この規格ページの目次
- 3. 適合性
- 3.1 実装水準
- 3.2 適合性の記述
- 3.2.1 図形文字の適合性
- 3.2.2 空き領域
- 3.3 情報交換の適合性
- 3.4 装置の適合性
- 3.4.1 装置の記述
- 3.4.2 送信装置
- 3.4.3 受信装置
- 4. 定義
- 5. 表記法,符号表,及び名前
- 5.1 表記法
- 5.1.1 7ビツト符号化文字集合の記法
- 5.1.2 8ビット符号化文字集合の記法
- 5.1.3 2バイト符号化文字集合の面区点番号及び16進表記
- 5.2 符号表
- 5.2.1 7ビット符号表の構造
- 5.2.2 8ビツト符号表の構造
- 5.2.3 2バイト符号表の構造
- 5.3 名前
- 6. 符号化文字集合の構成
- 6.1 符号化文字集合の構造
- 6.1.1 7ビット符号化文字集合の構造
- 6.1.2 8ビット符号化文字集合の構造
- JIS X 0213:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS X 0213:2000の関連規格と引用規格一覧
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X 0213 : 2000
alphabet No.1
ISO/IEC 8859-2 Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 1 : Latin
alphabet No.2
3. 適合性
3.1 実装水準
この規格では,実装水準3及び実装水準4の二つの実装水準を規定する。
実装水準3を採用する場合,交換用符号化情報の符号化文字データ要素(以下,CCデータ要素と呼ぶ。)
は,附属書6の第4水準漢字集合の2 436文字の符号化表現を含んでいてはならない。
実装水準4を採用する場合,交換用符号化情報のCCデータ要素は,この規格のすべての文字の符号化
表現を含んでいてもよい。
3.2 適合性の記述
3.2.1 図形文字の適合性
この規格の実装水準4に対して適合性を主張する場合,この規格で規定する
11 223文字のすべてを実装し,次に規定するすべての要件を満たさなければならない。
この規格の実装水準3に対して適合性を主張する場合,この規格で規定する文字のうち第4水準漢字集
合を除く8 787文字のすべてを実装し,次に規定するすべての要件を満たさなければならない。
3.2.2 空き領域
空き領域を情報交換用として用いてはならない。ただし,情報交換を行う当事者間の合
意があり,次の条件を満たす場合は,この限りではない。
a) 漢字集合1面が規定している図形文字を空き領域に割り当ててはならない。また,実装水準4を採用
した場合,漢字集合2面が規定している図形文字を空き領域に割り当ててはならない。
備考 実装水準3を採用した場合,漢字集合2面にあたる領域はすべて空き領域となる。
b) 漢字集合1面の空き領域に図形文字を割り当ててはならない。
c) 漢字集合2面の空き領域に図形文字を割り当てる場合,利用する空き領域の面区点位置とその面区点
位置に割り当てる図形文字の一覧を文書に明示しなければならない。
d) 漢字集合2面の空き領域に図形文字を割り当てる場合,9.に示すエスケープシーケンスの終端バイト
5/0を用いてはならない。
3.3 情報交換の適合性
CCデータ要素中のすべてのビット組合せが7.17.3で規定するいずれかの符号
化文字集合の条件をすべて満たす場合,交換用符号化情報のCCデータ要素は,この規格に適合する。適
合していると主張する場合は,採用した実装水準及び採用した符号化文字集合を,文書に明示しなければ
ならない。
備考 採用した符号化文字集合で使用する制御機能の適合性は,JIS X 0211による。
3.4 装置の適合性
3.2及び3.4.1の要件と3.4.2及び3.4.3の一方又は両方の要件とを満たす場合,装置
はこの規格に適合する。適合していると主張する場合は,採用した実装水準及び採用した符号化文字集合
を,文書に明示しなければならない。
3.4.1 装置の記述
この規格に適合する装置は,それぞれ3.4.2及び3.4.3に規定するとおり,利用者が装
置に文字を供給するための方法,又は文字が利用者に提示されたときにその文字であることを認識するた
めの方法を示す記述を備えなければならない。
3.4.2 送信装置
送信装置は,採用した実装水準と採用した符号化文字集合から作られる任意の文字の列
を,利用者が供給できるようにしなければならない。さらに,送信装置は,CCデータ要素中にあるそれ
らの文字のビット組合せを送信する能力をもたなければならない。
――――― [JIS X 0213 pdf 6] ―――――
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X 0213 : 2000
