考として示す。
レンズ枠又は
レンズ種類 文字又は記号
識別マークの色
球面及び乱視レンズ 屈折力数値
プラスレンズ + 黒
マイナスレンズ(1) − 赤
プリズムレンズ △ 白
マドックスロッド MR
スリット板 又は SS
ピンホール板 又はPH 白 又は 黒
遮光板 又はBL
フロスティッドレンズ FL
十字線 又はCL
赤色フィルタ RF
緑色フィルタ GF
偏光フィルタ PF
備考1. レンズ枠のある種の特徴とともに,色でレンズ種類やプラス・マイナスなどを識別させ
る。
球面,乱視及びプリズム屈折力は,表示値から決定できる。
レンズ枠の表示は,常に検者側に表示する。
2. 追加した器具にも同様にマークを付ける。
注(1) クロスシリンダーレンズの場合,マイナスの乱視の軸は,赤で表示する。

7. 製造業者が提示する情報

7.1 添付資料

 検眼レンズのセットには,取扱説明書などの文書を添付する。特に,次の事項を含める。
a) 製造業者の名称及び所在地
b) 検眼レンズの消毒に関する注意事項
c) 検眼レンズセットが補正値付タイプである場合には,その使用説明。
d) 工場出荷時の包装状態の検眼レンズセットがISO 15004の5.3で規定した輸送条件に適合している場
合は,その表示。

7.2 検眼レンズセットの識別表示

 検眼レンズセット用の箱には少なくとも次の事項を永久表示する。
a) 製造業者又は販売元の名称及び所在地
b) 検眼レンズセットの名称及び型式
c) 4.2に基づく基準波長
d) 製造業者又は販売元がこの規格に適合することを主張する場合は,このJIS T 4402の引用。

――――― [JIS T 4402 pdf 8] ―――――

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附属書A(参考) 検眼レンズの精度検査用試験装置の一例
A.1 球面及び乱視(円柱)屈折力の決定 検眼レンズセットの球面レンズ及び乱視レンズの許容差の試験・
検査に関して,本体の5.1は,試験装置の精度が0.01 D又は屈折力の許容差の20 %のいずれか大きいほ
うを超えないことを要求している。これら光学レンズの試験装置の簡略化したデザインの一例を図A.1に
示す。
試験装置としてレンズメータを使用する場合には,この目的のために精度校正されたものを使用しなけ
ればならない。
1 ビームスプリッタ E 接眼レンズ
2 オートコリメータ L1,L2 対物レンズ
3 検眼レンズの後面頂点基準位置 St 絞り
F 焦点 T ターゲット
M 凹面鏡 T' ターゲットの像
CM 曲率中心
図A.1 検眼レンズ精度検査用試験装置の一例 配置
図A.1の例は,検眼レンズの屈折力がゼロの場合の光線追跡を示す。レンズL1,L2は高品質の複合対物
レンズで,接眼レンズEは,最小倍率15倍のオートコリメータを形成する。絞りStは測定光束径を7 mm
までに小さくする。このオートコリメータのレンズL1は,無限におけるターゲットTの像T'1を作り出す。
検眼レンズはその基準面(後面)がレンズL2の前側焦点F(L2)と一致し,両方の光学軸が一致するよう測定
装置に合わせる。検眼レンズの前面はオートコリメータに向いている。
この例では検眼レンズの屈折力がゼロであるため,検眼レンズは無限においてT'2 = T'1の像を作り出す。
レンズL2は後側焦点F'(L2)において別の像T'3を作り出す。この実像も,試験装置の軸に沿って移動可能
で,その位置が精密スケールによって表示される凹面鏡Mによって別の実像T'4も同時に作り出す。同時
に凹面鏡Mの曲率中心CM上に像が作られ,それらの像の一致は凹面鏡の移動量zによって達成される。
次に光線は反射して最初の経路を戻り,接眼レンズEを通じて見えるレチクル(十字線)上に像T'5を作る。
検眼レンズの屈折力Sは次のように計算できる。
2
1
S z
f
ここで,(1/f )はレンズL2の屈折力である。光線が検眼レンズを2回(各方向に1回ずつ)通過するため,
測定精度は公称レンズメータの2倍になる。したがって,屈折測定誤差は小さくなる。

――――― [JIS T 4402 pdf 9] ―――――

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備考 使用する光源の波長は,本体の4.2の基準波長による。
A.2 プリズム屈折力とその基底方向 プリズム屈折力とその基底方向は,レンズを透過するレーザ光線に
よって簡単に決定できる。レーザ光線の方向はこの規格で述べるように表示する。
備考 プリズム屈折力の測定においては,使用したレーザ光線の波長によって基準波長との補正が必
要である。

――――― [JIS T 4402 pdf 10] ―――――

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JIS T 4402:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9801:1997(MOD)

JIS T 4402:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 4402:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7090:1999
光学及び光学機器―基準波長
JIST7330:2000
眼鏡レンズの用語