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JIS T 9241-5:2015 規格概要
この規格 T9241-5は、自力での移動又は移乗が困難な人を対象に使用するリフトに用いるスリングについて規定。
JIST9241-5 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T9241-5
- 規格名称
- 移動・移乗支援用リフト―第5部 : リフト用スリング
- 規格名称英語訳
- Hoists for the transfer of persons with disabilities -- Part 5:Sling seats
- 制定年月日
- 2008年6月20日
- 最新改正日
- 2015年8月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 10535:2006(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 11.180.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 高齢者・障害者等 2018
- 改訂:履歴
- 2008-06-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2015-08-20 改正
- ページ
- JIS T 9241-5:2015 PDF [14]
T 9241-5 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 種類及び区分・・・・[2]
- 4.1 スリングの種類・・・・[2]
- 4.2 最大持ち上げ質量による区分(区分記号)・・・・[4]
- 5 一般要求事項・・・・[4]
- 5.1 リスクマネジメントによる設計・・・・[4]
- 5.2 外観・・・・[4]
- 6 性能・・・・[4]
- 6.1 静的強度・・・・[4]
- 6.2 難燃性に関する要求事項・・・・[4]
- 6.3 洗濯及び乾燥・・・・[4]
- 7 試験方法・・・・[5]
- 7.1 一般試験方法・・・・[5]
- 7.2 スリングの試験方法・・・・[5]
- 8 検査方法・・・・[6]
- 9 表示及び取扱説明書・・・・[6]
- 9.1 一般・・・・[6]
- 9.2 表示・・・・[6]
- 9.3 取扱説明書・・・・[7]
- 附属書JA(参考)表示・添付文書・・・・[9]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS T 9241-5 pdf 1] ―――――
T 9241-5 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本福祉用具・生
活支援用具協会(JASPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
これによって,JIS T 9241-5:2008は改正され,この規格に置き換えられ,また,JIS T 9241-1:2008は廃
止され,その一部を分割して改正したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS T 9241の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS T 9241-2 第2部 : 移動式リフト
JIS T 9241-3 第3部 : 設置式リフト
JIS T 9241-5 第5部 : リフト用スリング
JIS T 9241-6 第6部 : 立ち上がり用リフト
JIS T 9241-7 第7部 : 浴槽設置式リフト
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS T 9241-5 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 9241-5 : 2015
移動・移乗支援用リフト−第5部 : リフト用スリング
Hoists for the transfer of persons with disabilities-Part 5: Sling seats
序文
この規格は,2006年に第2版として発行されたISO 10535を基とし,製品の種類ごとに部編成とし,更
に国内事情を反映させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1 適用範囲
この規格は,自力での移動又は移乗が困難な人を対象に使用するリフト(以下,リフトという。)に用い
るスリングについて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10535:2006,Hoists for the transfer of disabled persons−Requirements and test methods(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0641-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品及び測定装置の測定による検査−第1部 : 仕様に対
する合否判定基準
注記 対応国際規格 : ISO 14253-1,Geometrical Product Specifications (GPS)−Inspection by
measurement of workpieces and measuring equipment−Part 1: Decision rules for proving
conformance or non-conformance with specifications(IDT)
JIS L 1091 繊維製品の燃焼性試験方法
JIS S 0101 消費者用警告図記号
JIS T 0102 福祉関連機器用語[支援機器部門]
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 0102によるほか,次による。
3.1
スリング(non-rigid body-support unit)
――――― [JIS T 9241-5 pdf 3] ―――――
2
T 9241-5 : 2015
柔軟な材料で作られた身体形状に適合する装置。リフトの持ち上げ装置に連結させるための附属的結合
手段をもつ。
3.2
ハンガー(spreader bar)
スリングを取り付ける一つ以上の連結点をもった剛性のある部材。
3.3
最大持ち上げ質量(maximum load)
製造業者が定めたリフトが持ち上げ可能な質量で,リフト本体部分を除いた質量。リフト本体部分には
リフトと一体となったハンガー及び/又は身体支持具を含む。
3.4
最大質量
区分記号が示す最大持ち上げ質量範囲の中の最大値。区分記号WXでは最大質量は製造業者が指定する
最大持ち上げ質量。
3.5
被懸ちょう者(lifted person)
リフトによる持ち上げ,移動及び移乗の対象者。
4 種類及び区分
4.1 スリングの種類
スリングの種類は,表1による。
表1−スリングの種類
種類 図番号
スリング ベルト形スリング 図1 a)
シート形スリング(頭部サポートなし) 図1 b)
シート形スリング(頭部サポート付き) 図1 c)
脚分離形スリング(頭部サポートなし) 図1 d)
脚分離形スリング(頭部サポート付き) 図1 e)
多点ハンガー用スリング 図1 f)
その他のスリング 図1 g)
注記 “その他のスリング”については,存在を示すために記載している
が,この規格の適用外である。
――――― [JIS T 9241-5 pdf 4] ―――――
3
T 9241-5 : 2015
a) ベルト形スリングの例 b) シート形スリングの例 c) シート形スリングの例
(頭部サポートなし) (頭部サポート付き)
d) 脚分離形スリングの例 e) 脚分離形スリングの例 f) 多点ハンガー用
(頭部サポートなし) (頭部サポート付き) スリングの例
g) その他の例
(トイレ用スリングの例)
図1−スリングの例
――――― [JIS T 9241-5 pdf 5] ―――――
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JIS T 9241-5:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10535:2006(MOD)
JIS T 9241-5:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具 > 11.180.10 : 移動用介護用具
JIS T 9241-5:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0641-1:2020
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準
- JISL1091:1999
- 繊維製品の燃焼性試験方法
- JISS0101:2000
- 消費者用警告図記号
- JIST0102:2011
- 福祉関連機器用語[支援機器部門]