3.4.3 受信装置
受信装置は,3.3に適合し,CCデータ要素を構成する任意の符号化文字を受信し,解釈
することができなければならない。さらに採用した実装水準において採用した符号化文字集合の対応する
文字を,利用者がその文字集合の中から識別し,互いに区別できるように利用者に渡さなければならない。
ただし,受信装置に表現上の制約がある場合は,点画の省略などを行ってもよいが,同じ種類の図形文字
中の他のいかなる図形文字とも区別できなければならない。
4. 定義
a) 空き領域 (unassigned code-points)規定する文字が存在しない面区点位置。
b) エスケープシーケンス (escape sequence)符号拡張手順において制御のために使用する一つ以上の
ビット組合せ。先頭のビット組合せは,制御文字ESCAPE(エスケープ)を表現する。
c) 漢字集合 (Kanji set)この規格で規定する図形文字集合の全体。
参考 “漢字集合”には,平仮名,片仮名,ラテン文字なども含まれる(6.5.1参照)。
d) 区 (row) 2バイト符号の中で,第1バイトによって区別される符号又は図形文字の集合。
既存の符号化文字集合等との互換性のため,この規格に符号化
e) 互換用文字 (compatibility character)
文字として含めた図形文字。
f) 現在位置 (active position)次にくる図形文字を表現する図形を表示するための文字位置又は次に実
行される制御機能の基点となる文字位置。
符号化文字
g) Cデータ要素 (CC-data-element),符号化文字データ要素 (coded-character-data-element)
集合に関する一つ以上の規格に適合する文字の符号化表現の列によって構成される情報交換の構成単
位。
参考1. JIS X 5003に従う通信環境においては,CCデータ要素は,JIS X 5003で定義されているプレ
ゼンテーションプロトコルデータ単位 (PPDU) に対応する情報の全部又は一部を構成する。
2. 交換可能な媒体によって情報交換を実現している場合,CCデータ要素は,利用者データに対
応する情報の全部又は一部からなり,媒体の初期化で生成されるものは含まない。
h) 字形 (ZIKEI) 字体を,手書き,印字,画面表示などによって実際に図形として表現したもの。
i) 字体 (ZITAI) 図形文字の図形表現としての形状についての抽象的概念。
j) 終端バイト (final byte)エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。
k) 図形記号 (graphic symbol)図形文字又は制御機能の視覚的表現。
l) 図形文字 (graphic character) 制御機能以外で,通常,手書き・印字・表示の可視的表現をもち,一
つ以上のビット組合せからなる符号化表現をもつ文字。
m) 制御機能 (control function)データの記録,処理,伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で,一つ以上の
ビット組合せで表現するもの。
制御機能CONTROL SEQUENCE INTRODUCER(CSI,制御機能
n) 制御シーケンス (control sequence)
シーケンス開始)から始まるビット組合せの列。制御機能の符号化表現のために使う。
o) 制御文字 (controlcharacter) 一つのビット組合せだけで表現する制御機能。
p) 装置 (device) CCデータ要素の符号化情報を送信,受信又は送受信できる情報処理機械の一部分。
参考 通常の意味での入出力装置のほか,応用プログラム,ゲートウェイなどの場合もある。
q) 点 (cell)一つの区の中で,第2バイトによって区別される個々の符号又は図形文字。
r) バイト (byte) 一つの単位として操作するビット列。各ビットは,0又は1の値をもつ。
s) ビット組合せ (bit combination)文字表現に用いる1バイトの順序付けられたビットの集合。
――――― [JIS X 0213 pdf 7] ―――――
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t) 符号拡張 (code extension) 与えられた符号化文字集合に含まれていない文字の符号化のために用い
る手法。
u) 符号化文字集合 (coded character set),符号 (code)文字集合を定め,かつその集合内の文字とビット
組合せとを1対1に関係付ける,あいまいでない規則の集合。
参考 “符号化文字集合”と“符号”とは,交替可能な用語である。例えば,“7ビット符号化文字集
合”と“7ビット符号”とは,同じ意味である。
v) 符号表 (code table) 符号化文字集合の中の各ビット組合せに割り当てた文字を示す表。
w) 包摂 (unification)複数の字体を区別せずに,それらに同一の面区点位置を与えることをいう。
備考 図形文字は図形概念によるものであるので,異なる文字であっても図形概念として区別が困難
なものは,この規格では,字体の包摂に準じて同一面区点位置を与えることがある。
例 1面73区26点“藝”字の常用漢字体“芸”及び全く別起源の“芸”(ウン)字は,現在では図形
概念としての区別がわずかである“同形異字”とされており,これらは,図形文字としては区別
することができないので,この規格では,6.6.3.2の字体の包摂規準c)(連番82)を援用して,両
者を区別せずに1面23区61点の面区点位置一つを与える。
x) 面 (plane) 一つの94×94文字集合からなる2バイト符号化漢字集合。
y) 面区点位置 (code-point) ある面のある区の点。面区点番号によって参照できる。
z) 文字 (character)データの構成,制御又は表現に用いる構成単位の集合の要素。
図形を表示しているか,又は表示できる表示面上の部分。
aa) 文字位置 (character position)
ab) 利用者 (user) 装置が提供するサービスを使う人又はそれに代わるもの。
参考1. “装置”が符号変換機能又はゲートウェイ機能の場合,“利用者”は,応用プログラムのよう
なものであってよい。
2. 利用者が用意するか又は利用者に提供される文字は,3.3を満足するものであれば装置固有の
符号化形式又は通常と異なる表示形式であってよい。
符号化文字集合の一つ以上のビット組合せによって表現される,規定され
ac) レパートリ (repertoire)
た文字の集合。
5. 表記法,符号表,及び名前
5.1 表記法
5.1.1 7ビツト符号化文字集合の記法
7ビット符号化文字集合のビットは,b7,b6,b5,b4,b3,b2及び
b1で識別する。ここで,b7は最上位ビット又は最も重いビットとし,b1は最下位ビット又は最も軽いビッ
トとする。ビット組合せは,各ビットに図1に示す重みを与えた2進記法による,0127の整数と解釈し
てよい。
この規格では,7ビット符号化文字集合のビット組合せをx/yの形で表記する。ここで,xは07の整
数とし,yは015の整数とするx/yの形の記法とビットb7b1からなるビット組合せとの対応は,次の
とおりとする。
a) はb7,b6及びb5によって表現される整数とする。ここでこれらのビットは,それぞれ重み4,2及
び1をもつ。
b) はb4,b3,b2及びb1によって表現される整数とする。ここでこれらのビットは,それぞれ重み8,4,
2及び1をもつ。
x/yの形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,xは列番号を表
――――― [JIS X 0213 pdf 8] ―――――
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し,yは行番号を表す(5.2.1参照)。
ビット b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1
重み 64 32 16 8 4 2 1
図1 7ビット符号化文字集合におけるビットの重み
5.1.2 8ビット符号化文字集合の記法
8ビット符号化文字集合のビットは,b8,b7,b6,b5,b4,b3,b2
及びb1で識別する。ここで,b8は最上位ビット又は最も重いビットとし,b1は最下位ビット又は最も軽い
ビットとする。ビット組合せは,各ビットに図2に示す重みを与えた2進記法による,0255の整数と解
釈してよい。
ビット b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1
重み 128 64 32 16 8 4 2 1
図2 8ビット符号化文字集合におけるビットの重み
b) はb4,b3,b2及びb1によって表現される整数とする。ここでこれらのビットは,それぞれ重み8,4,
2及び1をもつ。
x/yの形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,xは列番号を表
し,yは行番号を表す(5.2.2参照)。
5.1.3 2バイト符号化文字集合の面区点番号及び16進表記
5.1.3.1 面区点番号 符号表での符号位置は,面区点番号で示す。面の番号mは12,区の番号kは1
94,点の番号tは194とし,これをm面k区t点,又はmとkとtとをハイフンでつないでm-k-tの
形で表記する。区の番号及び点の番号194と列番号/行番号の2/17/14とが対応するか又は区の番号
及び点の番号194と列番号/行番号10/115/14とが対応するかのいずれかとする(5.2.3参照)。
5.1.3.2 16進表記 2バイト符号化文字集合の各符号位置は,第1バイトを上位バイト,第2バイトを下
位バイトとし,4けたの16進表記で表す。各バイトの値は,16進表記で第1バイト及び第2バイトとも
217Eか又は第1バイト及び第2バイトともA1FEのいずれかとする(5.2.3参照)。
5.2 符号表
5.2.1 7ビット符号表の構造
7ビット符号表は,8列16行に並べた128個の位置からなる。列には07,
行には015の番号を与える。7ビット符号表の位置は,7ビット符号化文字集合のビット組合せと1対1
の対応関係をもつ。7ビット符号表の位置は,x/yの記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。
5.2.2 8ビツト符号表の構造
8ビット符号表は,16列16行に並べた256個の位置からなる。列には0
15,行には015の番号を与える。8ビット符号表の位置は,8ビット符号化文字集合のビット組合せと
1対1の対応関係をもつ。8ビット符号表の位置は,x/yの記法で表し,対応するビット組合せと同じもの
とする。
5.2.3 2バイト符号表の構造
2バイト符号表は,94列94行に並べた8 836個の位置からなる。行及び列
には,それぞれ区及び点が対応し,それぞれ区の番号及び点の番号を与える。2バイト符号表の位置は,
16進表記で表す。7ビット符号の場合のビット組合せは,対応するビット組合せと同じとする。8ビット
符号の場合のビット組合せは,第1バイトと第2バイトとの両方のb8をともに0又は1としたビット組合
せと対応する。
――――― [JIS X 0213 pdf 9] ―――――
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X 0213 : 2000
5.3 名前
この規格では,規定するすべての文字に対して名前を割り当てる。さらに,文字SPACE(ス
ペース)及び文字DELETE(抹消)に対する略号を規定する。文字の名前の表記には,ラテン大文字 (A
Z),スペース及びハイフンだけを使用する。略号には,ラテン大文字だけを使用する。図形文字を示す
ために付けられた名前は,文字の慣習的な意味を反映するようにしている。ただし,漢字の名前は,CJK
UNIFIED IDEOGRAPH-XXXX又はCJK COMPATIBILITY IDEOGRAPH-XXXXと表す。
備考1. XXXXはJIS X 0221の16進表記の2オクテット符号化表現とする。ただし,この規格には,
JIS X 0221に含まれていない文字も含まれている。これらの文字の名前及び2オクテット符号
化表現は,[NAME] 及び (XXXX) と括弧でくくって表し,参考とする。
2. この規格における文字の解釈は,JIS X 0221のそれと必ずしも同一ではない。この規格は,
図形文字の意味及び用途を定義しないし,制限もしない。
6. 符号化文字集合の構成
6.1 符号化文字集合の構造
6.1.1 7ビット符号化文字集合の構造
7ビット符号化文字集合の構造は,図3に示すとおりとし,次の
領域からなる。
a) 列0及び列1に配置される32個の制御文字の領域(以下,CL領域と呼ぶ。)
b) 文字SPACE(スペース)を配置するビット組合せ2/0
c) 94個又は(94×94である)2バイトの8 836個の図形文字を配置する、ビット組合せ2/17/14の領
域(以下,GL領域と呼ぶ。)
d) 文字DELETE(抹消)を配置するビット組合せ7/15
図3 7ビット符号化文字集合の構造 図4 8ビット符号化文字集合の構造
6.1.2 8ビット符号化文字集合の構造
8ビット符号化文字集合の構造は,図4に示すとおりとし,次の領域からなる。a) 列0及び列1に配置される32個の制御文字の領域(以下,CL領域と呼ぶ。)
――――― [JIS X 0213 pdf 10] ―――――
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JIS X 0213:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 0213:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0208:1997
- 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合
- JISX0211:1994
- 符号化文字集合用制御機能
- JISX0212:1990
- 情報交換用漢字符号―補助漢字
- JISX0221:1995
- 国際符号化文字集合(UCS) ― 第1部 体系及び基本多言語面
- JISX0221:2014
- 国際符号化文字集合(UCS)
- JISX0221:2020
- 国際符号化文字集合(UCS)